生徒と「信頼」について話をした

先生は休日何してるんですか?

そんな一言から会話が始まった。

最近はプログラミングの勉強してるよー
プログラミング?なんでですか?
これから必要になるからだよ
先生、必要なのは信頼ですよ

面白いこと言うなと思った。

高校生や、大学生ならまだ分かるが

その生徒は中学生。しかも1年生。

信頼か。確かに必要だね。
信頼がある人は友達ができるんですよ

それは少し違うと思った。

信頼がないと友達できないの?
そうです。だから信頼が必要なんです
信頼がなくても友達できるんじゃない?
そうですか?
信頼がなくても友達はできるけど友達でい続けるなら信頼が必要なんじゃない?
ふーん

ここで会話は終了した。

生徒は私の言葉に納得していたわけでもないし

私自身も納得させたかったわけではない。

ただの軽い会話。

休み時間のなんでもない会話。

これはこれで良いなと思った。

他の生徒を見てみると

じゃれ合ったり、恋バナしたり

流行っていることの話をしたり

中学生の会話レベルはこんなもんだ。

それが悪いとは思わないし

それが好きならそれで良い。

ただ、さっきの生徒のように

なんとなくだけど日常的な会話の中で

信頼について考えたり

それを話題にして議論できる生徒が

もっと増えたら面白いな〜と。

そういう生徒を育てたいな〜と。


普通の中学校の、普通の先生が、普通の生徒とした、休み時間の普通の会話。


#信頼とは
#気軽な議論の機会を

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