感謝して捨てる「感捨」(かんしゃ)で、もう一段階、モノを減らせる
1.「感捨」とは
「感捨」は、「感謝」の「感」と「捨てる」の「捨」を組み合わせて「かんしゃ」と読む。「感謝して捨てる」こと。
この言葉をタイトルにした「『感捨』のススメ」というkindle本を出したのが、「さわもと ひでのぶ」さん。それがこちら。
takewoodyさんは、その本を分かりやすくまとめ、5段階のうち4の面白さがあると紹介している。実は、この本の存在もtakewoodyさんの記事から知ることになった。それがこちら。
モノに感謝して捨てることで、捨て方が加速する。この「感捨」を深掘りしていく。
2.「感捨」をすると捨てやすい
私の視点から「感捨」を勧めるのは、今まで捨てられなかったものが捨てられるようになるから。
以前も書いたが、こんまりさんの「人生がときめく片づけの魔法」を読んで、こんまりさんは、モノとお別れするときにかける言葉を紹介している。それがこちら。
これらの言葉から分析すると、❶は買ったときにときめいたけど、そのあと使ってないもの。❷も買ったときは自分に合うと思っていたけど、そのうち自分に合わないことが分かり着ていない服であることが分かる。
それらのモノに対して、「出会い」と「自分の好みの明確化への貢献」に感謝し捨てるのである。つまり、まだ使えるけど、それまでのことに感謝して捨てる。逆に感謝しないと捨てにくい。「感捨」して、お別れする。
3.ゴミ箱を「ありがとうボックス」にすると捨てやすい
また、これも記事にしたのだが、ゴミ箱を「ありがとうボックス」あるいは「感謝箱」(「感捨箱」でもよい)にすると、がぜん捨てやすくなる。2つの例を紹介する。
ゴミ箱を感謝して捨てる「ありがとうボックス」に変えれば、ゴミではないけど捨てられなかったものを捨てられるようになる。これも「感捨」。
4.「感捨」の前に「感写」するとさらに捨てやすい
次に、私が考えた「感写」も「カンシャ」と呼ぶのだが、感謝して捨てる前に、スマホなどで写真を撮ってから感謝して捨てるとさらに捨てやすい。
いわば、モノとの「記念写真」。確かに買うときにときめいた。その出会いに感謝し、写真に収める。
思い出の絵なども、色あせる前に、ホコリがかかる前に、一番きれいな状態の時に写真に撮り「感写」し、「感捨」する。その方が、絵も喜ぶ。デジタルにすれば、スマホでいつでも見ることができる。長期保存できる。
もちろん思い出のモノは、無理に捨てなくてもよいが、一番キレイな時の写真をデジタルで残しておくとよい。
5.まとめ
「感捨」を考えた、かわもとひでのぶさん、そしてその本を紹介してくれたtakewoodyさんに感謝し、この記事を書いた。
一般的なことを言うが、日本人は「もったいない」という気持ちがあり、使えるものを捨てるのに罪悪感があると思う。それをかき消してくれる、いや消えなくても小さくしてくれるのが、感謝して捨てる「感捨」である。
いつまでも「もったいない」でモノをため続けるわけにはいかない。「感写」し、三次元を二次元に変換するだけでも、空間が片づけばよしとする。
片づけをモノに「感捨」する時間にし、片づけをもう一段階進めたい。