もし打ち明けるべきことがあるなら 結婚相談所で真剣交際に入ったら
その昔、病気だとか諸々の結婚前提であれば問題や障害になるかもしれないことはお見合い前にお相手に伝えなければならなかった。
ところが、平成15年に制定され平成17年から全面施工された個人情報保護法の成立後に少し事情が変わり、本人が望まなければ必ずしも事前に伝える必要はないということに徐々になったの。
けれど、そうは言っても結婚前には伝えなければいけないのに違いはない。
ナイーブな問題なので書くのは難しいのだけれど、つい最近も起こったことなのであえてお伝えしたいと思ったの。
真剣交際を申し込むのと同時のカミングアウトが誠実
さすがに仮交際中は相手の気持ちも真剣かどうかも分からないので、深刻な内容を交際の浅いうちにカミングアウトする必要はないと思う。
でも、真剣交際を申し込むと同時に打ち明けるべきね。
真剣交際に入るというのは、他の人とお見合いや交際する機会を奪われる訳で、お相手の貴重な時間を奪うことになるのは誰が考えても明らかなこと。
特に、年齢が大きく左右する女性の婚活には数ヶ月であっても無駄な時間は使いたくない。
お見合いできるのに自分がしないことと、出来ないことで時間を無駄に使うことは意味が全く違うから。
貴重なひと月ひと月を、カミングアウトする勇気が持てずに先延ばししてしまうとお互いに良い結果にはならないわ。
言いにくいことほど早く言ってしまうこと
お相手の人生、時間について大切に思うのであれば、出来るだけ速やかに誠実に事実を伝えることをお勧めしたい。
誠意があれば、お相手が怒ったり傷ついたりすることはないなずだから。むしろ、ちゃんと言ってくれたことでふたりで乗り越える勇気も湧くかもしれない。
それを先延ばしにされたら、お相手は本当に傷ついてしまう。
最悪なのは成婚退会後のカミングアウト
これはもう救いようがないほど酷い話になるわ。
結婚相談所に入会する時に、せめて担当カウンセラーに伝えておけば必ず告白を促してくれるはずだけれど、もし伝えておらず隠していたら自分ひとりで悩まなければならなくなる。
特にセクシャルなことは担当者にも言いにくいかもしれないけれど、必ずいつかわかってしまうことになるから先に言うべきなの。
女性は、真剣交際に入ったのに身体的な距離を縮めない(手を繋がない、キスもしない)男性を単に真面目な人だからと贔屓目に見るのは危険かもしれない。
好きになって心の距離が近づけば、身体的な距離も縮めたいのが自然なことで、これは結婚相談所の婚活でも同じことなのだから。
結婚前は相手をしっかり両目で見ること、結婚後は片目をつぶってみることが大事なのよね。
婚活カウンセラー歴22年
セレブ婚活のスターマリアージュ青山
松岡利恵子