
忠雄と唐泊恵比須かき・20年の歩み
牡蠣といえば広島が有名ですが、
実はここ福岡にも、海外のミシュラン店で提供されているほど
美味しく質の高い牡蠣が養殖されていることはご存知でしょうか。
福岡市西区で養殖されている
唐泊恵比須かき(からとまりえびすかき)です。

私が唐泊恵比須かきに出会ったのは今から20年ほど前。30歳の時でした。
父親が亡くなり、2代目として店を継いだのが25歳の頃。
それから5年が経ってはいましたが
店としても、料理人としてもまだまだな頃でした。
そんな時に、当時福岡県庁で水産職だった
渡辺 大輔 さんとの出会いがあり、渡辺さんの紹介で唐泊恵比須かきとも出逢いました。
「地元で商売するなら地元の鮮魚を使いたい。」
という思いで店をやっていたので
福岡の牡蠣と聞き、すぐに店で提供するようになりました。
カブで唐泊漁港まで仕入れに出向き、
漁師や漁協関係者と関わる中で水産業の現状を知るようになりました。
漁師の高齢化、後継者不足、消費者の魚離れ・・・。
「漁業は衰退の一途を辿っている」と社会で問題視されていることが
浜の現状ともリンク。

2005年から、まずは自分たちができることをと、
渡辺さんをはじめ、有志で「お魚応援団」を結成。

2010年あたりから、福岡の地魚普及のために
国内外各地でイベントを定期的に開催するように。

当時福岡県庁の水産職だった渡辺さん(左)と私(右)。今から13年前とあって若いです😂
これまで国内では広島、兵庫、京都、愛媛、東京、北海道。
海外では、ニューヨーク、ラスベガス、スペイン、イタリア、香港、タイなどでイベントを開催。
(各地でお世話になった皆さん、本当にありがとうございました。)
渡辺さんが福岡県香港事務所に行ってからは
特に香港で積極的にイベント開催。

会場は香港にて飲食店経営されている中村さんのお店で。
世界のトップシェフに牡蠣を食べてもらい、
味、大きさ、扱いやすさなど世界基準でフィードバックをもらい
それを漁協に持ち帰って意見交換させてもらいました。
今でこそ唐泊恵比須かきは
💎マンダリンオリエンタル香港の2つ星レストランAMBERで提供
💎香港ではAMBERを含む20店舗以上の飲食店で採用
💎2023年からシンガポールにも輸出スタート
💎リッツカールトン福岡の最上階に位置するバーBAYでも提供スタート
と順風満帆に販路を拡大しているように見えるかもしれませんが、
これまでの20年間の道のりは決して楽なものではなかったのを側で見てきました。
⚡️荒波により養殖筏が大破
⚡️海況の変化による不作
⚡️チヌによる食害で牡蠣の90%以上が駄目に。
これらを漁師達の弛まぬ努力で乗り越え続け、
気づけば、私が20年前に食べた牡蠣とはまるで違う、
進化した恵比須かきがここにあります。
それと同時に、漁業者だけでは解決しがたい
水産業全体の問題と向き合わざるを得ない現状があります。
🌊組合員の減少(20年前に50名→現在29名)。
🌊平均年齢65歳の漁師10名程度で生産(繁忙期は期間雇用で対応)。
🌊そのうち半数の漁師は70代。

65歳〜75歳の漁師が牡蠣養殖を支えている今、
10年後、20年後もこの美味しい恵比須かきを残していくために、
福岡お魚応援団として先を見据えた取り組みをしていきたい。
💎漁協がここまで美味しく牡蠣を生産してくれている、
ならばそれがもっと多くの人に伝わるように。
💎価値を伝え、巡り巡って唐泊恵比須かき養殖に関わる
漁協の人たちが潤うように。
唐泊恵比須かきのかっこいいブランドサイトを作り、
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唐泊恵比須かきの価値を伝えていきたい!🔥
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それを実現するために、
現在私たち福岡お魚応援団でクラウドファンディングに挑戦しています。
漁協の予算で捻出すべき、とのご意見があるかもしれません。
しかし唐泊漁協としては、
去年チヌの食害で90%以上の牡蠣がダメになってしまったことにより
苦境に立たされているのが現状です。
また、生産者は美味しい牡蠣を生産するために
泥臭い、地道な作業と日々対峙しており、
その他のことまで手が回らないのが現実です。
であれば、私たち福岡お魚応援団にできることはここだ!と思っています。
福岡お魚応援団でクラウドファンディングに挑戦中です🔥
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ぜひ一人でも多くの人にご一読いただきたいと思っております。🔥🔥
こうして唐泊恵比須かきについて知っていただくこと、
それ自体がとても大きな一歩です。
シェア・拡散も大変励みになります。
共感していただける方は、ぜひご支援の程よろしくお願いいたします!🔥
支援の中に唐泊恵比須かきがご自宅に届くものがあります。
まだ食べたことがないなあという方!
ぜひご自宅で楽しんでいただけるとうれしいです✨