CO2排出量ってどのくらいなの?【解説9】
かなりお久しぶりの解説編です。
時間が経ってしまいましたが、前回は各国のゼロカーボン達成目標について説明しました。
今回は現状を把握するということで、世界全体のCO2排出量を見ていきたいと思います!
1 世界のCO2排出量
では、さっそく次のグラフをご覧ください。
まず、目に入ってくる世界のCO2排出量合計の数字。なんと335億トン!
んーこの数字は流石に実感湧かないですね!
エジプトのクフ王のピラミッドの重さが推定600トンらしいので、ピラミッド5583個分に相当します!おおーわかりやすいですね…🙄
そして、このグラフは主要な国のCO2排出量割合が示されているので、その割合が高い順に見ていくと、中国、アメリカ、インド、ロシアに続いて、日本は世界で5番目のCO2排出量となっていますね!
世界全体の3.2%、約10億トンのCO2を1年間に排出しています。
2 1人あたりのCO2排出量
次に国別の1人あたりのCO2排出量をみてみましょう!
なぜ1人あたりで見るのかというと、国同士を比較する場合、人口規模によって偏りが出てしまうからです!
ということで、1人あたりのCO2排出量はこんな感じになります!
ででん!
人口の多い中国やインドは順位がグンと下がりましたねー。
1人あたり排出量に換算すると、主要先進国の中ではアメリカ、ロシア、韓国、日本は4番目となりました!
国別排出量では5位、主要先進国別では1人あたり排出量では4位という順位でした。
これは世界的にみても高い順位(=CO2排出量が多い国)と言えそうですね🤔
3 まとめ
世界各国のCO2排出量は、細かいデータも調べれば出てくるので、興味がある方は調べてみてください。現状と削減目標を比較するというのも面白いかもしれませんね!
日本のCO2排出量はかなり厳しい順位ですが、このことを直ちに悲観的に捉える必要はないと思います。
もちろん、CO2排出量が多いという事実をきちんと受け止める必要はありますが、見方によっては、私たちひとりひとりが努力すれば、日本はこれからCO2排出量を削減する十分な余地があると考えることもできるのではないでしょうか。
2050年までにゼロカーボンを達成するためには、日本は、地域は、私たちひとりひとりは、どうすれば良いのでしょうか?
この記事をご覧になっているみなさんも、それぞれ考えてみてください☺️
ということで、今回はここまでです。
次回は、日本のCO2排出量をもう少し詳しく見ていきましょう!
それではまた!
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