クロード・モネ 《ベヌクール、セーヌ川畔》 〜 アートの聖地巡礼(米国)

画像1 シカゴ美術研究所で「もう一度みたい作品」を紹介している。今日は、クロード・モネ、《ベヌクール、セーヌ川畔》(1868)。絵の中の女性は、モネの妻となるカミーユ・ドンシュー。当時、家族から結婚を反対されていたモネとカミーユは、ベヌクールから近い村Glotonに滞在していた。この作品のモネは、どことなく筆致が「マネっぽい」。それにしても、カミーユの手元にある帽子の青いリボンに目がいく。なぜか、先日紹介したモネの《サンタ=ドレスの海岸》(1867)の青いボートを思い出す。モネの初期の筆致を知るために貴重な作品。