エドゥアール・マネ 《読書をする女性》 〜 アートの聖地巡礼(米国)

画像1 シカゴ美術研究所で「もう一度みたい作品」を紹介している。今日は、エドゥアール・マネ(1832-1883)の《読書をする女性》(1880–1881)。マネは、印象派の画家達よりも一歩先を歩いていた。それでも、クロード・モネをはじめとする若い仲間の新しい表現方法にも敏感だった。彼の探究心が容易に想像出来るのが、亡くなる数年前に描いた、この作品だ。オルセー美術館所蔵《オランピア》(1863)と同じ画家とは思えない。絵画の世界に革命を起こしたマネの飽くなき探究心が伝わってくる。マネ「らしくない」けど大好きな作品。