【甲賀でつながる30日】甲賀市の空き家での生活①

 こんにちは。立命館大学3年の西野日菜です。
 甲賀市での生活が始まってもうすぐ2週間。久しぶりに実家(大阪)に帰ると、明らかな生活の違いが見えたので綴ってみます。
 これからの生活で注目すべき場所も見えてきたので、引き続き空き家生活を充実させていきたいです!

とりあえず寒さと暗さは一級

 夜に大阪に帰ったのですが、昼間の甲賀市よりあったかいのでは!?と感じました。甲賀市で車を停めていると朝には霜がおりていますし、風の冷たさも強さも全く違います。そして空の色が、大阪は周辺のライトで照らされて青さが分かるのに対して、甲賀市は真っ黒です。星がとてもキレイに見えるので、空き家の名称は「ほしぞらはうす」
 星を楽しみたい方はぜひほしぞらはうすにお越しください。

 夜の景色で一番の違いは、人が歩いているか否か。
 ほしぞらはうす周辺で以前、夜22時ごろに団体メンバーと散歩にでかけたことがありました。まわりに歩いている人は一人もおらず、先が何も見えない暗闇でした。また、いつどこから野生動物が出てくるか分からないという恐怖があり、足早にほしぞらはうすに戻りました。
 田舎では車の運転中に動物を避けたら危険なので轢くという習慣があるそうです。人間も夜中にうろうろしていたら、動物と間違えられて轢かれる可能性があるので、深夜の散歩には注意が必要ですね。。

なんで灯油なんだろう...

 エアコンも電気ストーブもネットで購入できる時代なのに、なぜか灯油ストーブが普及している甲賀市。(甲賀市に限らず、中山間地域は多いでしょう)なぜ、中山間地域で灯油ストーブが未だに使われているのか、不思議に思いました。木造建築が多く危険性が高いものを使い続ける理由を、少し推測してみます。

 まず、電気ストーブやエアコンよりもダイレクトにそして早く暖かくなること。とても寒い地域では、一刻も早く暖かくすることを優先して灯油ストーブを使っているのではないでしょうか。
 もう一つは、家にガス栓の設備がないこと。最近建てられた住宅では、コンセントの隣にガス栓がさせるタイプのものが多いように思います。それに対応したガスストーブは灯油ストーブと同様にすぐ暖かくなりますが、そもそもガスをひく場所が限られている昔の住宅では使うことができないため、灯油を使うしかない現状になっているのではないかと考えました。

自転車が、いない?

 都市部の方では、朝や夜には通勤通学ラッシュで急ぐ自転車がたくさんいます。駅まで自転車で行く人や、学校・会社まで自転車で行く人。昼間なら自転車で買い物や塾に行く人がたくさん。しかし、これは距離がある程度短いからこそ成り立つことだと気づきました。

 私たち学生は今、ほしぞらはうすから通学していますが、まず直接自転車で行くことはよっぽどの自転車乗りでないと不可能でしょう。そして、最寄りの駅はコミュニティバスの停留所。バス乗り継ぎか車でしか、大学に辿り着くことができません。普段、自転車によく乗っている自分たち学生でさえ、自転車を使う機会がないのです。

 では、地域に住んでいる方々は日中の地域内での移動で自転車に乗らないのでしょうか。地区内の移動であれば自転車が便利そうなのに乗らない理由を、これからの生活で地域住民の方にインタビューしてみたいと思います。

今回は、甲賀市の夜の景色、そしてストーブと交通手段の違いについて感じたことを書いてみました。またの更新を楽しみにしておいてください!

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