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おまかせ全部レビュー #鮨桂太

 1月も下旬。今更ですがご報告させてください。

 2021年の鮨納めは #鮨桂太 さん。親方の握りを一言で表すなら"オシャレ漢鮨"。ご親交の深い御成門の #冨所 さんが"The 漢鮨"と言われているが故、兄弟のように考えています。握りの大きさでは冨所を圧倒する兄貴サイズ。薬味の使い方は兄よりもオシャレな弟のよう。寡黙に握る冨所の佐藤親方に比べ、一見にも愛想よく振舞う青山桂太親方の人柄は弟的でしょうか。

 年末なので特別につまみから握りのフルコースをいただきました。青山桂太親方は「シャリが好きで鮨屋になった」と仰るほど握りにこだわりをお持ちで、つまみからもその思想が感じられます。つまみは11月訪問時と似通ったラインナップに正月らしい数の子の松前漬けや花山葵の酢漬けが加わり、"料理としてのつまみ"のバランスが整ったと思いました。最後は前回と同じく濃厚な白子。残った酒を飲み干し、温かいお茶に変えて握りへ備えます。

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真鯛 お造り

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煮蛸

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香箱蟹の茶碗蒸し

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牡蠣の山椒と海苔和え

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皮剥 肝和え

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花山葵の酢漬け

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鰯 ガリ巻き

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数の子 松前漬け

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真鱈 白子

 握りの始まりはいつも赤身の漬けから。訪問3回ですが、過去一の鮪を出していただきました。続いて中トロもいただいた後には朧をかませた小鰭。鮪から小鰭の流れではNO.1だと思っています。ネタが高騰している現在も変わらず大きな握りを徹底しておられ、"頬張るおいしさ"を貫いています。雲丹の価格高騰は特に顕著ですが、こちらも妥協しない大きさと盛りで、贅沢の罪を犯した気分に。

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赤身漬け 

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中トロ

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小鰭

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煮蛤

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剥がし

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墨烏賊

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赤貝

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車海老

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〆鯖

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北寄貝

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雲丹

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穴子

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トロたく巻き

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玉子

 味が良いのはもちろん、体験としても楽しいのが桂太さんです。今回は特に"鮨変態"として名高いすしログさんとも同席し、鮨界隈のあれやこれを聞いて終始脳みそも興奮していました。素晴らしい食体験をありがとうございました。


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