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<親子留学>6.車は必要か?

こんにちは。2022年8月より、Gr6息子とGr2娘を連れてカナダに親子留学しているsuteki_coです。
当初、親子留学すると決めた時に場所選びとして「車を運転しなくても良いところ」を優先してきました。でも学校が駅近くにはなかったこと、子供の習い事(特に息子はサッカーをしているのでサッカー場まで送る必要があります)のためにも、私は車を買うことにし、結果、車を持ってよかったなと思っています。
しかしながら、実際、車無しでも住めるのか?今回はカナダの車事情について書きたいと思います。

生活スタイルによる 

日本の話を出して恐縮ですが、私の実家は田舎ですので車は必須地域です。1人1台、70歳を超えた両親も運転しています。地方都市の田舎…、電車はかろうじて通っているけど、駅までのアクセスが悪い。スーパー行くにももちろん車、30分ほど車を運転するとどかーんと大きなモールがあり、そこが老若男女集まる場所…。一方、私は東京に20年住んでいましたので、東京の方ならおわかりになるかと思いますが、ほぼ電車(時にバスやタクシー)で生活できてしまいます。ましてや、家の近所だけなら、自転車で十分です。
では、カナダではどうなのかーーー。
カナダといっても広いので住むエリアによりますが、私が住むバンクーバー郊外で考えてみたいと思います。

もし、自分の家の徒歩圏内に、子供が通う学校や、スーパーやドラッグストア等、生活するのに便利なところがそろっているのであれば、要らないでしょう。
また徒歩圏内ではなくても、バンクーバーはスカイトレイン以外にバス路線も発達していますので(私は1回しか乗ったことがないのですが汗)、公共交通機関をうまく利用すれば問題ないかと思います。

問題1:そんな条件の良い物件がなかなか見つからない

家賃が高騰しているバンクーバー。バンクーバー郊外の我が家のあたりも日本と比べモノにならないほど高いです。また、カナダへ引っ越すタイミングで自分好みの条件が整った物件(予算内、学校近く、スーパー近くなど便利なエリア)を出会うのが難しく感じます。なぜなら条件の良い物件には申し込みが殺到しますし、物件が出るのは募集開始1ヵ月前(8/1入居OKなら、7/1から募集が開始される)、ご自身が持つビザの関係で入国できる日程は決まっているからです。
また、運よく、物件を見つけたとしても、キャッチメント(学区内)のエレメンタリーに入れないと、少し離れた別のエレメンタリーに通うことになります。そうなるとレインクーバーと言われるほど雨が多いバンクーバー。子供の足で悪天候の中、歩くのはとても時間がかかります。

問題2:自転車が主流ではない

私が住んでいた東京では自転車(特に電動ママチャリ)が主流でしたが、こちらでは見かけません。”mamachari”自体が存在していないのかなと思います。自転車は乗れないことはないのですが、正直危ないです。例えば、自転車専用道路が全道路に整備されていれば良いのですが、車道を車と一緒に走行することがほとんどです。もちろん日本でも自転車は車道ですが、カナダのドライバー達はスピードを出すので、特に子連れで自転車は危ないです。

次に天気。雨が多いのでカッパを来てまで自転車…はあんまり主流ではありません。さらに、夜は本当に真っ暗になります…。光るジャケット等を着ている自転車の人達を見かけますが、とても危ないと感じます。
さらに坂道。坂が急なエリアがところどころあり、自転車に乗ろうという気になりません。。(車ですら、あの傾斜では相当アクセル踏まないといけない。。)

問題3:荷物が大きい

ガロンサイズの牛乳を買ったとしたら、もうそれだけで片手はふさがります。日本人みたいに日々買い物にいって少量をちょこちょこ買うというよりは、こちらの人は週末1週間分の食料や生活用品を買い込むため、巨大な食品カートがいっぱいになっています。週末にかけてセールがあるのもそういうことなのね、というのを最近知りました。w 
勿論、デリバリーサービスも充実している(らしい)のですが、そこには配送料はチップが別途かかってくる場合があります。

問題4:習い事までが遠い

東京にいたころは、習い事は徒歩圏内。子供たちは、「いってきます」と家を出て行き、「ただいま」と帰ってくる日常でした。ところがこちらは習い事によっては、近所にないので送迎が必要となります。
例えばGr6息子はサッカーをやっていますので、毎週サッカー場まで片道30分。さらに試合が入って遠征の場合、1時間かかる場所もありました。
娘はコミュニティセンターでHipHopのレッスンを受けていますが、こちらも片道30分、しかも15:30~レッスンなので、学校お迎えにいったらそのままコミュニティセンターへ直行します。
また、こちらでは12歳までは親の同伴が必要です。

お子さんの年齢&人数

問題を上記の通り述べてきましたが、だからといって車が無ければ生活できない!というわけではなく、それは家族構成にもよります。
例えば、Gr7~以上になれば一人で出歩いたりできますので、自宅の近くにバス停があればバスに乗って通学できます。さらに上のお子さんがセカンダリーだったりするのであれば一緒に登下校することもできます。

余談1:「本当に何もありませんよ。」

今のエリアに住む前に、実際に住んでいる人に聞いたことがあります。なぜなら「車が必要となればカーシェアとか使えばいいし」とか、「スカイトレインがあるから大丈夫」と、私自身、ふわっと考えていたからです。
話を戻して、実際に住んでいる人に聞いてみると…、

「◎◎駅、▲▲駅、□□駅、あと★★駅かな、、、以外は、
 駅前に何もありませんよ。本当に何もありませんよ」 

実際来てわかりました、その意味が。
いや、本当に何もない。駅前にちょろちょろっとあったりする駅もあるが生活するには不便。そして、本当に何もない駅もある。本当に!
日本の駅前には必ずコンビニや、道端に自販機がある生活、うらやましく思います。
気になるようでしたら、自分の住みたいをエリアをGoogle mapで調べてみてください。そうすると、雰囲気が少しお分かりになるかと思います。


余談2:脱・ペーパードライバー宣言! 

カナダに来る前の私は、ペーパードライバーでした。東京在住でしたし、自家用車があったというのに、全く乗らず、興味もなく、雨の日も嵐の日も電動ママチャリに頼りきった生活を送っておりました。しかもそもそも運転免許を取ったのが20代後半且つ、長男妊娠(30歳)後、運転をしなかったため、ペーパードライバーにレベルがあるとしたら、結構いい具合にペーパーさんだったと思います。
それが、カナダ渡航を控え、重い腰をあげ、素敵なお友達、Greenさんがおすすめされていたペーパードライバー講習を1回受け、少し自家用車で練習してからカナダ来ました。

カナダで運転をし始めた時のことを今思いだせば、危なっかしかったなあと懐かしく感じます。(とはいっても今でもとてもうまいとはいえないし、中
指たてられて”F●UK YOU"と言われたことはもちろんありますw)
ただ、確実に変わったのが、運転することに対して非常に前向きになったこと。行きたいお店を探してきては、子供たちが学校に行っている間のつかの間の自由時間にドライブをして楽しんでいます。●●では魚が買える、△△では日本食が置いてある、★★はおしゃれなカフェだった等、雨ばかりのバンクーバー、そして車は購入時にも、維持費もかかります。ただ、私にとっては、車があることにより生活が豊かになるんだなあと思っています。

ああ、明日もFM95.3をききながら、運転しよう。。他におすすめのAM・FMありましたら、教えてくださーい!ではではー。













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