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EDHオタクカードウォッチング #7

こんにちは、助六寿司です。
こちらの記事は、晴れる屋チャンネルさんの名企画「EDHオタクカード紹介」に倣い、
筆者がEDHのデッキを考える過程で見つけた面白そうなカードやワンチャンありそうなカードを備忘録がてらまとめたものです。
少しでも皆さんのEDHライフに役立ってくれたら幸いです。

本家「EDHオタクカード紹介」はこちらから


《Resonance Technician》

むしろこいつを統率者にしたいまである

Ravnica: Cluedo Editionに新規で収録されたイゼット団のクリーチャー。
テキストの日本語訳は以下の通り。

飛行
Resonance Technicianが戦場に出たとき、カード1枚を捨ててもよい。そうしたなら、調査を2回行う。
(T),あなたがコントロールしてアンタップ状態のアーティファクトX個をタップする:あなたがコントロールするマナ総量がXであるインスタントかソーサリーである呪文1つを対象とする。それをコピーする。あなたはそのコピーの新しい対象を選んでもよい。

http://m.mtgwiki.com/wiki/Resonance_Technician

任意のアーティファクトをタップしてその総数以下のインスタント・ソーサリーをコピーする能力を持つ。
5マナとやや重いものの、4/4飛行とそれなりに頼れるサイズなのは嬉しい。
ETBでハンドコストと引き換えに2回の調査を行うため、単体でも2マナ以下のスペルをコピーできるが、できればアーティファクトを並べやすいデッキで使いたいところ。
固有色青赤でアーティファクトトークンを継続的に供給できるジェネラルとしては《テルカーの技師、ブルーディクラッド》《グレムリンの神童、ジンバル》《高名な装置技師、ケイス》が挙げられる。オースブレイカーなら《崇高な工匠、サヒーリ》も候補となるか。
面白いところでは《Myra the Magnificent》と相性がいい。アトラクションはすべてアーティファクト(かつタップ状態にしても痛くない)であるためタップコストに充て放題であり、特性上スペル偏重のデッキ構成となるためコピーの対象にも困らない。

《お告げの行商人/Omen Hawker》

いつの間にかタコの名産地になってたニューカペナ次元

青でたまに登場する用途限定マナクリーチャーの1体。
起動能力にしか使えないという制約は決して軽くはないが、それを差し引いても1マナから2マナが出るのはさすがに破格。
マナ支払いを伴う起動能力持ちを統率者に据えておけば、マナの使い道になるカードを引けず棒立ちになるリスクも軽減できるだろう。
マナコストを減らしているわけではないため、《熟達のインヴォーカー、ダイナヘール》でのコピーを阻害しないのは似たような役割の《訓練場》にはない利点である。
制約についても、ギルド印鑑やフィルターランドでロンダリングして回避することもできる。
ところで、キャプションでも触れているとおり、MH3発売に伴うオラクル更新で種族のセファリッドはタコに統一されている。
MTGでタコといえば海蛇・クラーケン・リバイアサンとともにいわゆる海産物としていくつかのカードで参照される種族であり、このカードもそれらの恩恵に預かることになったわけだが、中でも《タッサの神官、ケネッソス》は能力の起動にマナがかかるためこちらのマナ能力を活かすことができる。
ケネッソスの能力で捲れるカードとしてみるとさすがにハズレ枠と言わざるを得ないが、スカるよりはマシだろう。

《獰猛化/Ferocification》

イラストのイコリア感

戦闘開始時に自軍クリーチャー1体に+2/+0修整か威迫&速攻を与えるエンチャント。
地味ながら威迫と速攻の組み合わせは攻撃誘発やサボタージュ能力持ちにとってはありがたい。
威迫速攻が有効でない場面ではパワー修整を選べる柔軟性も売り。
自身がそういった能力を持つジェネラルや《二天一流、一心》《アイスウィンド・デイルのウルフガル》のような攻撃誘発持ちで固めたデッキだと有効。
また《結ばれた者、ハラナとアレイナ》では、ハラナとアレイナが場にいる時にはパワー修整のモードで置けるカウンターの数を増やし、何らかの理由でハラナとアレイナを場に出せない場合は、威迫速攻付与のモードであちらのスペアとして動かすことが可能。

《増強者の拳闘家/Augmenter Pugilist》/《残響方程式/Echoing Equation》

このあたりのセットはやたらモード両面カードが刷られてた気がする

ストリクスヘイヴンで収録された、表面がクリーチャー・裏面がインスタントorソーサリーの両面カードサイクルの青緑版。
メインとなるのは裏面のソーサリーの方。
コピー自体は青の得意技ではあるものの、トークンかどうかなどの条件一切なしに既存の自軍クリーチャーすべてを別のクリーチャーのコピーにするカードは意外と貴重。
しれっと非伝説化してくれるため、気兼ねなく一番強いクリーチャーをコピー元に選べる。
表面がクリーチャーである点は一長一短はあるものの、緑のクリーチャーorパーマネントを対象としたサーチや墓地回収に対応しているのは利点。
クリーチャー面の性能については、さすがに裏面を捨ててまで積極的にプレイしたいようなものではないものの、そこまで難しくない条件で3マナ8/8トランプルになってくれるため、どうしてもデカいクリーチャーが欲しい場面では役に立つこともあるだろう。

《虚空の従者/Void Attendant》

幸か不幸かMH3でも一切触れられなかった昇華者メカニズム

戦乱のゼンディカーの欠色エルドラージの1体。
エルドラージの他に昇華者という種族を持ち、共通の特徴として、「対戦相手の追放されているカードを墓地に置く」という特殊なコストを含む起動能力を持つ(同セットのエルドラージには嚥下といって相手のライブラリトップを追放できるものがあり、それらとの組み合わせを意図したものだと思われる)
サンダージャンクション統率者デッキの「重窃盗罪」で再録されており、相手のライブラリから追放ができる《抜け目ない取得者、ゴンティ》とはシナジーがある。
そのほかに相性のいいジェネラルとして《隠された領域のローン》がある。ローンのブリンク能力は対戦相手のクリーチャーも対象に取れる&解決中には戻ってこないということで、次の終了ステップを迎える前にこちらで墓地に送ってしまえばそのまま除去となる。
計4マナで除去にマナにも変換できる1/1のクリーチャーが付いてくると思えばなかなか悪くない(その分ヘイトは高くなってしまうかもしれないが)

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