渋々読んだ新聞社説が、今になって私の武器に!?
学生時代、国語力向上のため、毎日、新聞の社説を読まされ、苦痛以外の何物でもありませんでした。長い文章に堅苦しい言葉遣い、何がなんだか理解できず、ただただ退屈で眠くなるだけの日々でした。
しかし、社会人になった今、ふとあの時の新聞社説が役に立つ場面に出くわすことが増えました。仕事のプレゼン資料を作成する際、限られた文字数で相手に伝わるように情報をまとめる必要性に直面したのです。そこで、あの時嫌々読んでいた社説の書き方を思い出しました。
社説は、限られた文字数で複雑な社会問題を論理的にまとめ、独自の意見を提示する文章です。まさに、私がプレゼン資料で求められていたスキルそのものでした。
当時、理解できなかった社説の書き方ですが、改めて読み返してみると、実は非常に洗練された文章表現のテクニックが詰まっていました。無駄な言葉遣いを削ぎ、簡潔な表現で論点を明確にする。そして、論理的な文章構成で読者を最後まで飽きさせない。
最初は苦痛だった新聞社説が、今になって私のプレゼンの武器になっているなんて、まさに皮肉なものです。しかし、あの時嫌々ながらも読み続けたことが、今の自分の力になっていると思うと、感謝の気持ちでいっぱいになります。
学生の皆さん、もし今、新聞の社説を読むことに苦痛を感じているなら、決して諦めないでください。あの退屈な文章の中に、実は宝物が隠されています。将来、役に立つ時が来るかもしれませんよ。
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