居酒屋ガツン!に行った話
先日、妻に嘘をついた。
『昔の同期とご飯食べてくるから、今日は遅くなる。』
嘘である。
その日の目的地は足立区五反野。
敬愛するパリッコ師匠の記事で知り、以来片思い的に追い続けたお店。
記事を読み「おすそ分けシステム」の完成度に打ち震えたものである。
夕方6時。
期待と緊張に震えながら、自動ドアのボタンを押す。パリッコ師匠の記事時点より、カオスにあふれる店内。これはこれでより落ち着く空間。
まさに体育会系の部室。
店主たる寺本さんに https://twitter.com/yakitoriya180
ご挨拶&端的に言ってにファンであることを伝えて、入店OK。
(一応、事前にTwitterで言っておいた)
持ち込んだ二階堂飲みながら、店内を観察して心を落ち着けにいく。
脈拍が静まった後、マンツーマンだったので、寺本さんにぼちぼちと今考えていることやビジネスモデルについて聞いてみた。
税制や衛生関連も包み隠さず答えてくれる。食べ物も酒も知識もシェアリング。まさに鬼才。共通言語としてのMTG用語はとてもとても便利で、少しだけ寺本さんの本質が窺えた気がした。
その後、小学生ぐらいの女児がキャベツを差し入れ、そのまま帰ったり。お客さんが来て段々と醸成される空気。焼き上がるもんじゃ、いい匂いのするお肉とソーセージ。回ってくる麦焼酎。
とても刺激的なのに平和的。
たぶん居酒屋ガツン!自体が一種の肴なのだと思う。
お月見における月、花見における桜。
気づけば10時を回り、1000円を手渡して家路についた。
近い内にまた妻に嘘をつくだろう。