大迫傑が4月11日のトスカーナマラソンに出場。4月11日はキプチョゲ出場予定のNNミッションマラソンなど欧州のマラソンから目が離せない!
(トップ写真:2020年東京マラソン ©︎2020 Sushiman Photography)
東京五輪男子マラソン日本代表の大迫傑が、2021年4月11日にイタリアのトスカーナで開催されるトスカーナマラソンに出場することがトスカーナキャンプの公式SNSで発表された。
これは、大迫のWA公認代理人(AR)がイタリアの※Federico ROSA(ROSA ASSOCIATI)であることに由来しているとみられる。
【参考:ROSA ASSOCIATIマネジメントの男子マラソン選手↓】
※一番右に書いてあるのがその選手の公認代理人
(出典:World Athletics - Athletes' Representatives Marathon men)
※ビダン・カロキ、ポール・タヌイ、ジェイコブ・キプリモなどもROSA ASSOCIATIマネジメント(短距離、中距離、トラック長距離まで世界中の様々な選手をマネジメントしている)。
イタリアのトスカーナ地方にある長距離の強豪チームのトスカーナキャンプ主催のトスカーナマラソンについての詳細はまだ公表されていないが、男子では大迫の他にギルメイ・ゲブレスラシエ(2015年北京世界選手権男子マラソン金メダリスト / 2016年ニューヨークシティマラソン優勝)が出場予定。
また、女子はマラソンイタリア記録(2:23:44)保持者のヴァレリア・ストラーネオ(現在44歳 / 2013年モスクワ世界選手権マラソン銀メダル)も出場予定で、五輪標準記録(2:29:30)突破を狙う予定。
大迫は2020年12月の日本選手権10000m(27:36.93自己新 / 6位)以来のレースで、マラソンは当時の日本記録をマークした2020年3月の東京マラソン(2:05:29自己新 / 4位)以来、1年1ヶ月ぶりとなる。
日本の多くのマラソン選手がびわ湖毎日マラソンに出場して好記録をマーク。大迫はそれを尻目に、早い段階からこのトスカーナマラソンに向けてケニア合宿を行ってきたことだろう。
トスカーナマラソンの主催者のトスカーナキャンプについては以下の記事の最後(ジェイコブ・キプリモの項目)で書いている。
トスカーナマラソンのコース詳細やレースの概要などはまだ公式発表されていないが、4月11日に大迫傑がイタリアでマラソンを走る、ということは確実である(まだ本人からのSNS等での正式なアナウンスはない)。
また、大迫傑は3月から、以前からあったYouTubeチャンネルでの動画配信をスタートさせている。
4月11日はキプチョゲ出場予定のNNミッションマラソンなど欧州のマラソンから目が離せない!
大迫がイタリアで走る4月11日には、ドイツのハンブルクで注目の一戦がある。
NNミッションマラソンという名前でエリート選手のみの周回コースでのレースが予定されている。男子マラソン世界記録保持者で前回のリオ五輪同種目の金メダリストのエリウド・キプチョゲが出場予定。キプチョゲは東京五輪男子マラソンのケニア代表に内定している。
今年は例年4月に行われているロンドンマラソンもボストンマラソンも10月開催。したがって春のマラソンのスケジュールが少なくなっていたが、キプチョゲは自身が初マラソンを走ったハンブルクに2021年に戻ってくる。
キプチョゲは2013年4月21日のハンブルクマラソンでマラソンデビューし2:05:30で優勝。その年の秋のベルリンで再びドイツでレースをしたが、当時の世界新記録(2:03:23)を樹立したW. キプサングの後塵を拝し2位。
その後2014年のロッテルダムマラソンからリオ五輪を含むマラソンの公式戦10連勝を達成というプロフィール(昨年のロンドンでは2:06:49の8位に終わった)。
NNミッションマラソンは10.5kmの周回コースを舞台に約100名のエリート選手によって行われる。この1戦はイタリアのトスカーナマラソン同様に五輪前のマラソンの重要な1戦となり、日本からはキプチョゲのチームメイトの福田穣(NNランニングチーム)も出場予定。
NNミッションマラソンはライブ配信が行われるだろうが、いずれにしろ4月11日は欧州のマラソンから目が離せない!
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