ボディキャップレンズ BCL-1580集中使用期間のメモ
1月の中旬に新しいレンズを買いました。OLYMPUSのBCL-1580というレンズで、さながら「写真が撮れるボディキャップ」といったコンパクトさです。
ご覧の通り、本物のボディキャップとほとんど変わらぬサイズ。
今これがとにかく安くて、なんと値段は新品で3000円を切っています。この値段なら遊びで買ってもいいじゃないですか。それに35mm判換算で焦点距離30mm、絞りがF8固定というスペックも写ルンですのようで愛くるしい。
まわりで使っている人も見かけないし、これは自分が試すしかないと思い購入しました。ここしばらくBCL-1580とGH5のセットを集中的に使ってきたので今日はそのメモと写真です。
Scene1.朝の光をカラーで
まずは朝の光の下での写真。しばらく続いた雨が撮影前にあがり、街のあちこちで光が反射しています。
レンズの逆光耐性と解像力の低さゆえでしょうか、そのキラキラが強調されているように感じます。ゆるいし、どこか懐かしい雰囲気です。
ピント合わせをせずパンフォーカスで撮っていくのも写ルンですライクでグッド(ボディがGH5だからコンパクトではないんですが...)
最短の30cmはあんまり使いませんでした。
ゆるいです。
絞りもズームもないので本当にただ撮るだけ。
Scene2.昼下がり
午後です...と言っても特に使い方が変わることがないですね。この日は子供と一緒に散歩したので人がいる場合の写真として見ていただければです。
と言いつつやっぱりすみません、人がいようがいまいが変わりませんでした。とにかくカメラを構えてシャッターを切るのみです。
一応こんなことも試してみるんですが、これなら他にもっとやりやすいレンズがありますもんね。ボケはするけどかなり控えめ。m4/3のF8ですし。
というわけでひたすらスナップです。
Scene3.トワイライト
そして夕方。鳥たちもそろそろ家に帰ろうとしています。
F8固定のレンズでもデジカメなら問題なく手持ちで撮れてしまいます。一応ボディ側の手ブレ補正は入れました。そうすると電源を入れるたびに焦点距離を確認されます。電子接点がないとこういうことになるんですね。
ちょうど今月、長女が使っていた自転車に補助輪を戻して次女が受け継ぎました。それもあって最近は次女の自転車にずっと付き合っています。
桜の木の下のモノクロ。枝を見ると周辺部分のゆるさがわかりますね。春はここで良い写真が撮れそうだなぁ。
たまには気楽なレンズもいい
というわけでBCL-1580集中使用期間のメモでした。
まとめるとパンフォーカスの気楽さとコンパクトさで撮影を楽しくしてくれる。それがこのレンズですね。
もちろんこれ1本でなんでもやるというレンズではないですし、スペックも個性的なのでじっくり使い続けるという人も少ないでしょう。
でもまぁ飽きたら飽きたで本当にボディキャップとして使っちゃってもいいですよね。万が一メインのレンズにトラブルがあったらこれで撮る、みたいな。
初めて行く場所や気合の入った撮影より、日々の散歩道を気楽に写すとかが良さそうです。まさに写ルンです感覚。
あとはレンズの薄さゆえ、ボディもコンパクトなものを試したくなってしまいますね。GH5でも十分楽しいんですがLUMIXならGXやGFシリーズあたりと合わせるとお互いの良さがもっと引き立ちそう。
このレンズのためにm4/3のコンパクト機を買おうかなとも思うんですが、そうするとうちではGR IIIとジャンルが被って難しい。操作性やレンズ部のフラットさも含めたスナップシューターとしてのGRの完成度はやっぱり高いし何よりあっちはAPS-Cです。わざわざそれより少し大きいボディのm4/3機を使う必要もないしなぁ。
だからもともとm4/3を使ってる人が遊びで買ってゆるく楽しむとか、そういう使い方が良いのでしょうね。なんたって3000円ですもんね。むしろ3000円でこれだけ撮れればすごいし、ボケやAFがないぶん自分でいろいろやるしかないのも癒しですよ。