初心者VTuber向け完全ガイドマニュアル
みなさん、こんにちは。
普段はWEBマーケティングのお仕事をしている傍ら、趣味でVTuber活動を行っているスシテンコ先生(@sushitenko)と申します。
私のVTuber活動開始は2019年5月頃から、2019年12月時点で半年ほどになります。
その中で見えてきたことは、
「個人VTuber界隈には本当に必要な情報が行き渡ってない」
「ネガティブな情報やゴシップネタで有益な情報が埋もれてしまう」
「新規参加者にノウハウや情報共有する文化がない」
…といった課題です。
実際、私自身も半年間の活動を経て、VTuber界隈はつくづく初心者や新規参入者に不親切だと感じながら、手探りで様々な方から情報収集して行く日々を重ねていました。
その活動の最中、私がVTuber界隈の課題を洗い出してぶっ叩きつけた記事が、思いがけずバズってしまいました。
この記事に関しては書いた本人自体思うところは色々とあるのですが、結果としてVTuber界隈に不安をばら撒くだけになってしまったことに、多少の自責の念を感じてはおります。
ただ、それとこれとでは話は別。
私に出来ることは、誰かに役に立つ情報を黙って提供することのみです。
そこに「有名になりたい」「認められたい」なんていう欲望は必要ありません。
本当に誰かにとって役に立つものを提供しておけば、結果や評価は勝手についてくるのです。
正直な話、VTuber界隈で有用な情報を発信したとしても、ネガティブな炎上ネタやゴシップ話、馴れ合いツイートやらで流れていくのが目に見えているので、この手の記事を書くことに戸惑いがありました。
単純に、労力に対してのリターンが見合わないからです。
ただ、それでもVTuberに何らかの期待や希望を持って、挑戦する誰かに対し、必要となる情報を届けるのが、私の役目です。
…そんな私の想いなど関係なく、伸びる奴は勝手に有用な情報を参考にしていき、伸びない奴は読んで満足なのが世の常なので、独白はここまでにしておきましょう。
全10記事でお届けする「初心者VTuber向け完全ガイドマニュアル 」では、以下のような方が読んで欲しい読者となります。
・VTuberを始めてみたけど、何からすればいいかわからない方
・VTuberとして伸び悩んでいる方
・VTuberとして活動が上手く行っているけど基本を見直したい方
・VTuber関連の活動でサポーターなどで関わりたいと考えてる方
基本的には「初心者向け」としておりますが、個人VTuberだけでなく、VTuberに携わる方すべてに対し、何かしらの気づきが得られるようにはしております。
また、全10記事をしっかり読むことで、読者が以下のような気づきを得ることを目的としております。
・VTuberとして「やりたいこと」「目的」が明確になる
・伸び悩んでいる時の方針転換先を見つけ出すきっかけを知る
・見落としがちな初心・基本を思い返す
新規参入してきたVTuberが余計な情報に惑わされず、最短ルートで自分の「やりたいこと」「達成したいこと」にたどり着くための、道しるべだと思っていただけるとわかりやすいはずです。
私自身、VTuberとしての活動では、だいぶ遠回りすることとなりました。
その経験から「こういった情報があれば、余計な遠回りをせずに済んだのに…」と考え、本当に必要な情報だけを、このマガジンでお届けして参ります。
「初心者VTuber向け完全ガイドマニュアル
」で掲載していく記事のテーマは、以下の目次の通りです。
1.VTuberを始めるメリットについて
まず、第1回目の記事では「VTuberを始めるメリット」について、紹介していきます。
私が個人VTuberと話したり、活動を追う中で、よく見かけるのが以下のような悩みです。
・何をすればいいかわからない
・やりたいことが多すぎて何に集中すればいいかわからない
・他のVTuberに話しかけていいかわからない
・数字がまったく伸びない
要は「何をすればいいのかわからない…」という状態で、手探りで周りの真似をしているだけの人が非常に多く感じます。
ですので、まず第1回目の記事では、読者自身の「やりたいこと=目的」を明確化し、VTuberとしての活動方針がブレないように、VTuberを始めるメリットをおさらいしていきます。
VTuberを始めた段階で「自分がやるべきこと」が明確になるだけで、活動に対して迷いがなくなるはずです。
2.動画プラットフォームの選び方について
第2回目は「動画プラットフォームの選び方」について、ご紹介していきます。
現在、日本国内で主流となっていて、VTuberがよく使っている動画プラットフォームには、以下のようなものがあります。
・YouTube
・ニコニコ動画
・SHOWROOM
・17
・IRIAM
・REALITY
それぞれの動画プラットフォームごとに、細かな性質の違いや利用者層の違いがあり、活動方針によって向き・不向きが存在します。
また、動画市場がまだまだ成長段階なので、新規の動画プラットフォームも登場しており、今後の動向も把握しておき、時代の流れに合わせて柔軟に対応していく必要もあります。
当記事では、今後の市場規模の予測なども混ぜて、動画プラットフォームの選び方についてご紹介していきます。
さらに「動画を投稿しない場合の活動方針」として、SNS・文字媒体・クロスメディアプラットフォームの運用についても、解説していきます。
3.Twitter(SNS)運用について
第3回目は「Twitter(SNS)運用」について、ご紹介していきます。
Twitterの運用についても、人それぞれ目的別に様々な使い方があります。
・情報発信ツールとしてのTwitter
・コミュニケーションツールとしてのTwitter
・宣伝ツールとしてのTwitter
・営業ツールとしてのTwitter
VTuberの場合は、多くは「コミュニケーションツール」としての側面が強い一方で、宣伝・営業目的でも活用することも大事になります。
また、Twitterではフォロワー数を増やすことが大事になってくる一方で、目的に沿っていない数字の増やし方は、あまり効果がないことも十分にあり得ます。
なお、私自身もVTuberとしてはTwitterの活用の模索・研究が中心となるので、より経験に根ざした解説も交えていきたいかと思います。
4.アバターの作り方や選び方について
第4回目は「アバターの作り方や選び方」について、紹介していきます。
VTuberの肝となる「VRアバター」ですが、現状は以下のような技術やソフトウェアが利用されています。
・Unity
・MMD
・Live2D
・VRoidStudio
私の記事では技術面のノウハウではなく、使用感や互換性・応用法など、利用者目線からの解説をお届けしていく予定です。
※2020年2月4日追記:むくどりんさんのnote記事で「VroidStudio」「Vカツ」「REALITY」のメリット・デメリットが紹介されているので、引用いたします。
5.VTuber活動に必要な機材について
第5回目は「VTuber活動に必要な機材」について、紹介していきます。
結論から言えば「スマホ一つだけでVTuberとして活動を始めることは可能」なのですが、人によってはPCやVR機器を導入した方がいい場合もあります。
クリエイター志向の場合は、以下のような機材を用意した方が、作品のクオリティを上げやすくなります。
・有料アプリ・ソフトウェア
・ハイエンドPC
・高性能マイク
・オーディオインターフェース
VTuberやクリエイターによくある傾向として「形から入る」「機材にお金をかける」という考え方ですが、私は「活動目的に応じて無駄な出費は削った方がいい」という考え方が強めです。
対費用効果・コストパフォーマンスなども踏まえた上で、VTuberとして活動する上で必要となる機材についても、解説していきます。
6.コンテンツの作り方やジャンル選びについて
第6回目は「コンテンツの作り方やジャンル選び」について、ご紹介していきます。
ここで言う「コンテンツ」とは、動画だけではなく、VTuber活動を通して生み出されるあらゆる作品・創作物を指します。
具体的には以下の通りです。
・動画
・ブログ記事(文章媒体全般)
・イラスト(アート・デザイン全般)
・音楽(音声作品)
・アプリケーションソフトウェア(技術全般)
また、VTuberの外を目指す場合「ジャンル選び(業種選び)」も大事になってきます。
ジャンル選びに関しては、マーケティング知識・広告業界の事情・ビジネス知識など、多彩な知識や情報が求められてくるので、当連載シリーズでは軽く触れる程度で留めておきます。
7.コミュニケーションツールの活用方法について
第7回目は「コミュニケーションツールな活用方法」について、紹介していきます。
とくにVTuber同士の交流によく使われている「Discord(ディスコード)」に関しては、知っているかいないかで、VTuber同士の連携や情報共有力に差が出るレベルですので、私自身の経験や活用法も交えて解説していきます。
また、広い意味でのコミュニケーションツールとしては、前項の
・動画(とくに配信)
・SNS
・クリエイティブツール全般(コンテンツ)
…も含むという考えのもと、それぞれのツールに求められているコミュニケーションスキルも、紹介していきます。
8.VTuber同士の付き合い方について
第8回目は「VTuber同士の付き合い方」について、ご紹介していきます。
個人VTuber界隈の炎上騒動やゴシップネタを見ればわかりますが、他人の悪口を表で流す人間が跡を絶たず、界隈全体に疑心暗鬼が渦巻いている事情があります。
もちろん、大半は常識のある方ばかりなのですが、関わると厄介な人間が多いことも無視できない事実です。
事前に自分でトラブルに巻き込まれないように防衛したり、各コミュニケーションツールを使い分けるなどして、VTuber同士でほどよい距離感を保ちながら交流する意識が大事になってきます。
私自身、ネット経由で仕事をすることが多い都合上、細かいコミュニケーションテクニックには気を配っており、VTuber同士で関わる際にも応用が利いていると感じる場面も多々あります。
ですので、意外と見落とされがちな「VTuber同士の付き合い方」についても、解説していきます。
9.VTuberを仕事や収入につなげる方法について
第9回目からは、かなり突っ込んだ内容として「VTuberを仕事や収入につなげる方法」をご紹介していきます。
現在、VTuberとして仕事や収入につなげる方法は、主に以下の通りです。
・YouTubeの自動広告
・各動画配信サービスの投銭機能(スーパーチャット・ギフトなど)
・クラウドファンディング
・Amazon欲しいものリスト
・pixivFANBOX
・個人同士の受発注
私自身、フリーランスとして様々な収入源を活用している都合上、それぞれの収入方法の対費用効果などを徹底的にリサーチしております。
その上で、各収入源のメリット・デメリットや特性について、解説していきます。
また、直接収入につながらない場合でも「将来的に何らかの仕事につなげるためのVTuber活動」という考え方についても、ご紹介していきます。
10.マーケティング視点の必要性について
第10回目は、私自身が主に伝えたいテーマとして「マーケティング視点の必要性」について、解説していきます。
VTuberにしても動画市場にしても、すべては「マーケティングの中に存在して、初めて収入につながる」ものです。
ですので、VTuberとしてより結果につなげたいのであれば、マーケティングについて学んで実践していくのが、より高い効果を得るために必要なことだと言えます。
また、伸びているVTuberの多くは、無意識にマーケティングが行えていることがほとんどなので、今まで自分が行ってきた活動を言語化・理論化する意味でも、マーケティングを学ぶ意義は大きいはずです。
私自身がVTuberとして活動している目的としても「自分自身のマーケティングの実践」と「マーケティングを実践するVTuberを増やす」という意識があります。
以下の「VTuberで学ぶマーケティング論」を連載しているのも、VTuberというフィールドはマーケティングを学んで実践するには、非常に挑戦しやすい舞台だと感じていたからです。
いずれにせよ、私の主目的は「VTuberを通してマーケティングを学び、実践する」という意図に沿っていますので、私の記事や発信する情報が参考になると感じている方は、マーケティングにも関心を持っていただけると、必ず今後の参考になるはずです。
最後に~今後の活動方針やnote更新について
以上「初心者VTuber向け完全ガイドマニュアル 」と題して、私自身がVTuber活動を通して「本当に新規参入してきたVTuberに必要だと感じた情報」をまとめてきました。
もっとも、私一人だけの力では情報に不備や抜けも生じるはずです。
ですので、他にVTuberとして活動を行っている方で、より良い情報を発信している方のツイート・note記事なども紹介・引用しつつ、より個人VTuberが自分にとって必要な情報にたどり着きやすいよう、随時加筆修正して行く予定です。
最終的には、このマガジンシリーズを「個人VTuber界の初心者のガイド・マニュアルの定番」として、育てていきたいと考えております。