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サスメドのエンジニアチームを紹介します!

「自分の書いたコードで人の命を救うって、身体が震えるほどの感動だと思う」とCTOの本橋さんは語ります。この言葉が示す通り、サスメドの開発部は「エンジニアリング」を通して「医療」への貢献を本気で目指す組織です。

少数精鋭で構成されているチームですが、事業が非常に進捗していることもあり、現在新たな仲間を募集中です。今回の記事では、開発チームの特徴や体制などをご紹介します。

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チームについて語るCTO本橋さん


事業概要

サスメドは、デジタル医療という新しいマーケットに切り込もうとしているスタートアップです。不眠障害治療用アプリをはじめとする治療用アプリ開発と、医薬品や医療機器の臨床試験/治験を効率化するプラットフォームの提供を行っています。


プロダクト紹介

不眠障害治療用アプリ
現在開発中のプロダクト。空き時間を使って、毎日の寝つきの時間、行動パターン、考えごとなどをスマートフォンアプリで入力。データを独自のアルゴリズムで解析し、自動で患者一人ひとりに適した対処法を通知、不眠症状の改善を図る治療用アプリです。2021年に有効性を確認する治験を完了し、医療機器として厚生労働省からの承認取得を目指しています。

臨床試験システム(SUSMED BlockChain)
労働集約的な業務により費用が高騰している医薬品の臨床試験を、データの信頼性を担保するブロックチェーン技術を活用したシステムで効率化し、創薬プロセスの開発コストの適正化を目指しています。

AI自動分析システム
医療ビッグデータをAIで分析し、患者の将来予測などをサポートするシステムです。医療データの活用による医薬産業のバリューチェーン全体の効率化を目指しています。


業務内容

スマホアプリエンジニア
患者さま側が利用する治療用アプリやePRO(患者報告アウトカムシステム)スマホアプリを中心に開発します。

フロントエンジニア
主に病院側が利用するWebアプリやePROの管理Webアプリを中心に開発します。

サーバサイドエンジニア
Webアプリのサーバサイドやブロックチェーンによるデータ管理システムの設計、開発、テストまでリードします。

UI/UXデザイナー
治療用アプリ・臨床試験システムのアプリや管理画面のUI/UX設計を担います。

どのポジションにおいてもエンジニアの裁量が大きく、各プロジェクトの企画から設計、実装、テストまで関与していきます。ドメインエキスパートと直接会話する機会も多いです。また、各ポジションにおいて専門性を発揮しつつ、各ポジションの隣接領域の技術や知識を学べる機会を提供するようにしています。


技術スタック

チャットツール: Slack
チケット管理、ソースコード管理: GitHub
ドキュメント管理: Confluence
CIツール: Github Actions
インフラ: AWS, GCP, Linux
WebUX: Vue.js + TypeScript, React + TypeScript, Bootstrap
スマホアプリ: Android Kotlin(Android View System, Jetpack Compose, Coroutines, Hilt, Retrofit2, Firebase, Room), iOS Swift(UIKit, SwiftUIl Combine, Concurrency, Firebase, Realm, Core Data)
サーバサイド: python3 + FastAPI, golang
その他: Firebase, Docker, Terraform, Hyperledger Fabric etc...

安定性や堅牢性を重視しつつも、モダンな技術を積極的に取り入れています。


これまでの成果

不眠障害治療用アプリの開発を薬事承認に向けて推進
不眠障害を対象とした検証的試験の結果、主要評価項目であるアテネ不眠尺度(不眠重症度の指標)の改善において、治療用アプリ群では*シャム群との間に統計学的な有意差が認められました。現在、薬事承認申請に向け準備を進めています。

*シャム…治療用アプリから治療アルゴリズム等の機能を除いたアプリのこと

汎用的な治療用アプリ開発プラットフォームの構築
不眠障害治療用アプリを開発した経験を活かして、汎用的に使える治療用アプリ開発プラットフォームを構築しました。本来、治療用アプリの開発には時間的・経済的コストの莫大な投資が必要ですが、このシステムはノーコードに近い状態でアプリ開発が可能となっています。


組織構成

エンジニア6名、デザイナー2名で構成されています。


雰囲気・特徴

大人で堅実なスタートアップ

いい意味で「キラキラ」とした雰囲気はありません。実直かつ真面目でありながら、内に情熱を秘めたタイプの方が比較的多いです。
会社の雰囲気としては、結構おとなしめの人が多い感じがしていて、私としてはすごく心地が良いです(笑)決して消極的な意味ではなくて、胸に熱い思いはありながらも、そこを感情的にならずに議論する、みたいな。
(以下記事より)

専門性が高いシニアメンバーが揃う

実績も経験も豊富なシニアメンバーが多いですが、現状に満足せず日々技術を高め合っています。
サスメドは専門性の高い方が集まっているので、各領域のプロの意見を聞きながら落とし所を探っていけるのも特徴かもしれません。各々の専門性については、みなさん信頼を寄せているところだと思います。
(以下記事より)


サスメドで得られるもの・経験できること

医療分野にエンジニアリングで貢献できる
治療用アプリは、一般的なヘルスケアアプリとは一線を画す「医療機器」です。人の命や健康に影響する社会意義の大きな開発に取り組めることは、サスメドで働くエンジニアの醍醐味だと考えます。

エンジニアとしての腕を磨ける
サスメドのプロダクトは医療分野の厳しい基準の中で長く使えるように作り上げていきます。可用性や拡張性等をしっかり考えて、クオリティの高いプロダクトを自信を持って作りたい方にとっては学びの多い場所です。

意義のある仕事だけに集中できる
「自分の仕事には意義がある」と思いながらパフォーマンスを発揮してほしいと願っています。そのため、会議はコンパクトに終わらせ、「稟議が通らないからソフトウェアが使えない」などといった不要な負担も強いません。エンジニアがやるべきことに集中できる環境を提供します。「開発に集中する時間」と「情報共有や議論に集中する時間」のメリハリをつけやすくするために、コロナ前から週3:リモート勤務・週2:出社といったペースで基本的に働いています。

惰性でつづく定例会議の開催や、有償ソフトウェアのコストを払わない、不必要な社内資料の作成や出勤の強要といった、意義のない仕事は絶対にやらせません。実態としても、サスメドのエンジニアメンバーは、週2-3日を在宅勤務にて開発に集中しています。
(以下記事より)


評価方法

能力ベースではなく成果ベースの評価を行っています。「技術に詳しいこと」「勉強していること」自体が評価されるわけではありません。求められる品質に対して、いかに自身のスキルを駆使してアウトプットを出せたかを評価していく環境です。

また、スキルの伸びが停滞しないよう、CTOの本橋さんは「背伸びをしないといけない仕事を提供したい」と語ります。

サスメドでは、学校教育のように会社側から成長を促すことはしませんが、その代わりに成長できる場を提供することを約束します。インパクトファクターの高い学会の論文になるような、世界をより良くした実感を持てるような、高度な技術がなければ実現できないような、背伸びしないとできない仕事を提供します。
(以下記事より)


求める人物像

表面的ではなく、技術を深く理解する
サスメドでは、「最低限の知識で漠然と開発する」ことはせず、「土台をしっかりと理解した上で開発する」ことを前提としています。「自分が書いたコードがなぜ動くのか、なぜこの設計を選んだのか」を自分の言葉で説明できるような方が理想です。

プロダクトコードが書ける
サスメドのプロダクトは、長期メンテナンスと拡張性を前提とした開発が中心です。例えばサスメドシステムの利用パターンは無限に想定されるため、構造的によく理解し整理して作らなければなりません。ソフトウェアアーキテクチャを含めた全体設計のもと、プロダクトコードが書ける人材が求められます。

ドキュメンテーション、テストができる
臨床試験等でドキュメント化する場面が多いため、エンジニアもドキュメンテーション能力が必要です。医療業界は非常に要件が複雑であるため、設計書等もしっかりと整理していきます。さらに、サスメドのプロダクトは、厳密なテストをもとに堅牢性高くリリースしていくため、自身でテストできる力も求められます。

基礎的な開発力とドメイン整理力を持っている
プロフェッショナルとして仕事ができるレベルの基礎的な開発力は必須要件です。また、非常に複雑な医療のルールを把握して、システムや要件に落とし込んで整理する力(ドメイン整理力)が必要となる場面があります。


これら4つを兼ね備える方を求める人物像として掲げるのは、少々「求めすぎ」かもしれません。しかし、品質の高いプロダクトを世の中に提供し続けるために、いずれは必ず身につけていただきたい要素ではあります。現時点では十分でなくとも、前向きに取り組んでいただける方を歓迎します。


CTOメッセージ

僕たちサスメドの取り組みは、医療周辺のデジタル化ではなく、「医療そのもの」の一部をデジタル化しています。
医療の進化の歴史を振り返ってみると、その進化において科学技術の進化が大きな役割をはたしています。例を挙げると、X線の発見によるレントゲンの実現、自動生化学分析装置による血液等の検査の実現、MRIによる癌等の腫瘍部分の発見など多岐に渡ります。そして現在のIT技術の進化によって、さらなる医療の進化が実現できると私は考えています。

その中で、まずは治療用アプリの実現や効率的な臨床試験治験プラットフォームの推進を行っています。そしてその先には、今後これらから生み出される病気の症状・状態データやその検査値といったデータとIT技術を用いて、人間の状態をn次元地図上に表現することができると期待しています。

もしもその地図ができるのであれば、患者さんの「診断」は、「その地図上の点のどこかにプロットすること」と表現することができ、「治療」とは「地図上の悪い状態の領域から良い状態の領域まで移動するベクトル」として表現することができ、「各病気の関連や併発の状態」も「地図上の病気領域間の距離や重なり」で表現することができます。そうすることで、診断の正確度の評価・薬の治療効果の評価・最適な治療方法の選択などにおいて地図は大きな役割を担うことができ、医療の進化に貢献することができます。

もちろんこの地図をつくることは容易ではないです。しかし、不眠症状は鬱など様々な病気との関連性が高いため、今後の治療用アプリの広がりとともに、精神疾患の領域から徐々に地図を作り始めることができると考えています。

デジタルを1つの武器として、このような取り組みを医療に携わる様々な人々と一緒に実現し、現在そしてこの先と全ての人々により良い医療を提供していく持続可能な未来を築いていく仲間を弊社は求めています。その思いに賛同いただける方は、ぜひサスメドにご連絡いただけたら幸いです。

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