「断る力」を身につけておきたい
「断る」ってエネルギーがいります。
仕事で何か頼まれた時
遊びに誘われた時
シチュエーションは様々ですが
「断る」ってなんか相手に失礼だなあ、と昔から思っていました。
せっかく誘ってくれているのに
自分のためにこんなにしてくれてるのに
と。
相手の期待を裏ぎるような気がして
できるだけ断らずに「YES」と答えてきました。
しかし、それで全ていいわけではないと
大人になって気付いたのです。
もしかしたら自分の優柔不断なところにつけ込んで自分を利用しているのかもしれない
と思うようになったのです。
これは決して人間不信というわけではありません。
よくある話で言えば
儲かる仕事があるんだけど…
と誘われた時です。
そんな時、誘い文句として
君だから言ったんだよ
君に成功して欲しいからだよ
なんて言葉を掛けられるわけです。
しかし、そういう儲け話はだいたい
誘ってきた相手にメリットがあるようになっています。
学校で行われる薬物乱用教室では
薬を誘われたら絶対に断りましょうね
と言われますよね。
しかし、そんなとき多分
そんな状況あるわけ笑
と自分の身には降りかかることはないだろう
とどこかで思ってたりします。
これは薬物に限らずですが
自分には詐欺話ではなくて儲け話がくるだろうとか自分は人から裏切られないだろうと
どこかで自分は特別だと勘違いしてしまうのです。
だからこそそこを狙われるのです。
もし、裏がなくメリットが多い提案をしてくれる人がいるとしたら
それはおそらく
学校の先生とかくらいですかね。
学校の先生と他の人の違いは
利益があるかないかです。
儲け話でもなんでも
必ず誘った側が得するような仕組みになっていますが、先生は違います。
先生はどんなに子供たちを成長させても
結果を出させても金銭的な利益はありません。
心の底から、成長して欲しい、変わって欲しい
と願っているから、親身になってくれるのです。
だからこそ気をつけたいのが
学校を離れた時です。
学校を離れれば極端な話
みんなターゲットです。
つまり、そこで「断る力」が必要になります。
なんで断るのは疲れるのか
相手に嫌な思いをさせてしまうかもしれないから
何か嫌なことをされるからかもしれないから
つまり、自分に降りかかる不幸を勝手に予測してしまい
その選択肢から逃げてしまうのです。
でもそれっておかしな話ですよね。
結局断らなくて損するなら
疲れてでも断って本当に自分がやりたいことに力を注ぐべきなんですよ。
しかし、それができない人が多いです。
自分の人生なのだから
自分が納得した選択をすればいいんです。