第2期、はじまる。わくわく、あふれる。
以前から議論していたチームですか!ってくらい、初対面の新規メンバーからの疑問や示唆がでてくる、でてくる。主査チーム(研究会の運営メンバー)のふりかえりでも、わくわくが隠せませんでした。
サステナビリティ経営時代の企業コミュニケーションを考える研究会の第2期(2023-24年期)がはじまりました。2023年5月下旬に開催した第1回研究会を簡単にご報告します。
日本広報学会のなかでも大型?研究会に
「ESG/SDGsと広報」研究会(2021-22年期)から「サステナビリティ広報」研究会に改名する際に、参加メンバーを学会内で募りなおしました。結果、32人の登録でスタート。うち半分が新規参加メンバーです。未確認ですが、30人をこえる規模の研究会は、かなりレアだそう。
参加メンバーの所属先(一部)は、味の素、東芝、野村総研、日本気象協会、ネスレ、バルニバービ、ライオン、セブン銀行、損保ジャパンなどの事業/金融組織のほか、オズマピーアール、プラップジャパン、電通などコミュニケーション・サービス提供企業、学術研究者などが参加しています。なお、参加メンバーは個人の立場で参加、発言することを前提にしており、この場への参加が企業としての何らかの組織的な表現ではありません。
第1期は、企業の実践報告や外部有識者からの話題提供をもとに、この時代だからこそ注目したいコミュニケーション機能を4つあらいだし、それらが発揮される前提となるコミュニケーション・サイクルをモデル化しました。議論のもとになるような仮案ですけどね。第2期は、各機能を意識した企業事例をうかがいながら、もちかえれる知恵をひろいあつめる計画です。
どんな意図?こんな意図?
新規メンバーも多いので、自己紹介をしながら、コミュニケーション・サイクル・モデルをみての感想やこれからの宿題を出していただきました。新規ご参加に臆することなくご発言を、とは言いましたが、参加歴のながさや立場をこえて語り合うって雰囲気でした。「あ!確かに!」、「そうですよね~うすうす感じてました!」、「その見方もあったか!」の瞬間がたえまなくやってくるじかんでした(^^)/
その一部を書きのこしておきますね。
インプット→インターナル→アウトプットの流れがあるとはっきりわかることに価値があるし、すっきりするものの、さらにサイクルする感じがあるとそれぞれの機能のいみとか役割をより実感しやすいとのご意見。さらには:
と、コミュニケーションの「主語」もしくは、このサイクルモデルの「利用者」や「使いかた」をどこまでひろく意識するのか、もあらためて問題提起されました。
など、要素のレベル感がばらばらだったり、縦軸のしきりがあいまいだったりして解釈の幅がひろいことは、ここでもご指摘いただきました。一方、ファジーさをのこすことで、経営や各部門がそれぞれの目線でおとしこみやすくなる利点もかくにんされました。
メンバーの自己紹介をのぞくと、上記のような議論は実質45分くらいですが、それでもたくさんの”インプット”をいただきました。
隔月で開催している研究会の次回は、2023年7月末。「インプット」の機能に焦点をしぼり、事例報告を2社からいただく予定です。