キッシュで始める朝 #DEAN & DELUCA CAFES 丸の内
同僚から朝活に誘われ、何も食べずに向かった朝7時の東京駅。待ち合わせのカフェに一足早く着き、ショーケースを眺める。DEAN & DELUCAは食の「美しさ」を中心に据えた"マーケットストア"。パンの香ばしい茶色に玉子の光る黄色、アボカドの爽やかな緑にマフィンの柔らかいオレンジ。早朝から人が集う朝市の活気がショーケースの向こうに。
空っぽのお腹を優しく温めたい気分がアボカドのキッシュを選んだ。奥の台所に覗く大量のフレッシュアボカドが味の想像を膨らませる。ケースのキッシュはレンジへと移り、束の間の熱気を浴びて温かみを帯びた。反対の手にはアイスティーの冷たさを感じながらテーブルへ向かう。早朝に集まった雄姿を写真に収め、お待ちかねの一口。空腹がキッシュに向かうフォークをいつもより速く動かす。
そういえばキッシュは給食以来だが、特段記憶に残っていないので実質初めての味。ただ、ここまで美味しそうな料理ではなかったのは確か。フォークを入れれば、境目のないアボカドと玉子の層を通過して底のパイ生地に辿り着く。口に入れる瞬間から温もりを感じ、固めのクリームをタルト生地に乗せたような食感が朝に丁度いい。
気持ち良くお腹を満たして店を出ればいつも見る大手町の風景。いつもとは違う気分で仕事に向かえる。悪くないスタートになった。
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