コロナショック前の2月に確定拠出年金の積み立てにREITを組み入れた結果何が起こったか?
やばかったです。そして今は多少復活したものの引き続き大きなマイナスが継続しています。
2月のある時点までREITの利回りはかなりよかったのです。そしてその流れに乗っかってしまったのが大きな失敗でした。。。
実際に組み入れたREITは日系のREITとGlobal REIT。中でもGlobal REITは退職金の半分を組み入れたため2月のREIT系大幅下落のタイミングで大きな損失を被りました。その後大きく反発したものの、前の水準まで戻すことはなく、引き続き含み損をかかえたままの状態となっています。
まさに高値掴みをした過去の自分にこう言ってやりたいです。
「この後コロナがくるよ!」と。
でもよくよく考えてみると未来はどうやったって読めないのです。コロナがやってこなければREITの価格は2月以降も伸びていたかもしれません。これは誰にもわかりません。
ただ一つ言えることが、確定拠出年金全額のうち、およそ3分の2を一気にREIT系商品につっこんだこと。これは避けることができた事実であり、投資をやっている人が絶対にやってはいけないことです。厳密にいえば、絶対にやってはいけないことだったと大きな損失を出してから気づいたのでした。
さらに分解して説明すると、3分の2をつっこむのは悪くないことだと思います。その後値上がりがあるかもしれないからです。
年金の構成の大半をリスクの高いREITにつっこむのはどうかな。2月時点では不動産バブル崩壊も示唆されていたからその時点でのREIT購入はどうかな。とかいう意見もあるかもしれません。
それでも不動産市場の伸びしろに期待していましたし、上がる可能性を期待していた人も多くいたと思います。
やはり一番の失敗は一気にREITに切り替えたことです。
分散して切り替えるべきでした。
これまで保有していた国内株の投資信託をすべて売り払い、そのすべてをREIT購入に使った。これが大きな過ちだったと今になって考えるのです。
これを半分にしていたらどうだったのか。3分の1にしていたらどうだったのか。完全に今のような大きな損失は回避できました。
現金で株を買うとき当たり前のように意識していた期間を分散して購入すべきという常識を、すでに保有している株式を売ってREITを買うという局面ですっかり忘れていたのでした。
この経験は投資をするときは常に期間分散をすべしという大きな教訓になりました。
もちろんこれは全ての人に当てはまることではありません。ここぞというタイミングで一気に売りを入れる、買いを入れるという投資スタンスで大きな利益を得ている方もたくさんいるからです。
ただ知識レベルにそこまで自信がない私のようなケースでは期間分散の観念は忘れるべきではないと思います。
それでは楽しい投資ライフをお過ごしください!