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コスパも威勢も最高な回転寿司 #天下寿司 池袋店
適度な空腹を保ち、寿司に向かって池袋を無心で歩き、店に着いたと思えば待ちの列に並ばされ、目の前にレーンがあるのに皿を手に取れない葛藤が最大に達した時に席まで通され、まず手に取ったのは本まぐろ赤身。最初は烏賊だの白身だの考えることもせず、ほとんど無意識にまぐろを手に取ってしまうあたり、赤い引力には逆らえない。
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回転寿司と言っても大手チェーン店のような巨大な設備ではなく、2畳ほどの細長い板場を囲うこじんまりとしたレーンがあるだけ。狭い楕円の中には熟練の板前さんが2人体制で握り続ける姿と威勢の良い声が響く。
「お客さん、メニュー見てたってお腹はいっぱいになりませんよ!」
嫌味の無いおっちゃんの声は目の前の老夫婦を笑顔にして、心がほっこりさせられる。寿司の粋と言うのか、こういうラフな会話も余裕を持って楽しめる雰囲気が良い。
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グランドメニューを見ると、1皿2貫で「本まぐろ中とろ」が410円という安さ。最高級ではなくとも、この価格帯で食べられる最大限の企業努力を感じられる質の美味しさを感じられるのが「ハイコスパ」たる所以。1番安い皿は125円から頼めるので、大手チェーンに飽きた時の選択肢として覚えておきたい。
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いかの飾り包丁からづけまぐろの胡麻まで、この安さに最大限寄り添った工夫がされているのも好印象で、米酢(白酢)のシャリはクセが無く、慣れ親しんだ口当たりで次から次へと食べてしまう。お高い”鮨”もいいけれど、こういう”寿司”こそ毎日食べたい味だなと原点に戻らされる。
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この日は丁度「暑い日サービス」をしていて、かに汁が半額で食べられた幸運。しっかりと煮出された蟹のエキスは味噌と合わさって沈殿し、飲み込む前に底を箸でかき回して最大限に味噌汁を楽しむ。口が落ち着いたのでこれで終わりに。ご馳走様でした。
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