教師批判系アカウントに思うこと
最近SNSでよく見かけるのが
学生向けの勉強アドバイスアカウントです。
中高生たちの情報収集の手段として
SNSは強いですから
そのアカウントの影響力は強いと思います。
勉強方法のアドバイスをしているだけのアカウントもあれば
勉強方法とともに生き方のアドバイスをしているアカウントもあります。
そこでよく見かけるのが
教師の言うことは聞くな
とか
大人の言うことは聞くな
というアドバイスです。
言うことを聞かない方が良い理由として
君のためを思ってないから
とか
大人の都合でものを言うから
みたいな感じで書かれているんですが
総じて言えるのが
全てがそうとは限らないでしょ
ってことです。
そのアカウント主の方は学生時代に教師と折り合いがつかず嫌な思いをして、その時の反骨心から成功を遂げたのかもしれないけれど
全てがそうとは限らないでしょ
と言いたいのです。
確かに、自分のことしか考えてない教師や大人はいるし
そんな人たちに振り回されてしまった
苦い経験をお持ちの方もいるでしょう。
いるでしょうけども
なぜ、全ての人がそれに当てはまると言い切れるのか
何を根拠に言っているのかというと
自分の経験でしょう。
学生たちの中には
素晴らしい教師や大人と出会い
そのおかげで自分が大人になっても
目標を失わずに生きている人だっています。
一生の思い出として
いつまでも心の中で宝物として残っている人だっています。
確かに
教師や大人の言うことは聞かない方が良い時もあるし、聞いた方が良い時もある
みたいな書き方をしたら
文章としては中途半端で説得力はないけれど
自分の文章に説得力を出すために
そのような書かれ方をするのは
良い気がしませんね…
このように自分の物差しだけで
情報を発信してしまうのは危険だと思います。
芸能人は〇〇だ
とか
〇〇出身者はやばい
とか
ほんの一部分の事実だけをくり抜いて
あたかも、それに関わる全てがダメみたいな
感覚は好きではありませんね。
そしてなりより、それを学生たちに正しい情報として提供しているのが残念です。
発信者の視野が狭いのは構いませんが
それを読んだ人たちの視野を狭くする必要はないのです。
教育とか学習って
経験に頼ってしまう部分がかなり多いですよね。
だからこそ、あくまで個人の見解であることを読み手に示す必要があると思うんです。
テロップで
※あくまで個人の見解です
と一言添えるだけでも良いですから。
以上、最近私が感じたことでした。
※あくまで個人の見解です
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