つくる人とつくらない人

農業に従事している方の話を聴いた。親御さんが農業をしていて、子供の頃から興味を持ったらしい。就職の決め手は、現場の人はカッコいいからだそうだ。農作業をする人、機械や車の手入れをする人、現場で手を動かす人はカッコいいそうだ。
農業に興味があるが、自身は製造業に従事している方もいた。以前農家の方の話を聴いた時に、感銘を受けると同時に自身の仕事へのスタンスにひっかかりを覚えたそうだ。お米を作ることは、文化を作ること。モノを作ることは、モノを作るだけなのか。

別の場で、建築の方とした話が頭に過った。作ったものは作品だ、細部にまで考えや想いが込められている、作って終わりではない。使い手の事、作ったその先のことをどれだけ視えているか。作り手の方に敬意を持つとは、想像することなのかもしれない。

視野と視座の話とも繋がるのかもしれない。周りを、先をどこまで視えているか。
自分は仕事とどう向き合うのだろう、視えない、視えないなぁ。

いいなと思ったら応援しよう!