ベルギー留学で学んだ世界の変え方と『温かさ』のお話

今回は、Sutéki-éを立ち上げるに至った理由であるベルギー留学のお話です。

Sutéki-éのキーワードにもなっている『温かさ』がテーマです。


留学生活がスタートして1ヶ月後くらいから、わたしは、壁にぶち当たります。

フランス語ができないことを恥じてあまりフランス語を自分から話さなかった結果、いつまで経っても上達していないこと、仲が良いと言える友達がいないこと、人にどう思われているか気にしすぎて、他人に気を遣ってしまうこと、自分で勝手に決めつけたそんな事実に、マイナス感情が働き、留学生活で何も得ていないのではないかと、自分を責め始めます。

どうして自分はここにいるのか、わからなくなって、見るものすべてに関心がなくなり、何もかもがどうでもよくなって半鬱状態になった時もありました。 

その時の自分は、完全に心を閉ざし、自分の殻に閉じこもっていました。

そんなある時、学校で、唯一すべて同じ授業をとっていたわたしと同じ境遇のアメリカ人の留学生の女の子が、現地のベルギー人のクラスメイトにめちゃくちゃのフランス語で、なにやら相談している様子を目にしました。なんだか、めちゃくちゃ過ぎて、あれ?フランス語ってこんなんで良いの?と笑えてきたのです。笑

しかし、ベルギー人のクラスメイトは、その子のフランス語を必死で理解しようと、真剣に聴いていました。

その姿を見て、わたしは気づきました。

あれ?そっか!自分が、勝手に他人に対して壁を作ってただけだったんだ!勝手に気にしすぎていたけど、相手は全くそんなこと思ってないんだ。自分が勝手に自分の世界を難しくしているだけなんだ笑と。なんだか、気が抜けて笑えてきました。

それからのわたしは、アメリカ人の子を真似して、勇気を出して間違いだらけのフランス語を話すようになりました。自分の感情も、徐々に、表現できるようになりました。次第に、日本にいた時と同じように、ふざけて人を笑わせられるようになりました。

そうすると、周りもどんどん変わっていき、まいこは馬鹿だなあ、面白いね!最高!と言われるようになりました。

自分の心持ち次第で、こんなにも世界が変わるものなんだ。

その時までずっと深刻だった自分が笑えるほど、自分の世界を変えるってシンプルなことだと気づきました。

それと同時に、『困ってることはない?』とか、『今度うちに泊まりにおいでよ!家族にまいこを紹介したいの!』と、声をかけられるたび、絆に国境は関係ないことを知り、『人の温かさ』を感じました。

その『温かさ』に触れるたび、わたしは日本では感じたことのない多幸感を味わいました。

その温かさは、人の心を平和に豊かに、幸せにしてくれるものだと確信しました。

この『温かさ』については、よりフォーカスした記事をあげようと思っています🌱

今回は、自分の世界の変え方と、温かさについてのお話でした。






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