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第18回日本横断「川の道」フットレース完走記(その4)旧三箇小学校(394.1km)から海の家静浜亭Goal(513.3km)

旧三箇小学校を5月4日の15:07にリスタートしました。ゴールまで、あと120kmです。15時にリスタートすれば、ゴール閉鎖の5日21時まで、30時間あります。時速4km(キロ15分)でちょうどゴールする計算です。ただ、途中、1時間あたり1回は寝ないと前に進まない状態なので、やはり時速5km(キロ12分)では進みたいと思ってリスタートしました。

幸い、今年は肉刺がほとんどありません。靴(ONのクラウドモンスター)が合っていたことと、時折チェックして、ガーニーグーを塗っていたことが要因でしょうか。靴下は、これまで、5本指にしたり、和紙のやつにしたりしていましたが、今回は、コンビニで調達した普通の厚手のソックスでした。

ハーフを完走したときは、三箇小学校に13:25について、16:15リスタートだったようです。睡魔に襲われて、ほとんど進まなかった記憶があります。今年も、いろんなところで寝ましたが、ハーフ完走時よりも寝た場所は少ないと思います。小千谷市に入るまでは、コンビニ脇で2回寝たような気がします。

2021年にハーフを完走したときの記録

魚沼橋南詰(422.9km)にかかる前に、女子最高齢参加者で完走者になったTさんと一緒になって、小千谷市を抜けるあたりまで、一緒に歩きました。夜は眠くならないように、歌を歌うのですが、Tさんに大変喜んでいただけました。往年のフォークソングシリーズが受けました。グループサウンズの時代だそうです。魚沼橋南詰(422.9km)は21:46通過です。

視覚障害を持っている人ではじめて完走したぐーた君のチームともこの辺りで一緒に進みました。止まらずにペースを保って進んでいました。歌がうるさかったかもしれません。すみません。伴走サポートのみなさんもお疲れさまでした。ハーフのときには、小千谷市内でふらふらになって、かなり時間を使ったのですが、Tさんやぐーた君チームと歩くことができて、順調に距離をかせげました。

ただ、小千谷市を過ぎるあたりでまた眠くなって、Tさんには先に行ってもらいました。越の大橋西詰(440.3km)は2:03通過です。長岡市街に入る前にバス停で寝ました。新潟のバス停は箱になっているので、ゆっくり寝られます。バス停から出たあたりで、のびちゃんが前に見えたので、追いかけます。この辺りで、明るくなっていました。

長岡市の大手通交差点(452.7km)に5:55到着です。ハーフの時には8:25到着でしたので、ハーフの時は旧三箇小から長岡まで60km弱で今回よりも1時間半余計にかかっていたことになります。長岡は、最後のパートの中間地点になります。ここからゴールまでは、60kmです。そうそう、長岡で、また、ケージーに抜かれました。ほとんど走っていない、腰が痛いと言いつつ完走するのはさすがです。ケージーは、レストポイントでしっかり寝て走る戦略なので、路上で寝る戦略のわたしは何回も抜かれることになります。

腰が痛いというケージー


長岡で

最終日は、気温が上がるという予想でしたが、やはり28℃くらいになったようです。熱中症になることが怖いので、コンビニごとに、ロックアイスを買って、伸びるウエストポーチSPIBELTに入れて、脇の下を後ろから冷やしました。SPIBELTはいつも細いものを2本腰に巻いていて、充電器などを入れています。それとは別に太いSPIBELTに飴とか塩分タブレットとかキャラメルとかを入れており、塩分タブレットも摂るようにしました。

コンビニごとにアイス

水防学習館(476.4km)の手前では、あっちゃんのペアにも抜かれました。そろそろ完走ぎりぎりのペースのランナーが来ているのかなと思いましたが、まだ、女将ちゃんが来ていないので、安心して進みます。最後尾は、ジミーちゃんだと思いますが、ジミーちゃんに会ったらたぶん最後をキロ9分で追い込まないと行けなくなるので赤信号だと思っていました。

水防学習館に向かう

水防学習館(476.4km)には11:45に着きました。2階に寝られるところがあるというので、10分寝ました。リスタート時に、ほかのランナーの状況をK-sokで確認したところ、芹さんと女将ちゃんが通過しているではありませんか。やばいと思って追いかけます。そうしたところ、ほどなくコンビニで食事をしているみなさんがいました。こちらは、コンビニごとにおせんべいを買ったり、パンを買ったりして、歩きながら食べているので、少し先に進みます。水防学習館で寝たはずなのに、また睡魔に襲われて、道ばたで寝ました。「仮眠中起こさないで」のタオルを掛けて寝ていたのですが、わざわざ車から降りて「大丈夫ですか」と確認してくれる人がいました。極限状態なので仕方がなかったのですが、やはり、人目のつくところで寝ると良くないですね。

水防学習館

ほどなく、芹さんと女将ちゃんが追いついてきたので、この後は、一緒に行かせてもらうこととしました。女将ちゃんがいれば、眠気が吹き飛びます。直線地獄が続くのですが、タイツが前後逆でずっと走っていたことがわかったとか、ゲラゲラ笑いながら進むことができました。わたしは歌も歌っていましたけど。一行がコンビニで休憩するときに、わたしは5分寝ました。このときもコンビニの人に、あそこで倒れている人は大丈夫かと心配されていたみたいです。

芹さんについていく安心感 眠気を飛ばしてくれる女将ちゃん

大野大橋南詰(502.6km)には18:42に着きました。残り10kmちょっと、2時間20分弱あります。ハーフ完走の時には、残り10km地点で、100分しか残っていなかったのに比べるとかなり余裕があります。このあたりでは、ハーフのこてっちゃん、フルのOさんも合流して5人でゴールを目指していました。

5人で川の道岬へ

川の道岬(日本海岸)(511.1km)には、20:24に着きました。すでに、真っ暗です。今日は曇っていたので、早々に夕日は諦めていました。次回は、夕日を見られる時間にここに来たいです。ハーフのときには、雨が降っていました。竜ちゃんが岬で待っていてくれて、写真を撮ってくれたのですが、雨のせいでうまく撮れていませんでした。「次に、取り直すから」って言って、ゴールに向かったのですが、ようやく撮り直すことができました。

川の道岬にて
竜ちゃんが撮ってくれた写真

岬からゴールまで2.2kmです。脚は残っていたので最後は走ることとしました。海の家・静浜亭のゴール(513.3km)に20:44に到着して、5日半にわたる旅が終わりました。

ゴール!
舘山代表から完走証をいただく
時間内完走者は84名 わたしの後は、芹さん、女将ちゃん、Oさんに、ジミーちゃん

(もう少しつづくかも)

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