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【職場】新入社員歓迎会と『信濃の国』
こんにちは。須々木竜胆です。
今日は20年以上前の新入社員のころを思い出します。
2003年入社は日本の歴史上最も就活がきつかったらしいのですが、そのあたりは今回は触れません。
私が最初に配属された部署の新入社員歓迎会のことを書きます。
当時の課長が長野市出身(私は松本市出身)で、新入社員歓迎会の最後にこのような発言が・・・。
長野県出身なら『信濃の国』歌えるでしょ?
「須々木くん、長野県出身だったら義務だよね。それでは須々木くんに『信濃の国』を歌ってもらいます~。
新入社員歓迎会が手荒な歓迎会になるというのは父から聞いていました。今はこれをやるとパワハラになるのでしょうか?
それ以降、職場で私が受けた汚辱や人権侵害に比べればままごとのようなものだと今になれば思います(汚辱や人権侵害については、今後書いていきます)。
『信濃の国』は長野県出身ならほぼ全員知っていて歌えて、それ以外の人には知られていない県歌です。『飛んで埼玉』の長野県版が出れば、当然全員で歌うシーンがあるでしょうね。
『信濃の国』はこれです。
この歌を小学校低学年の音楽他でみっちり仕込まれます。これが県歌ではなくて国歌だったら大変なことになったのかもしれません。
この歌は1番から6番までありますが、全部覚えさせられます。なんかペーパーテストもしたような気がします。学習指導要領には『信濃の国』はないのですが、長野県ではそれを超えたものなのです。
ちなみに父が50年前に歌わされたのは、『木曽節』という民謡だったそうです。
「課長、4番知らないんですか?」
居酒屋で『信濃の国』を独唱させられることになった私ですが、そのまま歌っては面白くないので、一計を案じました。
「尋ねま欲しき園原や~」
私が歌い出すと課長は
「ちょっと待って、これ『信濃の国』じゃないじゃん」
とのたまいます。
「えっ、『信濃の国』の4番ですよ。4番は旋律が違うの常識ですよね。本当に長野県出身なんですか?学校で習わなかったんですか?」
私が反撃できて本当に良かったです。
「信濃の国は十州に~」から始まる『信濃の国』ですが、4番だけ違う曲になっているのです。わざと私は4番を歌ったわけですが、長野市の高校から早稲田の政経学部に行った課長が知らないとは・・・。
4番はこのような旋律になっております。
これで私にとっちめられた課長は
「松本の人間に本当の長野を見せてやる」
と行きまして、直後のGWに半強制的に職場有志の善光寺観戦ツアーに連れていかれ、女性社員のレズプレイとか、ストップ劇場未遂とかいろいろあった波乱の会社員生活の幕開けだったのです。
この辺はまだ怨念になっていない部分ではあります。
「障害者になれ」など人事課長に言われたことなどは↓の自己紹介にあります。
長野オリンピックの日本選手団の時に流れたのが『信濃の国』でした。これは長野県出身の人には「来る」ものがありますね。
1:14 から日本選手団入場