11/7 予定崩れ天安門
予定としては、人民大会堂と国立博物館に行きたかった。ひとまずどちらもの最寄り駅である天安門東駅に。そこから人民大会堂への出口をでようとするも、なんだか様子がおかしい。
一昨日は通れたはずの通路に規制線が貼られていて、警官が大量にいる。ひとまず逆方向の出口から出てみると、天安門広場の中国の国旗と共にロシアの国旗がはためいている。
ははーんどうやらロシアの外交関係者が訪中していて人民大会堂を使っているにちがいないと判断し、諦めることを決定。故宮は午前中でほぼ受付終了してしまうのに対し、博物館は午後までもやっているので故宮を見て回ることに。
故宮、街のようでした。
一つの建物から一つの建物の間が遠い。
何重にも城壁で囲われていて、その中心部に皇帝が生活したり統治をしたりした建物が集まっている。その周辺は、おつきのものが生活していたり、別の役所が入っていたり。コースとしては、2時間を目安にすると、その中心部を北から南への一方通行に沿って進むコース。東西に対照的にある役所やおつきのものの住処も見ようとすると、かかる時間は天井知らずだ。私はこのあと博物館を予定していたので、ひとまず中心部のみを選択。地球の歩き方を頼りに歩き進めていった。
故宮のなかで有名とされているのが、↑写真下の方に映っている一枚岩のレリーフ。下りの階段が、階段ではなくレリーフになっている。
よく見ると龍が描かれていて、
下から見るとこんな感じ。
本当に立派なレリーフだ。巨大でありながら精巧。すごく近くにあるので簡単に手で触れることが出来そうなのが恐れ多いくらい。
故宮も後半になってくると、やっぱり疲れるし飽きてくる。団体ツアー客がいーーっぱいいるし、常に大混雑だ。ちびっこもこの有様。
すると、老練な欧米人達が次々に出てくるカーテンを脇の方に見つけた。そのカーテンを潜ってみると、外の大混雑が嘘のような展示スペースだった。
故宮で使われていた美術品、工芸品を展示している。
人ごみのなかでずっと揉まれていたので、静寂の展示がすごく心地いい。
一つ一つの展示がすごく精巧で、柄が一つ一つ個性的で意味がそれぞれありそうで、美術品としての価値の高さを自ら教えてくれるような作品達でした。
故宮の一番南側には、庭園があります。
いろいろな形をした岩や、庭園内の建物、池なども東西で対照になるように位置されている。
故宮は約3時間滞在したけれど、それでも最低限しか見ていません。ただ最低限でも、故宮の巨大さと、中華帝国の威信は見て取れる。この巨大な国土統治するには、本当に巨大な権力が必要だったんだなと、当たり前なことを感じます。
故宮を出て、行けると思った道が通り抜けできず、やたら遠回りした後、国立博物館を見てみましたが、どうやらこちらも休館中。
9月から休館しているようで、最新の地球の歩き方でも掲載できずにいたのでしょう。こういう時、中国語で百度(バイドゥ)で調べられたらこんな無駄足は踏まなかったのにと思います。仕方ない。
腹いせに、人民大会堂を睨みつけていると、
お分かり頂けるだろうか。入り口から人々が出てきています。
カメラで目一杯ズームしているけどこの写真では分からないが、アジア系の人と、明らかにロシア人っぽい体型、顔の人々もここから出てきているのです。
noteには載せられないけど、動画で撮りました。決定的瞬間だった気がして。
決定的瞬間を捉えて少し元気が出てきたものの、なにも食べていないしまだ時間も早いし、什殺海に行ってみることに。
街並みはこんな感じ。
外国人もたくさん。かわいい雑貨やカフェもたくさん。最近世界遺産の一部として登録されたようで、まさに観光地として勢いづいています。だからか、呼び込みがすごく激しい。。
客引き、呼び込みをあまりにもされると、たとえそれが中国語で意味がわからなくとも、疲弊してしまいます。
疲れたので、さっさと宿に帰りました。