【研究】ローカルベンチマーク|経済産業省
本記事では、経済産業省が企業の経営状態を把握するために紹介しているツールである「ロカベン(ローカルベンチマークシート)」についてまとめているHPについてご紹介いたします。
ローカルベンチマークとは
ローカルベンチマークとは、「企業の経営状態を診断するためのツール」です。ローカルベンチマークでは、Excelシートの形で、「6つの指標」、「商流・業務フロー」、「4つの視点」から経営状態の分析を行います。
<分析視点>
6つの財務指標
売上持続特性
収益性
生産性
健全性
効率性
安全性
商流・業務フロー
4つの視点
経営者
経営理念、ビジョン、経営哲学、考え方、方針など
経営意欲(成長志向、現状維持など)
後継者の有無、後継者の育成状況、承継のタイミング関係
事業
企業及び事業沿革
強み、技術力、販売力
弱み、技術力、販売力
ITに関する投資、活用の状況、一時間当たり付加価値(生産性)、向上に向けた取り組み
企業を取り巻く環境・関係者
市場動向、規模、シェアの把握、競合他社との比較
顧客リピート率、新規開拓率、主な取引先企業の推移、顧客からのフィードバックの有無
従業員定着率、勤続年数、平均給与
取引先金融機関数、推移、メインバンクとの関係
内部管理体制
組織体制、品質管理、情報管理体制
事業計画、経営計画の有無、従業員との共有状況、社内会議の実施状況
研究開発、商品開発の体制、知的財産権の保有、活用状況
人材育成の取組状況、人材育成の仕組み
活用場面
ローカルベンチマークシートは、企業経営の様々な場面で活用することができます。
資金調達
事業承継
IT導入補助金申請
内部管理体制
地域活性化
販路開拓
新商品開発
戦略策定
感想
本記事では、経済産業省のHPのサイトを参考に「ロカベン(ローカルベンチマーク)」についてまとめさせていただきました。ローカルベンチマークの内容や活用事例について学ぶことができました。
ローカルベンチマークは、さまざまな場面で活用することができると感じました。一方で一人で作成を行う場合には、それなりの経営学的な知識が必要となることから、支援者との対話のなかで作成を行うことが有益であると感じました。作成にあたっての対話の中で気づきも得られると感じました。また、事業承継の面で活用する場合には、後継者と支援者が一緒になって対話をしながら作成を行う形が想像でき、後継者が自社のところで分からない箇所については、経営者にインタビューを行い作成を進めるなかで自社の「これまで」と「これから」について考えを深め気づきを得ることができるすばらしいツールであると感じました。
最後までお読みいただきありがとうございます!
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