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ライヴ盤が好きではないが例外もある

音楽好きでCDとかアナログ盤もいっぱい持ってる。

最近は毎日サブスクで聴いていたり。

ライヴも昔はよく行ってたが、耳鳴りの悪化と共に大音量が難しく、行かなくなってしまった。

その影響というよりも、昔から、ライヴ盤があまり好きではない。

音源としてきっちり作り込まれた作品に惹かれるというのもある。

大好きでよく知ってるアーティストのライヴ盤であれば、聴くこともあるが、どんなアレンジになっているかが知りたいのであって、セットリストを楽しむ感じでは無かったり。

一方的に盛り上がっているのを聞かされている感じに馴染めなかったり。

その場で盛り上がっているなら良いけれど、音源としては演奏に被って邪魔に感じることも。

ライヴ音源としてなら、映像付きの動画の方が観て楽しめるので良い。

そんな、ほとんど聴かないライヴ盤であるが、例外もある。

Antonio Loureiro - In Tokyo

大好きなブラジルのミュージシャンであるアントニオ・ロウレイロの東京でのライヴ盤で名前もまんまな「In Tokyo」。

先ほどの好きなアーティストのライヴ盤にあたるタイプではあるけれど、これに関してはちょいと好きな理由が違う。

このライヴ盤が録音された会場に居て観てたから

「好き+会場に居た」、こうなると、それは思い出の詰まった音源。

盤自体が、思い出とリンクする曲というか音源になっている。

以前書いた通りに、たまーにしか聴かないが、聴けば、会場の雰囲気や演奏している様子をありありと思い出せる、自分にとってプレゼントみたいなライヴ盤。

他にも観に行ったものが音源化されてるライヴ盤があったりするものの、このアントニオ・ロウレイロが最高で、強烈に思い出とリンクしている。

Jimmy Cliff - In Concert

ジャマイカのレゲエなレジェンド、ジミー・クリフのライヴ盤。

ジミー・クリフも大好きなシンガーではあるけれど、好きな人のライヴ盤だからというよりも、これがジミー・クリフに初めて触れた音源。

元々、レゲエの源流なスカが大好きで、よりテンポの遅いレゲエが苦手だったのを、好きに変えてくれた盤。

まずライヴ盤を聴いて、その後、スタジオレコーディングな音源を聴いていったたって流れ。

滅茶苦茶オーディエンスの声援が入ってたりして盛り上がってる作品なのに、疎外感も無く、それ以上にライヴ用の楽曲アレンジがレコーディング音源より遥かに素晴らしい。

ホーンセクションの重厚さだったり、何よりジミー・クリフの歌声が良く、とても上手いことに感心しきり。

ライヴ盤な作品の中でも普通のアルバム並、それ以上によく聴いた作品。

当然、彼主演の映画「The Harder They Come」も何度も観たし大好き。

聴かず嫌いもあるかも知れない

思い返してみると、ライヴ盤が好きではないのは、スタジオレコーディングの方が好きということもあるが、あまり聴いてないこともあるのかも。

ジミー・クリフみたいに、ライヴ盤のアレンジの方が素晴らしい作品はたくさんあるだろうし。

まあ、歳も重ねたし、耳鳴り持ちなのもあるので、クリアな音でキレイに聴けるライヴじゃない作品を、じっくり、ゆっくり、小さな音で聴くのが適している。

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