【スナップ】田舎の距離感を舐めていた
この夏、奥さんの実家周辺を車で移動しているときのこと。
車窓の景色がとても良くて、ここでスナップをしたら楽しいだろうなぁと、ワクワクする場所がたくさんありました。
たまにしか来れない土地だし、せっかくなので買い物帰りに車を降りて歩かせてもらうことにした。
「本気で言ってるの...?」と笑う親戚を尻目にスナップ開始。時刻はまさに夕暮れ時。このタイミングを逃す手はないと、カメラを持って別れた。
予想通り、歩き始めると大好物な景色がたくさん。
水田と送電塔。これほどダイナミックな景色は東京じゃなかなか出会えない。そしてGR IIIの解像感。遠くの電線とそこ止まる鳥まで写ってます。
朽ちた感じが素晴らしい何か。
と、最初は楽しかったのですが30分くらい歩くと様子が変わってきた。僕は明らかに田舎のスケールを見誤っていた。
シャッターごとの間隔と歩行距離がアンバランスすぎる。初めは興奮していたこの道も延々続くと退屈になる。虫も出るし、広い歩道にさえクモの巣が張られている。人とすれ違うこともほとんどない。
車ではあっという間だった道も歩くと終わりが見えない。
まわりはどんどん暗くなってくる。ご覧の通り街灯も見当たらない。日没までに帰宅出来ないかもしれない。
そんな不安を抱えながらも、ハッとする景色に出会えばシャッターを切る。
遠くに見える夕日。いよいよ日没。
東の空が暗くなり始めたころにようやく帰宅。実際はもうちょっと暗かったのを編集で上げています。
結局歩いたのは1時間半くらい。車だと信号が少ないこともあり、車だとほんの数分のように感じていた距離なのに、だ。
これからは自転車を借りて撮ろうと決めた。
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