結婚相談所で出会った人と食に対する考えが違ったら
毎日毎日繰り返される食事。
その好みが全く違ったら、結婚生活はかなりしんどい。
一人はコンビニのお弁当でも全く気にならない。
むしろ安上がりでちょうどいい、とか。
スーパーで、他店より1円でも安い食材を買うことが趣味な人も高年収男性の中にはいるけれど、その価値観だと無農薬や有機栽培の普通のスーパーの何倍もする野菜や食材を買う奥様を無駄遣いする人だと決めつけるかもしれないわ。
出来ればより安全な物を食べたい人と、そんなことは気にしない、あるいは皆んなが食べてるからだいかだと思う人とでは一緒に暮らせるものなのか不安になる。
これはどちらが正しいとか間違っているとかいうことではない価値観の相違というもの。
食の価値観はとても大切だと感じるのだけれど、それはお金の価値観にも通じる。
健康のために、割高でも安全な物を口に入れたいと思えば食費はそれだけ高くなるから。
お金の価値観と食の価値観はまず最初に確かめて
お金の価値観と食の価値観は、育ってきた環境に影響される部分が大きいのでなかなか変えることが難しいもの。
自然な出会いのように、性格もわかった上で好きになったなら別なのだけど、婚活のようにスピード感が重視される出会いでは、お相手が自分に合わせて変わってくれる人なのかどうかを確かめるのもなかなか難しい。
しかも、結婚まではなんとか合わせてくれたとしても結婚後には安心して自が出るなんてことにもなりかねないわ。
最初から、特にこの二つの価値観に対しては似たものを持っている人のほうが、すんなりうまく行きやすいと思うの。
結婚前は恋人 結婚後は家族
どんなに激しい恋愛感情も毎日同じ屋根の下で暮らせば落ち着いたものになって、やがて家族とか親友みたいな関係になる。
その落ち着いた後に、あばたがあばたにちゃんと見える頃になっても無理せずとも一緒にいて居心地のいいふたりであるには、お金と食の価値観が合っているのは生きる基本だからこそ大切なこと。
何より、結婚の幸せのひとつは美味しい物をふたりで食べて、「美味しいね」と言い合えること。
これ以上の幸福感を感じられることは、世の中にそうないことだと思うから。
スターマリアージュ青山
松岡利恵子