2か国ワーホリ 天国から地獄①
「人生で一番輝かしい日々を送っている、記憶喪失になってもこの一年間の記憶だけは忘れたくない」などと思えるほどのワーホリを経験した。ワーホリ一か国目カナダで。
それが故、その夢が覚めた後のことを全く考えていなかった。本当に全く。
あぁ、カナダもう少しいたいな。
帰国寸前の12月2日にRO visaのwaiting listに登録。ワーホリ生活が楽しすぎて楽観的にしか考えていなかったが、何となくすぐにカナダに帰れると思っていた。
なんか縁がある気がしてたんだよ。
でも1ヶ月待てど、2ヶ月待てど、エージェントから連絡が来ることはなかった。
私、ビザきっと取れないわ。カナダ。戻れないわ。
帰国してから3ヶ月が経とうとしていた。
無職になってから4ヶ月、貯金もそんなに余裕がなかったからせっかくの日本一時帰国にも関わらず、どこにも旅行に行かず、友達に会うのも最小限にして、ほぼ毎日実家に引きこもっていた。
その代わり、家族に甘えて家中の日本食を爆食いした。
(それはそれで幸せだった。)
社会人として、社会との関わりが何もないこと、一銭も稼ぎがないこと、将来・未来が全く見えないこと、身動きが取れないこと、これからの身の振り方について決断ができないこと、その全てが苦しかった。苦しかった~。
つづく
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