展示企画の意図するところ【SW2019開催レポ】
こんにちは。立命館大学Sustainable Week実行委員会の西野日菜です。
Sustainable Week2019(以下SW2019)が幕を閉じて早1週間。年を越す前にレポ!!
SW2019は主に14日、17日に行った三本のシンポジウムと、1年間SWが関わった団体・人による企画を様々実施しました。唯一1週間通して実施していたのが、セントラルアーク(立命館大学BKC内)の展示企画。
~出展団体一覧~
みやこKAMADOKIプログラム
同志社中学校
ロヒンギャ写真展
国際協力団体IROHA
九州大学沖縄県人会
滋賀大学サステナウィーク
立命館大学COMARS
TaBiwa+R
住友金属鉱山株式会社(協賛企業)
株式会社滋賀銀行(協賛企業)
SW実行委員会が1年間さまざまな場所で活動し、つながった人たちが「ぜひSWで展示したい」と言ってくださり、たくさんの展示物を集結させることができました。
ところで皆さん、展示ってしっかり見る派ですか?流し見する派ですか?
最初はじっくり見る。興味あるところだけじっくり見る。他は「へー、こんなのあるんだー。すごいー!」
1週間ほぼ展示の近くで参加者の動向を見ていましたが、大半はこんな感じ。全て読破する強者は、なかなかいません。
そして私も、恥ずかしながら流し見しちゃう派です。
そもそも展示って場の賑やかしじゃないの?【開催側から見る展示企画】
確かに展示してるとイベントしてる感が出るのは事実。無人運営できるところも開催側からすると魅力的なところです。デメリットは参加者カウントが難しいところかな、、、
しかし、たったそれだけのために、多くの団体に声をかけたりレイアウト考えたりする時間はありません。展示企画の準備も、思ったより大変なんです(笑) ちゃんと目的も背景もある1つの企画です。
じゃあどんなメリットや成果があるのか?
先ほどの参加者の声「へー、こんなのあるんだー。すごいー!」
この声が実は嬉しいのです。
普通に生活してたら絶対に知ることのない他団体や遠くに住む学生が、SDGsに対して果敢に取り組んでいる。その断片でも良いから知ってもらうことが出来るって、素晴らしいことだと思いません?
ここで、実際に聞いた参加者の声を少し抜粋。
"中学生がこんなしっかり社会のこと考えてるとかびっくり!"
(同志社中学校の展示を見て)
"滋賀大でもこんなイベントあるんですね、知らなかった。滋賀は活発ですね!"
(滋賀大学サステナウィークのポスターを見て)
こんな感想でいいんです。
展示を見て、何か驚きや気付きがあって、その気づきが次の行動(ググってみるとか、作成者と話すとか)を誘発する。
開催側が気を付けるべきことは、興味をもってくれたときにアクセスできる環境を整えておくことかな、と。
たとえば「ホームページを見たらもっと分かりますよ、ここからアクセスできます」とか「この人に聞いてみてください」と詳しい人を紹介するとか。
こうすることで、展示作成者がいなくてもその後につながる架け橋になることが出来ると改めて気付くことができました。
展示ってあくまでも「入口」
実はSW実行委員会は、他のイベントでもブース出展とか結構してるんです。というわけで、開催側から出展側にうつります。
SW2019の次の日(12/21)に、当団体が出展側として参加した市縁堂2019でのお話。
市縁堂2019とは
市縁堂は、 市民の皆さんが NPO や市民活動団体とのコミュニケーションを通して、その活動内容に触れるとともに、それぞれの団体が取り組んでいる “ほっとけない” 社会課題についても深く知ることができるイベントです。
NPO・市民活動団体が、それぞれの活動を紹介 (ブースでのプレゼンテーション) をして、その取組への共感や応援の気持ちを来場者が<寄付>や<応援メッセージ>という形で表明します。
詳しくはこちら
https://shimisen-kyoto.org/shien-do-2019
普段は文字ばっかりの団体紹介ポスターと、でっかいイベントポスターを貼り、あとはチラシを置いたりSDGsのロゴで飾ったりしてるんですが、今回は開催側として気付いた反省点を活かしてみました。
「見た目」でどれだけ団体の活動に興味をもってもらえるか を考えてみました。
真ん中に貼っているオレンジの紙は、当日ついてから突貫でつくった「年間の開催イベント一覧(抜粋)」
(後日あらためて全部挙げてみると、SW実行委員会は週1以上のペースでイベントしたりどこかに発表しに行ったりしてるらしい。。恐ろしい。)
あとは、「日本発」とか「学生主体」とか、ぱっと目を引く単語を書いてみました。
すると、参加者が「このイベントで何したの?」とか「日本初って何?」など、興味をもって話しかけてくれる回数が圧倒的に増えたと感じました。
今まで「Sustainable Week」という単語を見て興味をもち、話しかけてくれた、ある意味「意識高い系」の人だけではなく、今回はもっといろんな興味関心の人が話しかけてくださった気がしました。
展示を入り口に、いかに自分たちに興味を持ってもらうか。ここが展示する側が考えるべきところかなぁと思うことができた、SW2019~市縁堂の流れでした。
同志社中学校の芸術作品とか、見る人に興味与えまくり。尊敬です。
さいごに ~出展団体の皆さんへ~
最後にもう一度、SW2019を開催するにあたっての感謝を。。
今回SW2019の開催に関わってくださった皆さん、あらためて心から感謝いたします。毎回のように準備がギリギリだったり、広報が遅かったりと皆さんには迷惑ばかりかけているにも関わらず、「SW2019で何かしたい」と言ってくださる団体の皆さんに、本当に救われています。
はじめに、展示企画を入り口に団体の取り組みに興味を持ってくれるといいましたがそれだけではありません。展示企画を入り口に「SW2019」の他の企画に興味をもち、参加してくれる方々もたくさんいました。
あらためてSustainable Weekは自分たちだけで開催できるものではなく、たくさんの人や団体のご協力があって出来たものだと実感しています。
これからも当団体を見捨てずに積極的に関わっていただけると嬉しいです!!
また、こんな長ったらしい文章を最後まで読んでいただいたそこのあなた!
SW実行委員会は新しい仲間も随時歓迎しています。
あなたも自身の想いを発信してみませんか?お待ちしてます!