サスティナブルギャングとは
2023年が終わり、サスティナブルギャングの活動が始まってから約8ヶ月が経ちました。
改めて「サスティナブルギャングってこんな感じ」という名刺代わりになるような記事を、思考の整理がてら書いていこうと思います。
サスティナブルギャングとは
サスティナブルギャングとは、2023年5月に結成された「サスティナブルなことをするギャング」です。
サスティナブルなことが最も格好良いことだと考え、誰でも簡単にできる一歩目のサスティナブルなこととしてゴミ拾いを中心に活動しています。
「好きな服装で仲間達と散歩しながらゴミ拾いするのってめちゃくちゃ格好良くね?」という発想を元に結成しました。
背景
なぜサスティナブルなのか
若者の僕が現代社会に感じることは、「自分さえ良ければ」という考えが増えてきているのではないかということです。
誰かを不幸にしてでも、自分さえお金を稼いで幸せになれれば良いという考えが蔓延しているような気がします。
勝つことだけに注目して、勝ち方(生き方)にこだわる人が少ないのではないでしょうか?
僕が考えるサスティナブルの定義は、「犠牲がなく続いていくこと」です。
何かを失わずに何かを得ることは難しいかもしれません。
しかし、できる限り0に近づける努力はできます。
自分だけ幸せになることよりも、みんなで幸せになることの方が難しいです。
サスティナブルな選択は、時にお金や時間や労力がかかることもあります。
それでもサスティナブルな選択や行動ができる人ってめちゃくちゃ格好良くないですか?
「そんな考えをもった格好良い奴らが集まるようなコミュニティを作りたい」と思いからこのギャングを結成しました。
なぜギャングなのか
ギャングと名付けた理由としては、「好き勝手やらせてもらうぜ」という思いが強いからです。
サスティナブルと聞くと、「真面目」であったり「良い人」というイメージが浮かぶかもしれません。
もちろん、サスティナブルなことは良いことに違いはないのですが、僕はそれ以上に「格好良いこと」だと前述した通りに強く思っています。
なので、「真面目で品性方向な活動をするボランティア団体」ではなく、「荒削りで泥臭くてもサスティナブルで格好良いと思ったことをするバカな奴ら」くらいのコミュニティを目指しています。
迷惑行為など人に不快を与えるような行為はサスティナブルではないので当然行いませんが、「暴れる」くらいの感覚でサスティナブルなことをしてやろうという思いでギャングというワードをチョイスしました。
目的
サスティナブルギャングの目的は、現状大きく2つあります。
①「サスティナブル=格好良い」という考えの周知
ここまでの文章を読んでくれた人であれば、サスティナブル=格好良いという考えはある程度理解/納得はしていただけたと思います。
しかし、大多数の人はサスティナブルなことを良いことだとは思っていても、格好良いことだとは思っていないはずです。
一部の若者にとっては「良い」「悪い」よりも、「格好良い」「ダサい」の方が重要だったりします。
つまり、サスティナブルなことが「良いこと」というイメージから「格好良いこと」に変われば、時代は変わるのではないでしょうか?
サスティナブルなことを格好良いと思わせるには、ゼッケンと軍手を着用してゴミを拾うのではなく、好きな服を着て格好良くゴミを拾う必要があると考えています。
「見た目もやってることも格好良い」となると敵はいません。
僕たちはサスティナブルを略して「サス」と呼んでいます。
時代はTHUG(サグ、悪いこと)よりもSUS(サス)です。
この活動を通して「確かに言われてみれば、サスティナブルって格好良いかも」と思う人を一人でも増やしたいです。
②誰かの居場所作り
サスティナブルと聞くと、環境問題が真っ先に思い浮かぶかもしれませんが、僕たちは「人にとってのサスティナブル」を一番に考えています。
SNSの発展でいつでも誰とでも繋がれる社会ですが、孤独や断絶はますます深まるばかりです。
自宅と学校・職場の往復だけでは、その小さい社会が全てのように感じてしまいます。
共同体の代わりであったり、Third Placeとして、このギャングが誰かの居場所となってくれたら嬉しいです。
「別にゴミ拾いなんてしたくないけど、みんなに会いに行こうかな」くらいの気持ちでも構いません。
友達作りといった新たな出会いや社交の場となることはもちろん、辛い過去がある方の社会復帰の場になることができたら、「このギャングはサスティナブルなギャングだ」と胸を張って言えると思っています。
これまでの活動と今後の活動
5月の結成から半年間、大阪で週1でシティクリーンを行いました。
大阪の半年間の活動で、50ゴミ袋(45L)・活動時間50時間を突破しました。
現在は拠点を沖縄に移し、週2~4でビーチ&シティクリーンを実施中です。
5月末までの半年間を予定しています。
沖縄では、累計150ゴミ袋・活動時間150時間突破を目標にしています。
あくまで数字に過ぎないのですが、まずは活動を続けることが重要だと思い、数値を設定しました。
さらに地元のCafeや他Clean up団体とのイベントの企画を予定しています。
6月からは東京に拠点を移し、本格的に活動を始めていきます。
最後に
今の僕たちが最も心掛けていることは「焦らない」ということです。
このギャングにとっての成功とは、有名にになることでもなければ、大金を稼ぐことでもありません。
「このギャングがずっと続いていくこと」こそが、このギャングの成功です。
サスティナブルギャングの思想に共感や応援をしてくれる人たちが集まり、コミュニティとして存続していくことが何よりもの目標です。
このギャングが日の目を浴びるのは3年後や5年後、もしかすると10年後かもしれませんし、日の目を浴びないかもしれません。
それでも、「サスティナブルって格好良いと気づいた」「このギャングと出会えてよかった」と思える人を1人でも増やしたいです。
目先の利益に囚われずに、サスと向き合う姿勢を取り続けます。
誰かにとっての居場所であり、誇りとなるギャング。
We are Sustainable Gang.