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ペンを寝かせておく
文具好きで、特に筆記具をたくさん持っている。
何か書く時、ついつい取っ替え引っ替え色々なペンで書いてしまいがち。
それでも、全然使っていないペンが山のようにある。
そんな、使ってない、しばらく放置というか、ひっそりと保管されたペンに脚光を浴びさせるべく、たまに使ってみることがある。
久々に書いてみて「イイじゃん!」と再認識することも。
再びメインとして使い始める場合もあったり。
この、放置~保管の状態を「寝かせておく」と呼ぶ。
寝かせておくことの効果
購入してすぐに試し書き程度に書いてみて、
「こんな感じなのね」
という感触だけ確かめて使わなくなる。
そういうペンが圧倒的に多い。
で、そのままひっそりと放置、いや、寝かしておいたペンを、しばらくしてから使ってみると、新たな気持ちで書ける。
寝かせてる間に、インクとペン先端のボールの馴染みが良くなることもあり、書き味が変化してたりもする。
「こんなに書きやすかったっけ?」
そう思えるペンは寝かせた意味がある。
ワインセラーみたいに厳格な温度管理とかそういうことではなく、単にペン立てか、引き出しの中に置いてあるだけ。
しかし、使ってない、持ってるペンは全て、
「使う日のために寝かせている」
こう考えると、お宝が眠っているようで楽しい。
最近寝かせて良かったペン
見出しの画像が最近、
眠りから覚めたペン達。
・ジェットストリームリフィルなLAMY safari
つい先日、出たばかりなジェットストリームリフィルのsafari。
購入日にブログで紹介するために書いてみただけで、すぐ放置。
元々、ジェットストリームが得意ではなかったのと、最近は新しく出たライトタッチインクのタイプの方が書きやすく、とりあえず買ってみただけになっていた。
寝かせてから使うと、
「おやおや、どうした!?」
と、ビックリする程書きやすく生まれ変わっている。
特にロディアのノートの紙質との相性が抜群。
・ぺんてるフローチューン 0.5mm 青
鬼のように濃く書ける油性ボールペンなフローチューン。
元々、素晴らしい書き味なのは分かっていた。
しかし、抜けないにしても裏写りが凄いので寝かせておいた。
久々の書き味が、やっぱりとても滑らかで良く、
書きたいと思わせてくれる。
これは、寝かせたからというよりも、久々も良かったパターン。
・ユニボール ワン F 0.38mm 日和
濃くハッキリ書けるユニボール ワンの先端が金属タイプなF。
限定な軸カラーである日和。
ユニボール ワンシリーズは現在もよく使っているが、0.5mmばかりだったので、久々に極細な0.38mmも使ってみよう、と。
細くても、とても滑らかで、低重心なのが心地良い。
寝かせてたことで、インクフローも良くなっていて、またこれで書きたいと思わせてくれる、なかなかの収穫。
・ボールサインiD Plus ペンシルブラック
サクラクレパスのゲルインキボールペンであるボールサインiDの先端が金属なPlusの白い外観で限定カラーなペンシルブラック。
このシリーズは、アホみたいに書きやすくて好きなんだが、0.5mmでもかなり細めな線幅になるので寝かせることが多くなっている。
ペンシルブラックは、黒に若干グレーが混じったような、何とも言えない色具合が、久々に書いてみて、抜群に良い。
さっきの0.38mmなユニボール ワンと一緒に書いてみたのもあり、線幅の細さも寝かせる前ほど気にならなくなってる。
再読みたいなものかな
てな感じで、寝かせたペンを再び使ってみて良かったもの。
インクとボールの絡みが良くなってインクフローが改善されたりする場合もあったり、特に変わってなかったり、色々ある。
それよりも、寝かせておいたので、しばらく使ってなかった訳で、久々に使う新鮮さという、気持ちの面が大きい。
読書でも久々に読むと新たな発見があったりする、あんな心情に近いかも。