【中国日誌】23日目 21.9.10 隔離解除
天候は曇り時々土砂降り。隔離解除初日の朝は希望で満ちていた。心身ともに調子は良く文句のつけようもない状態である。
隔離解除
朝の最低限の日課を済ませ、出社準備もバタバタしながら済ませて、7時より5分前に待ち合わせの1階へと向かった。待ち合わせ場所には日本人の同じ会社の人がすでに来ていたので挨拶を済ませて車に乗り込んだ。覚えていないが体感では30分前後くらいの車の移動時間である。車の中では会社の補助の家賃の上限について聞いた。多分1万元が上限と言っていたので17万円くらいの部屋に住めるということである。交渉次第では家賃の中に水道光熱費を盛り込むことができるようである。そうなればハッピーである。それ以外にもいろいろ聞いた気がするが、内容は忘れてしまった・・。おそらくこの日記を書いている現在は睡眠不足のせいだからではないだろうか。
到着
その後、会社の事務所があるビルの地下に到着し、車を降りてエレベーターへと乗り込んだ。恐らくB3(B2かも)から13B階へと上がったと思う。エレベーターの中は恐ろしく生ごみ臭く、今もその臭いが鼻の奥にこびり付いている。トラウマになるレベルであった。一緒に出社した人が言うにはいつもは臭くないというので一先ず安心である。
初出社
事務所についてカギを開け、中に入った。12人の従業員で部屋はせまいと事前に聞かされていたので、中に入った時の事務所の広さをみても驚きはなかった。イメージよりも整頓されていて清潔な印象である。トイレの場所、コーヒー淹れ、など事務所内の説明を一通り受けて、まだお客さんということで会議室の中で過ごすこととなった。多分、いろいろ話を聞いていると、隔離解除とはいえ、隔離3週間後にもコロナ発症者がいるため、現地の人も警戒しているようである。そのため、マスクは絶対に着けるように言われている。こういう背景を踏まえると私が会議室の中で仕事することになったのはなるべく濃厚接触にならないようにするためであると憶測している。なので、この日は不必要に会議室から出ないようにした。
説明
会議室の中でざっくりと、いろいろ説明を受けて、何となく輪郭程度の理解が得られたところで説明が終わった。肉付けは必要に応じてしていこうと思う。その後、簡単ではあるが事務所のメンバーと自己紹介を済ませた。出社の際に同伴した人以外は皆、日本語ができるので日本語で自己紹介した。中国語ですればよかったと今では少し後悔しているが、最初からハードル上げるのもよくないので、まあいっか精神で後悔の念を抑え込んだ。一応、中国にいる間に中国語を覚えて帰ると宣言したので、いったんはそれでいいと思う。挨拶後、9:30に会社を出て中国の携帯を購入しに行き、午後に住む部屋の下見をしましょうと、簡単なスケジュール確認をした。出発までの間に、適当に隔離関連の資料を読み、何か見落としがないか確認した。隔離解除にはなったが1週間観察期間であり、その最終日にPCR検査が必要であるようだ。一応、私の担当をしてくれている中国の左さんという方に聞いたら、上海へ行ったときに、上海人事の徐さんという方が対応してくれるようである。上海へ行くのはZビザ取得のためである。今はMビザしかないのでMax3か月しか中国に滞在できない。私はおそらく3年は中国勤務なのでZビザが必要というわけである。
中国携帯購入
そしてようやく、会社を出発して、まずは携帯電話を買いに行った。メーカーはファーウェイがいいという話をしたので、専門店があるショッピングモールへと向かった。車の中では左さんと、いろいろ中国語について聞いたり、とりとめのない話をしたような気がする。ちなみに女性で同じ年だそうだ。指輪をしていたので結婚している。他の人の情報からすると子どもは多分いない。新天地というショッピングモールだと思うが、その地下の駐車場へ車を止め、地下からエレベーターに乗って1階のファーウェイの携帯ショップを目指した。携帯ショップに到着し、いろいろ説明を受けてどれにするか考えた。少なくともこのショップにはたいして在庫が内容で、選択肢も2択程度しかなかった。会社の予算は3000元なので、選択肢も限られてくるというわけで在庫がないとなると、駄目である。その途中で隣にも違うメーカーのショップがあったのでそこでいろいろ観たが、ファーウェイショップのほうがよかったので戻って、新機種でスペックも高いと言われたそのスマホにすることに決めた。そして手続きにはいり事務的な説明を受けた際に、どうもその機種はファーウェイショップでは修理等はやっていないようである。その説明を受けた左さんはこれはあまりよくないと言って、考えこんだ。そしたら、ほかの場所にも2020年までファーウェイの子会社であったHONORの店舗があったので、情報が多い方がいいということで見に行くことにした。そしたら2999元でさっき買おうとしてたものよりスペックの良いものがあった。さらにHONORはファーウェイショップで修理もできるので、それを買うことにした。完璧である。ショップの店員に現金でお金を渡して会計した。お店員は小銭は持っていないため、お釣りは後に支付宝というアプリで左さん経由で送金されることとなる。
電話開通
携帯が購入でき、次は電話番号を取得する手続きに移った。同じショッピングモール内の中国移动という電話通信会社へと向かった。そこで話をするとパスポートでは取得はできないようなので、別のところに行く必要が出てきた。ということで、場所を変え会社近くの中国移动へ行き手続きをした。ここの手続きは待ち時間及び、手続きに1時間以上時間がかかった。少し疲れたわけである。通信プランを決めていたわけであるが、会社の上限は月300元であったので、月通信量100GBの168元にしようかと話していた、通話は120分で48元くらいのにしようとした。すると店員に100GBは絶対にいらない、もっと低い方がいいとアドバイスを受けた。家族プランの中にリーズナブルな組み合わせがあると言われたので、そちらを進められた。初めは通信量30GBにした。しかし、店員がサービスがつくと40GBは70%の値段になり30GBと3元程度の違いしかなくなると言われたので、それなら40GBにしましょうといった。そして手続きを進めるとなんか10GB上乗せされるということになったので月50GBになったのであった。 通話時間は500分もある。無駄に多い。プランをよくよく精査したら、通信量60GB国内通話60分で168元と同じ金額となった。何となく、負けた気がする。通話なんてWeChatでするからあまり使わないよね・・500分も!でも、万が一、トラブルになったらと思うとまあ、保険料としてありかもしれない。
部屋決め
そしていったん事務所に戻って、お昼休憩を取り、13:40に部屋の下見に行った。場所は今住んでいるホテルの別の部屋である。23階、16階、11階の部屋を見た。断然16階であった。本棚も備え付けられていて広さも十分にあった。もう、ひとめぼれである。ここに決めた。ベットは2つあったので一つは要らないといった。あとは姿見が欲しいな、などあるが、また落ち着いたときに要望を出すことにする。左さんには本当にこの日はお世話になった。感謝したい。また、この時間ぐらいからお腹が減ってきて手が震え始めた。
会話
部屋は簡単に決まり、事務所に戻って何やら手続きやサインを済ませ、18時事務所をでた。退社する前の40分間は日本おたくの楊さんと話した。前からの知り合いである。年は楊さんが1つ上。おたくオーラ前回なので話しやすい。多分一生話していられると思うぐらい、会話の波長が合うのである。また今度休日にどっか行きましょうと約束したのであった。
帰宅
ホテルに戻ってホテルマネージャーの李さんに隔離関連の必要な書類「承諾書」を渡して部屋に戻った。承諾書は、むやみに外を出るな、とか、熱が出たら会社の人や病院に行けなどが書かれていた。部屋に戻って暗証番号を入力したわけであるがなかなか開かない。ホテルマネージャーの李さんに確認したら別の暗証番号に代わっていたらしく、少し時間を消費してしまった。
夜ごはん
その後、日本人の会社の人と夜ご飯を食べ、いろいろなことを教えてもらったのである。ご飯は日本居酒屋で食べた。先輩におごってもらった。ありがとうと言いたい。店員は普通に日本語で接客していた。味は違和感なく自然であった。場所は、ホテルから徒歩5分くらいの距離である。行きは雨が降っていた。帰りは雨が上がっていた。帰りに現金を使う練習をしようということで、ファミマでリポビタンを買った。多分、8元である。日本の単価135円とほとんど大差ない感じである。物価調査は大事なので、いろいろ店で情報収集しておこうと思う。
就寝
21時過ぎに部屋に戻り、お腹を下したのでトイレに何回かお世話になって眠りについた。一日いろいろなことがありすぎたので、なかなか眠りに着けなかった。恐らくようやく眠れたのは深夜0時くらいであったと思う。
VPN使用量
0.15GBであった。出社の日は、ほとんど使わない…。