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日本初!私はまちづくりジェネラリスト
現代社会の問題は、もはや単一の専門分野では解決できないほど複雑化・高度化しています。気候変動、人口減少、高齢化、貧富の格差、デジタル化の進展・・・これらの問題は、互いに複雑に絡み合い、都市や地域社会に多様な影響を与えています。
ですので、従来のような「特定分野に特化した専門家」によるアプローチだけでは、これらの問題に効果的に対処することは困難です。
だからこそ、私は株式会社サステナブルタウンの代表として、日本で初めて「まちづくりジェネラリスト」と称して活動しています。
まちづくりは、もはや建築や都市計画、防災やITといった特定分野の専門知識だけでは完結しません。経済、社会、環境、文化、教育、情報技術など、あらゆる分野の専門知識と、多様な主体との協働が不可欠です。
私は、産官学民のあらゆる主体と共に、あらゆる分野を横断して、あらゆる手段を駆使して、問題解決や価値創造に挑み続けてきました。
例えば、高齢化が進む地域では、単に高齢者向け住宅を建設するだけでは不十分です。高齢者の健康維持、社会参加、経済的自立を支援する仕組み、地域住民間の交流促進、デジタル技術を活用した見守りシステムの構築と体制づくりなど、多様な視点からのアプローチが必要です。 また、若者流出に悩む地域では、単に雇用創出を図るだけでは不十分です。魅力的な住環境の整備、教育・子育て環境の充実、地域文化の活性化、起業支援など、多角的な施策を総合的に展開する必要があります。
3つのスキル・専門性
私が「まちづくりジェネラリスト」として活動ができるのは、特に次の3つのスキルに強みを持っているからです。
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重視している3つの視点
私が「まちづくりジェネラリスト」として特に重視しているのは、以下の3点です。
❶多様な主体の協働
行政、企業、NPO、地域住民、専門家など産官学民のあらゆる主体が、それぞれの立場や専門性を活かし合いながら、共通の目標に向かって協働することが不可欠です。
そのためのコミュニケーション・合意形成・調整の能力が、まちづくりジェネラリストには求められます。単なるトップダウン型の施策ではなく、ボトムアップ型の意見を取り入れ、地域住民が主体的に協働できるような創発的な場を設けることが重要です。
❷分野横断的な視点
環境・社会・経済など、あらゆる分野の知識と経験を統合的に活用し、複雑化・高度化する問題を多角的に詳細に分析する能力が求められます。
そのためには、それぞれの分野の専門家と連携し、専門家の知見を効果的に取り込みながら、問題発見→原因究明→課題設定し、全体最適な解決策を導き出します。これは、単なるそれぞれの分野の浅い知識ではなく、それらを「サステナビリティ」や「まちづくり」という軸で統合的に理解し、活用する能力です。
❸あらゆる手段の駆使
ワークショップ、イベント開催、政策提言、デジタル技術の活用、団体立上げ、資金調達など、あらゆる手段を駆使して、地域問題の解決や価値共創に取り組んできました。 柔軟な発想と行動力、そして、状況に応じて最適な手段を選択する判断力が求められます。
リジェネラティブなまちづくり
そして、私が特に重要視しているのが、リジェネラティブなまちづくりです。これは、単に現状維持や修復を行うのではなく、地域社会の持続可能性を高め、未来世代に豊かな環境と社会を贈ることを目指した取組です。
だから、「まちづくりジェネラリスト」の中に「リジェネラリスト」というキーワードを含めました。
リジェネラティブは環境問題でよく使う言葉ですが、環境再生だけでなく、経済、社会、文化的な側面の再生も考えたより包括的・統合的な視点が必要です。
例えば、空き家を再生する際にも、単に住宅として利用するだけでなく、周囲の地域産業を活性化する拠点としてサステナブルな仕組みを考案するなど、多様な可能性を探る必要があります。資源の循環利用、地域資源の活用、自然との共生など、持続可能な社会システムの構築を目指します。
「まちづくりジェネラリスト」として、私はこれからも、地域社会の持続可能な発展に責任を果たすため、あらゆる分野の専門家やプレーヤーと連携し、まちを生きる多様な主体と協働しながら、複雑な課題に果敢に挑戦していきます。
長年、まちづくり活動をする中で、私はまちづくりをこのように理解しています。
このまちは過去の先人たちからの贈り物です。
同時に、このまちは未来の世代からの預かり物です。
だから、株式会社サステナブルタウンのパーパスをこのように掲げています。
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単なる仕事ではなく、未来世代への責任を担う重要な使命だと考えています。
未来のことを考えた循環
私たち一人一人が環境・社会・経済にとって最良な選択肢を見つけること。
その選択を取ること。それを広めていくこと。
私たちや地球のために。将来の世代の人のために。
それがあなたのまちにおいて道徳的でもあり、COOLでもあるように、行政だけでなく、企業、NPO、市民みんなが共感できるような想い=「地域社会の共有価値」にしていきたいです。
これまで多くの地域で行われてきた「他地域の先進事例のコピー」「地域外の人に活性化を依頼」という安直な手段だけで、本質的にうまくいった例はありますでしょうか? 残念ながら、私は聞いたことがありません。
地域の自然環境、暮らし、文化、産業等々も多様なため、資源の守り方・活かし方、事業の仕組み、 ステークホルダー、合意形成の方法もすべて地域ごとに異なるわけです。
ですから、地域の問題解決において絶対的な正解はないのです。
複雑化する課題に主体的に取り組む体制づくりが必要です。
住民だけでなく、産官学民のすべてが「地域」です。
地域が主体的に動き、その地域や現場、ステークホルダーの状況などに合わせてやり方をアレンジしながら事業を起こし続ける体制づくり。
事業を生み出すだけでなく継続・発展し続けるためには、事業を通じて、より広範な住民・市民団体・行政・企業・学校などのネットワークが形成され、取組が地域のみんなから「応援」される環境が必要です。
そのような資源・お金・人々の想いの循環をこれからもたくさんつくっていきます。
人口減少、地域活性化、地域経済の疲弊、気候変動、自然減少など長期的に続く問題が地域社会に山積しています。
地域を持続可能な形に変革していくためには、長期的な課題として取り組む体制や問題解決に着実につながる事業が「地域社会の仕組み」として実装化が必要です。
❶ 地域資源の持続可能な形の活用
❷ 地域の多様性を尊重し活かし合う関係性
❸ 事業が経済的に持続できる仕組み
❹ 地域内でエネルギー・物質・資金を循環
❺ 未来から見た「環境」「社会」「経済」の視点
❻ 誰一人取り残さないウェルビーイングを目指し続ける
❼ ヒト、モノ、資金、情報などが地域内(or地域間)で 活かし合う・補い合う・支え合う関係性
例えば、上記なようなことを地域の共有価値にしていきましょう。
最後に、元市役所職員としての想い
私は以前、公務員として市役所に勤務していました。3年ごとの異動は、組織として「ジェネラリスト」育成を目的とした人事異動だと説明されました。しかし、約12年半の公務員生活で、真の意味でジェネラリストと言える人に会えたことはありませんでした。むしろ、特定の分野に特化したスペシャリストですら、極めて少数派になっていたと感じています。多くの部署は、専門性を深く追求するよりも、狭い範囲の業務をこなすことに終始し、全体像を見据えた視点を持つ職員は稀でした。
この経験から、私は「まちづくり」という広大な分野において、真のジェネラリストを目指そうと決意しました。 高校1年生からまちづくりを学び、大学では政治学・行政学を学び成績優秀者にもなりました。
公務員として市民として講師・コンサルタントとして、様々な地域課題に取り組んできた経験が、この決意を後押ししました。
産官学民による主体的・創発的な協働プロジェクトを数々プロデュースし、それぞれの立場の違い、専門分野の多様性、そして、共通の目標を見出してに向かって協力することの大切さを肌で感じてきました。
それらの経験を通じて、単一の専門分野では解決できない複雑な問題に対し、多角的な視点と柔軟な対応能力が不可欠であることを確信しました。
誤解しないでいただきたいのが、すべての分野の専門的な知識を高度に有するのは不可能という点です。しかしながら、あらゆる主体と共に、あらゆる分野を超えて、あらゆる方法を駆使して、問題解決や価値共創に取り組むための専門知識・専門スキルがあります。
そういった意味で、私の活動の基軸となるのは「サステナビリティ」です。
持続可能な社会の構築こそが、真のまちづくりの目的だと信じています。
私の専門は政治学、行政学、教育学です。これらの学問的背景を土台に、多様な主体と協働し、地域問題の解決に責任を果たしていきます。
私は真のまちづくりジェネラリティを絶えず追求し、複雑な現代社会の地域課題に真正面から向き合い、未来世代が豊かに暮らせる持続可能なまちづくり「サステナブルタウン」を目指していきます。
状況に応じて最適な手段を選択する柔軟性と行動力を持ち合わせ、地域住民と共に未来を創造していくことが、私の使命です。