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Jito LabsがSolana MEVトレーダーにブロックエンジンを公開(23年5月26日)

本記事はJito Labsのブログ記事 Jito Block Engine Expands Access to All Solana MEV Traders(2023年5月26日)の日本語訳になります。
本記事は情報提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。暗号資産への投資は価格変動のリスクなど多大なリスクを伴います。投資の最終決定はご自身の判断で行ってください。


Jito Labsは、Solana MEV サーチャー向けに、自社開発のブロックエンジンへのアクセスを公開しました。このブロックエンジンは、Jito-Solanaバリデータークライアントと連携しており、Solana上で初めてのMEVインフラを提供します。

ここ6か月間、バリデーターはメインネットとテストネット環境でJito-Solanaを運用しており、これまで100万件以上のバンドルを処理してきました。

ブロックエンジンの概要

Jitoブロックエンジンは、オフチェーンのブロックスペースオークションを通じて、リレーヤー、サーチャー、バリデーターを接続します。サーチャーはブロックへの組み込みに対する入札とともにトランザクションバンドルを送信します。ブロックエンジンはすべてのトランザクションの組み合わせをシミュレーションし、最高額のバンドルをまとめてブロックリーダーに転送してブロックに組み込んでもらいます。

トレーダーはJitoのAPIに接続してトランザクションを送信できます。Jitoは期間限定で、サーチャー向けにShredStreamサービスも無料で提供しています。ShredStreamは、Jito-Solanaクライアントを実行している、最も多くのステークを持つバリデータから、シュレッドを低遅延で取得できるサービスです。

Jito-Solana アーキテクチャの概要

ブロックエンジンの利点

Jito のブロックエンジンは、Solana上のサーチャーにこれまでない柔軟性をもたらします。トレーダーは、他の取引所でバンドル処理された大量のAMM取引をバックランできるようになり、Solana上で効率的に取引を実行するために、より柔軟なトランザクションの順序付けを提供できるようになりました。

この新しい仕組みは、MEV戦略の設計空間を拡大し、実行の信頼性を向上させるはずです。現在、バンドルを利用したサーチャーは普及率がまだ低いため、競争優位のある状態といえます。将来的には、サーチャーとバリデーターの導入が増えるにつれ、バンドルを取り入れなければ一般的なMEV戦略は収益性が低下するとJitoは予想しています。

トレーダー向けオンボーディング

Jito のブロックエンジンは、初期段階のJito-Solanaを実行しているバリデーターと共に運用開始されています。ブロックエンジンはJitoにより徹底的にテストされていますが、まだ初期リリース段階です。ユーザーからのフィードバックに応じて機能を追加し、継続的に信頼性を向上させていく予定です。

トレーダーは、こちらのフォームからアクセス権を申請してください。現在、サーチャーのオンボーディングに伴い、ドキュメントの整備が進行中です。ドキュメントが完成するまでの間は、Discordでサポートを受けることができます。

バリデーターの方は、こちらのリリース情報からJito-Solanaとその利点について詳しく知ることができます。

リソース

注意:過去ブログの翻訳になりますのでリンクやドキュメントが古い可能性があります。最新の情報はJito Discordまでご連絡ください。

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