世界一面白くてお金になる経済講座を読んで【読書記録】
今回は私の生活を良い方向へと変えるきっかけをくれたセカニチこと南祐貴さんの初著書の読書記録です。
iDeCo、つみたてNISA、情報発信を始めたのも南さんの発信がきっかけでした。それらをきっかけにどんどん世界が広がり、毎日より豊かに楽しく暮らせるようになりました。
ネット上でもお金に関する正しい知識について丁寧に解説はしてくれていますが、体系的にまとまった本書は本当に分かりやすく深い内容でした。また、グラフィックデザイナーのゆんさんのイラストがとても可愛くて分かりやすいので理解を助けてくれます。
約2年半著者の情報発信を見ている私にとっては、復習になった部分と今まで理解がイマイチだった部分の解消となりました。
この本を使ってお金の知識がほぼなく、投資未経験の弟にプレゼンをする予定です。そんな弟に特に伝えたい本の内容についてまとめました。
1.投資の大原則
◉余裕時間の範囲で投資する
◉時間分散して少額でコツコツ買う
◉一度買ったら20年は売らずに長期保有する
◉世界最強の投資家はS&P500
世界最強の投資方法ドルコスト平均法とは?
・長期(20-30年間)での買い方
・短期の上げ下げを気にせず一定期間で一定金額を買う手法
・その時の株価がいくらだとしてもコツコツと機械的に買う
知っておきたい投資のコツ
・長期的視点では株は必ず右肩上がり
・大暴落も長期的視点では一時的なただの凹み
・ドルコスト平均法での積立投資は、いつ始めても20年後の成果は同じ
S&P500(スタンダード・アンド•プアーズ•ファイブハンドレッド)とは?
世界No.1の経済国アメリカを代表する厳選された500社の指数。格付け機関であるS&P社が選定した500社。
何がすごいか?
・直近30年間の平均で「年利+8.9%」を記録
→指数が30年間で約13倍!(1.089の30乗=12.9倍)
世界最高レベル。
◉絶対にしてはいけない信用取引とは?
→証券会社から借金すること
2.投資をしないリスク(インフレリスク)
◉約80年前は現在の1/1000〜1/2000の物価
→1940年のおにぎり1つの価格ほ5銭(0.05円)
※1000円=約200万円の価値
もし、当時1000円の現金をタンスに入れたまま約80年経ったら、当時は2年分以上の食費にあてられたが、現在はランチ一回して終わり。
これが投資をしないリスク!
=物価上昇による損失(インフレリスク)
物価が将来5倍になったとしても、投資をしていれば金融資産も5倍になるからインフレリスクを避けることができる。
3.今後日本でお金の価値が下がるリスクが高いのはなぜか?
◉日銀が供給する資金の量(マネタリーベース)は増え続けている
→直近10年で5倍以上
→社会に供給される資金量が増えると理論上はモノの値段も比例して上がる
日銀がお金を供給し続けるのはなぜ?
物価を上げて過去の借金(国債)を薄めたいから。
物価2倍→100兆円の借金の価値が実質半分になる
◉ソニー
iPhoneのカメラの中身はSONY
4.投資初心者はつみたてNISAから始めよう
つみたてNISAのメリットは、
◉年間40万円(月3万3333円)の運用益が20年間非課税!(通常投資は利益の20%が税金としてとられる)
◉最大年間40万円(月3万3333円)を20年間ドルコスト平均法で積み立てられる。
◉金融庁が認めた投資信託200本のみ。厳選された商品のみ。
※つみたてNISAの次はiDeCo(確定拠出年金)を始めるべし。メリットは①非課税、②節税、③ドルコスト平均法、④強制的に長期投資(60才までロックされる)
5.幸せになるために何をすれば良いか?
◉要らないものを捨てる
→人生の優先順位を明確にする
1.ネガティブな気持ちが消える
2.時間が増える
3.チャンスをつかむことができる
◉貧乏人の共通点
=後回し・言い訳・逃げグセ
6.最後に
本書は「正しいお金の知識を広めたい!だまされて損する人を救いたい!」という著者の熱い想いのこもった一冊です。
大切な周りの家族や友人が、もし正しいお金の知識がなかったら、本書をもとに一緒にお金や経済、人生について考えてみてください。
私は2年半著者の投稿をみてきた中で、まずは自分が実践し、良かったことは両親や夫、そしてInstagramの発信を通してフォロワーさんたちに伝えてきました。
いま1番心配なのは弟です。複雑な理由があり、一時期社会との距離を置いていた弟。ずっとずっと心配でしたが、最近前向きに自分のやりたい仕事を見つけて働き始めました。社会と積極的に関われるようになりました。
そのため、その次の段階として、世の中で強く生きていくために、お金の正しい知識や幸せになるために大切なことを本書を活用しながら伝えていきたいと思っています。
セカニチさん、ゆんさん、出版おめでとうございます。そしてお疲れ様でした。
この本が正しい知識がないために苦しんでいる1人でも多くの人に届きますように。