非日常をレンタルする- 「Rentio」
今回は、家電お試しサービス「Rentio」について書きます。私は電化製品が好きなのですが物を増やしたくなく、買うのを躊躇しがちでした。でもここ2週間、このレンタルサービスのおかげでご機嫌に過ごせています。
1.Rentioとは?
以下ウェブページには「レンティオは、厳選された2,975種類の最新製品を買わずに使える家電お試しサービス」と紹介されています。そしてミッションとして「新しい消費行動を作る」そして「不要な『所有』を減らし、価値ある『体験』を増やす」掲げていらっしゃいます。
そう、新しい物は新しい体験をもたらしてくれるのですよね。必須なものは持っているので、それ以上に何かを欲しい時は気分なり雰囲気を変えてくれる新しい「何か」を求める自分がいる気がします。
私は仕事が忙しくなると電化製品が欲しくなるのですが、それはある意味今の生活の満足していない部分を、何かで補いたくなるからだと思っています。使わないものが増えるとストレスが増えるので何回も考えて調べて買うようにしていましたが、レンタルだとより気軽に試せます。
2.レンタルしたきっかけ
きっかけは急に寒くなったのでヒーターをレンタルしたことです。電化製品は値段や性能を重視しますが、「使ってみないと分からない」というところが一番ネックだと思っています。
昨年、1年以上欲しかったブレンダーを思い切って買いました。ブレンダーはまあまあ使っているので良いのですが、少し欲張ってセットで買ったフードプロセッサーを全く使っていないのでした。結構なスペースをとるフードプロセッサーを見るたびに、何とも言えない罪悪感がこみ上げます。何であの時、数ヵ月に1度しか食べないハンバーグをフードプロセッサーで手軽に作れることが素晴らしいことのように思ったんだろう、と不思議に思ったり。調べ過ぎて妄想が膨らんだのでしょうね・・。
というわけで、「買う」ことに慎重になっていたのですが、ものすごく寒い日に手軽な価格のヒーターをレンタルしたのでした。受け取りは簡単、製品は綺麗でしたし、返却も手間がなさそうで好印象でした。
ヒーターの感想としては、局所的には温かくなるものの、全体は温まりにくく、少し独特の匂いがする、というもの。でもネガティブな部分を見つける度に「あーレンタルで良かったー!」と嬉しくなりました。完璧な製品はないとは知りつつ、悪い面を買う前に知るのと買った後に知るのでは、精神的な影響が違う気がします。
3ヵ月目以降から返却可能ですが、寒さが和らぐ来年3月(5ヵ月目)くらいに返却予定です。レンタル価格はどうしても割高になるので、7ヵ月くらいレンタルすると買うのと同じ値段になるのですが、それは仕方がないかなと思っています。暑い夏の間に使わないヒーターが場所をとらないだけストレスが減りますし、来年寒い時期に新しい製品を試したり出来るかもと楽しみです。
3.その他レンタルしたもの
何気なくサイトを見ていたら、借りられる家電の種類がたくさんあることに気づきました。そして、追加で2点レンタルしました。
1点は、某高級ヘアードライヤー。ストレスの高い残業を終えた夜、ご褒美が欲しいと思い、レンタルボタンをクリックしてしまいました・・・。2週間のレンタル代が数円千と高いのですが、温度や温風をこまめに変えられるのですごく快適・・・。乾かす時間がそれほど短縮しなかったのと、私には高すぎる値段なので購入はしませんが、すごく楽しいです・・・。
もう1点はトースターです。グルテンフリー生活に入って、米粉のクッキーやパンを焼くことが増えたのですが、フライパンや魚焼きグリルではうまくいかないことがありました。そのためオーブンほど高性能でなくても良いので、代わりになりお値段も手ごろなトースターを欲しかったのです。温度調整が出来る製品を調べていたのですが、焼き具合がどうかは結局使ってみないと分からないし、場所もとるので迷っていました。
レンタルしたトースターは1ヵ月数百円。米粉マフィンを焼いたら、理想的にふわっふわに焼けてとても嬉しかったです。米粉パンはレシピに書いてあったオーブンと同じ焼き時間に固めになってしまったので、微調整が必要と分かりました。
4.レンタル製品による気分の高揚
役に立つ部分ももちろんあるのですが、一番楽しかったのは、製品を初めて使う時でした。予想外にテンションが上がり、ドライヤーが届いた時なんて「やばーい!箱から高級~超楽しい~」、そしてすぐに電源を入れてみて「だっはっはっは!何この風、めっちゃやわらかい~楽しい~すごーい!」とものすごく楽しかったです。
某高級ドライヤーの返却は来週ですが、他の高級ドライヤーを試してみたい自分がいます・・。今のドライヤーが乾きにくく、寒い時期には少し不満が出るのです。迷っていますが、次にレンタルするものを見る時間も楽しいので、しばらくは非日常を楽しむ、エンターテインメントとしてのレンタルを取り入れるのもありかなーと思ったりしています。