クロスワードが教えてくれる「行動すれば、道が開けるということ」
車が故障すると助けにきてくれる、ありがたいJAF(ジャフ)が毎月発行している「JAFMate」(ジャフメイト)という広報誌がある。いつも透明なビニールに包まれて届くのだが、真っ先に見るページが「賞金クロス」。
私の場合、賞金が当たっているかを見るためではなく、クロスワードをするために、そのページを開くのである。そもそも賞金の応募はしない。ただただJAFMATEのクロスワードが好きで、毎月欠かさず取り組んでいる。
とにかく届いた瞬間にクロスワードをやる。全部の問題に必ず答える。空欄は残さない。アルファベットが書いてある欄の文字を組み合わせてできる言葉まで全部回答する。
クロスワードをやったことのある人なら分かると思うが、問題の中には、全く答えが分からない難問もある。難問があっても、一向に気にしない。難問があるからと言って、クロスワードをやめようとも思わない。
それは、なぜかというと、クロスワードには何かしらのヒントがあり、答えがひらめくようになっているから。
例えば、タテとヨコの問題。同じ番号から始まる空欄でも答えをタテに書くのとヨコに書く問題がそれぞれある。よって、タテで分からなければヨコの問題で勝負する。
それでも出だしの文字が分からなければ、空欄の数を数える。空欄が3つだったら3文字の言葉。3文字か…。まだ分らない。
それでも分からなければ、その空欄にある別の番号の問題の答えを探る。3文字の内、真ん中の文字が分かった。それをヒントにもう一度、タテとヨコのヒントを考える。
そうやって、何かしら手がかりを探せば、答えが出てくる仕組みになっているのである。
クロスワードをやっていて思ったのは、仕事や生活上での問題に対しても、何か手がかりがないか探る姿勢で取り組めば、ヒントがヒントを呼び、問題が解決する方向に進むのではないかと思った。
ある問題に対して、インターネットで検索する。その問題に関して詳しい人の名前が出てきた。その人は何か本を出していないだろうか。電話して聞くことはできないだろうか。メールで問い合わせは可能かなど。
あきらめる前にできることはある。タテの視点でだめならヨコの視点で考える。点と点をつなげて考える。行動すれば、道が開ける。クロスワードで、あきらめない姿勢を鍛えてもらっているといえば、おおげさか。
明日も仕事。ひらめくまでヒントを探し続けよう。
(ただ車の故障だけは自分で手がかりを探さず、JAFに助けてもらおう。)
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