EDHオタクカードウォッチング #10
こんにちは、助六寿司です。
こちらの記事は、晴れる屋チャンネルさんの名企画「EDHオタクカード紹介」に倣い、
筆者がEDHのデッキを考える過程で見つけた面白そうなカードやワンチャンありそうなカードを備忘録がてらまとめたものです。
少しでも皆さんのEDHライフに役立ってくれたら幸いです。
本家「EDHオタクカード紹介」はこちらから
《薄気味悪い双子/Unsettling Twins》
ETBでダスクモーンの新規メカニズム「戦慄予示」を誘発するクリーチャー。
以前紹介した《アディポーズの子》などと同じく、4マナ2/2でもう1体2/2のクリーチャーを連れてくる白のクリーチャーの系譜だといえるが、それらとは異なりトークンではなく予示クリーチャーとして場に出てくるのが特徴。
裏返すことでより強力なクリーチャーになり得たり、裏側クリーチャーのサポートを受けられるのは勿論のこと、《サムワイズ・ギャムジー》のような条件に非トークンクリーチャーを要求する能力の誘発回数を稼ぐことができる。
ETB誘発なのでブリンクとの相性も良好。特に《永遠王、ブレイゴ》のように複数クリーチャーを一度にブリンクできる能力と組み合わせると、こちらのETBを再利用しつつ、先に予示した側がクリーチャーなら無理やり表にして実質的な踏み倒しを行うことができる。
《創発的配列/Emergent Sequence》
基本土地をフラクタル・クリーチャー化してランパンするカードパイオニア唯一の2マナランパンの座を《中心核の瞥見》に奪われたかわいそうな子
サイズ可変なものの、その特性上せいぜい2/2~3/3程度が関の山であり、警戒を与えてくれたりもしないため、クリーチャーとして場に出る性質はむしろクリーチャー対象除去に当たるようになるなどデメリットの方が大きい。
しかしカウンターの乗った土地クリーチャーを山札から引っ張ってくるという動きは独自性が高く、組み合わせ次第で面白い使い方ができる。
パッと思いつくのは《潮に仕えるもの、タトヨヴァ》や《ザルファーの声、ジョルレイル》などの土地クリーチャーをサポートするジェネラルとの組み合わせ。そういったデッキでは他のランパン手段も同時に搭載することが多いため、こちらで出す時のサイズを大きくすることもできる。
+1/+1カウンターが置かれた状態で場に出るという点に着目するなら《アラシンの守護者、ハムザ》や《マラメトの模範、クチル》などとは好相性。
《契約紡ぎ、ファルコ・スパーラ》や《光明の不可思議、タヤム》などコストでカウンターを取り除く必要のあるジェネラルと組み合わせても良い。
変わったところでは、緑青のパーマネントとして場に出ることを活かし《ギルドパクト、ニヴ=ミゼット》で2色パーマネントの頭数を揃えるために使うこともできる。5色デッキとなるためランパンでマナ基盤を整えられるという点でも噛み合っているといえる。
《無謀なインプ/Reckless Imp》
《敏捷なこそ泥、ラガバン》でおなじみの疾駆能力を持つインプ。
疾駆持ちのフライヤーとしては執筆時点で最軽量(というかこれと5マナの《嵐の憤怒、コラガン》の2種類しかいない)であり、疾駆全体で見てもかなり軽い部類にある。
飛行以外に有用な能力を持たず、ラガバンなどと比較するとかなり寂しく見えるが、《大衆扇動者、ブリーナ》のようなコンスタントに自軍クリーチャーで殴っていきたいジェネラルにとっては、軽量速攻フライヤーかつ相手のソーサリータイミングで対処されないとなかなか嬉しい要素が揃っているといえる。《ドラゴンの打擲、オーグニス》や《ゴロゴロと悟》においては速攻を得て場に出る点も重要となる。
《電結のコンドル/Arcbound Condor》
4マナ実質3/3飛行のスペックに加え、アーティファクトの着地でマイナス修整を飛ばせるアーティファクトクリーチャー。
修整値は最低限で1回の誘発で1体しか対象に取れないが、条件が緩いため、ちりつもで複数体除去したり高めのスタッツを持つクリーチャーを除去したりするのも難しくない。
例によって手がかり・宝物・食物といった量産が容易なアーティファクトトークンとの組み合わせが強力。《秘密売り、ティヴィット》であれば毎ターン最大-5/-5の修整を割り振れる。
それらトークンの中でも培養器との取り合わせに注目したい。こちらの誘発トリガーになるだけでなく、増殖などのカウンター関連のサポートを共有することができる。培養を行える黒のジェネラルとしては《捕食の伝令、グリッサ》《オレスコスの破滅、ブリマーズ》がおり、特に後者は(やや条件は厳しいものの)増殖を併せ持っている。
《龍の降下/Descent of the Dragons》
望む数のクリーチャーを4/4飛行のドラゴンに変えてしまうソーサリー。
《豚の呪い》のようなトークン変換除去とみなすこともできなくはないが、
出てくるトークンが無駄に高性能なため、考えなしに使うのは得策ではない。
どちらかというと大量展開した自軍の小粒トークンの戦闘能力底上げに使うのが良いだろう。《鍛冶の神、パーフォロス》のようにクリーチャー着地時にトリガーする能力と組み合わせるとなおよい。
何らかの手段でこの呪文に召集や即席を持たせて、そちらのコストでタップしたクリーチャーを破壊すればタップ分のコストを帳消しにすることもできる。
出てくるのがドラゴンであることを活かし、《ヴァルカスの災い魔》や《龍の大嵐》などと組み合わせるのも有効。
《アストラルの狩人、ガナクス》とは相性が抜群で、破壊する自分のクリーチャーが6体なら実質ノーコスト、それより多ければ逆にマナ加速することができる。ガナクス自体にクリーチャートークンを生成する能力はないが、《フェイワイルドの訪問者》などの背景を選択すれば統率領域にトークン生成源を置くことができる。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?