12月の湿地帯ビオトープ:植物の定着と生き残り
先月改修したビオトープ、新たに追加したミゾソバとセリが無事根付きました。
紅葉していたミソハギを切ったので全体はボリュームダウンしてはいますが、新しい植物は元気です。セリなんかは葉の形もかわいらしいし、この浅瀬をまだまだメダカも泳ぎまわっているので目にも美しい水景となりました。
で、この秋からは枯葉なんかを積極的に除去しています。以前はあえて落ち葉を足していたこともあったのですが、管理4年目となると何もしなくても富栄養化していくでしょうから、余計なモノは人の手でどんどん整理していった方が好ましい環境になるんじゃないかと思うわけです。
元気のない葉を適度に間引くことで日が入り、新しい芽生えにつながったりもしてきます(上の写真の真ん中あたりにも極小の双葉があります)
こうして整理を進めるなかで、「お前、どうしてここに…!?」という出会いもありました。
ミゾソバの葉の下に緑の小さな緑。少し近づいて見ると…
オオカナダモでした。先日のビオトープ改修ですべて除去したつもりでしたが、生き残りがいたか、根が残っていたのか。まさに外来種問題の難しさって感じではあるのですが、これはこれでうれしい気持ちもあるんです。直径50cmの小さな水連鉢の中でこうして植物たちが必死に生きようとしている姿を見ることができて。
これが自然環境であれば駆除すべきかもしれませんが、うちのビオトープでは少し様子を見てみることにします。拡がりすぎるようならまた切ってしまえばいいですし。
こうした植物たちの移ろいをつぶさに観察できることが自宅ビオトープの楽しさのひとつですね。次はここでどんな報告ができるでしょう。毎年少しずつ変わるビオトープの姿を一緒に楽しんでくれたらうれしいです。
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