【CEOインタビュー】「東京の感覚を知る」ことが、地方学生のキャリアを変える─ショーケース 平野井社長が語る“挑戦と成長”のリアル
こんにちは!寿司MeetUpです!
寿司MeetUpでは、都市と地方の学生が繋がり、特に就活やキャリアにおける情報の差をなくすことを目指し地方で学生イベントを展開しています。
この記事では、「寿司MeetUp」に参加する学生の皆さんが、当日どのような質問をしようか考えるヒントとなる情報をお届けします!
お話を伺ったのは、株式会社ショーケース 代表取締役CEOの平野井 順一さん。IT業界の上場企業でCFOや取締役社長を歴任し、現在はショーケースのトップとして事業を率いながら、地方学生と東京の“架け橋”となるべく「寿司MeetUp」にご協力いただいています。
「なぜショーケースでキャリアを積もうと思ったのか?」「地方学生の可能性とは?」「学生時代に身に付けておくべきことは?」
──そんな疑問に真正面から答えていただきました。ぜひ当日までにこの記事を読んで、インタビューの続きを“寿司MeetUp”で直接聞いてみてください!
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平野井さんのショーケース入社からCEO就任までのキャリアパス
上場企業で培ったCFO経験と、「経理・財務」の強み
前職では、IT系上場企業でCFO(最高財務責任者)を務めていました。その会社が経営悪化で大きな危機を迎えた際に、社長として再建に携わった経験があります。すると、今度はショーケース側で「前任のCFOが退任し、経理財務部長も同時に抜けてしまった」という状況が発生していたのです。
私はもともと経理・財務部長としての実務経験と、CFOとしてのファイナンス面のマネジメント経験があり、さらに社長(CEO)としての経験も持っていました。
ショーケースとしては「経理財務も担えて、経営幹部として経営判断にも加われる人」が欲しかった。お互いのニーズがしっかり合致し、CFO兼経理財務部長として入社したのがきっかけです。
CEO就任の理由は「自分が一番やりたいから」ではない
ショーケースに入社して5年ほどCFOを務めたあと、2024年に前CEO(永田さん)が退任することになりました。後任として私がCEOに就任したのですが、「社長になりたい!」という強い希望があったわけではありません。
私自身はCEOポジションに強い執着はなく、「ファイナンスや資本業務提携、M&Aに最も貢献できる」と考える立場を担いたいタイプです。しかし、前職で社長経験をしたこと、ショーケースでCFOとして経営の根幹に関わってきたことを踏まえて「それならぜひCEOに」という形で話が進みました。
実際、CEOになったからといって、自分の振る舞いは大きく変えていません。もともと大切にしているのは、誠実さをベースに、関係各所の意向をしっかり理解すること。CFO時代も、CEO時代も、根底にあるスタンスは変わらないんです。「役割が少し変わっただけ」という感覚ですね。
「寿司MeetUp」を始めた理由
ランチェスター戦略で「地方から攻める」採用を
実は、ショーケースは新卒採用をより強化していきたいと考えており、その中でも「地方出身学生の良さ」に着目しています。首都圏で生まれ育った学生さんは環境に恵まれているぶん、どうしても「これが当たり前」という固定観念を持ちやすい。一方、地方出身の方は、純粋さや吸収力が際立つことが多い。
しかし問題は、「ショーケースの知名度が全国的にはまだまだ十分でない」ことでした。そこでランチェスター戦略で、「まずは地方で知ってもらおう」というアプローチを取ったんです。
私自身が秋田出身ということもあり、「地元・東北の学生さんとまず接点をもって、東京の企業や上場企業のリアルを知ってもらおう」と。
また仙台出身の学生(寿司MeetUpの現代表)がショーケースでインターンをしていたこともあり、こうして誕生したのが、寿司を囲みながら学生さんとお話する『寿司MeetUp』という企画です。
「東京の感覚を知らないまま」では機会損失になる
私が秋田出身で上京して思うのは、地方から首都圏へ出るときのストレスが大きい反面、“東京を知る”ことこそが地方学生のアドバンテージになるということです。情報量が飛躍的に増え、競争も激化する。
それは確かに大変ですが、そこで得た経験を地元に持ち帰ることで、新たなビジネスが生まれたり、地方経済が活性化していく可能性がある。
東京の最新情報がなかなか入ってこない地域も少なくありません。だからこそ、地方にいる大学生が東京企業の考え方や働き方に少しでも触れる機会を作ることが重要なんです。そういう“きっかけ”としても寿司MeetUpは面白いと思っています。
寿司MeetUpは、無料で、リスクもほとんどない企画ですし、「まずは一度でも経験してみる」ことが成長への第一歩だと考えています。
秋田への想い、そして「地方×東京」の可能性
私の家系は、昔から「地元のために汗をかく」というスタンスを大切にしてきました。東京のお金やノウハウを地方に持ち込むことで、地方経済を潤していく。私自身、秋田出身だからこそ、東京の企業や投資家とのネットワークを活かして秋田と繋げることに意義があると感じています。
地方同士でお金を回そうとしても限界がある。だからといって行政に頼り切りになるのももったいない。
“民間ならでは”の形で東京のお金や人材を地方に流す発想がもっと広まれば、まだまだ面白いことはたくさん起きるはずです。
学生へのメッセージをお願いします!
「量が質を生む」─とにかく打席に立ち続ける
私が面接でよく見るのは、「たくさん挑戦し、行動しているかどうか」
頭でいくら考えていても、行動が伴っていなければ成果には繋がりません。学生時代は、ある程度リスクを織り込んででもまず行動してみることが大事です。
もちろん「考えなしに突っ込む」のではなく、どんなリスクがあり、どのくらいなら許容できるのかを意識しておく。そうすれば失敗しても後悔しにくいですし、次のステップへの学びにできます。
「誠実・挑戦・成長」
ショーケースの企業理念として「誠実・挑戦・成長」というキーワードがあります。誠実であることはもちろん、挑戦を恐れない姿勢、そこから学び成長していくというスタンスを持っているかどうかは、当社として非常に重視するポイントです。
特に面接の場で重視するのは、その人の言葉に矛盾がないか、本音で話しているか。言っている内容と実際にやっていることがあまりに噛み合っていないと、「入社したあとにミスマッチが起きるのでは?」と考えざるを得ません。せっかく入ってもらうなら、会社と本人双方がハッピーになる形にしたいんです。
未知の機会はまず「行ってみる」
今回の寿司MeetUpも、行かない理由が見当たらないイベントだと思います。近くの会場で、無料で参加できて、お寿司が食べられて、東京の上場企業のCEOや社員と直接話せるなんて、地方にいた学生時代の私からすれば「そんな機会あるの!?」と驚くレベルです。
実際に来てみたら「想像と違った」ということもあるでしょう。それでもいいんです。大切なのは「まずやってみる」という姿勢。一度でも行ってみれば、新しい情報や人脈が得られるかもしれません。
ぜひ柔軟な思考をもって、寿司MeetUpに気軽に参加してくださいね。
まとめ「東京を知ること」があなたの武器になる
地方出身として上京し、数々のキャリアを積んできた平野井さんは、「東京の競争は確かに厳しいが、それを知ることこそ地方学生のアドバンテージになる」と語ります。
地方と東京の違いに気づき、そのギャップを埋めるビジネスを仕掛けるのも良し、地方ならではの強みを最大限に発揮するも良し。
まずは情報に触れ、機会に飛び込むことが大きな成長のチャンスへとつながります。
2月開催の寿司MeetUpでは、平野井さんと直接お話できる「教えて平野井さん!なんでも壁打ち会」を行います。この記事の内容をさらに深掘りできるかもしれません。
「地方からの挑戦」に興味がある方、秋田出身のCEOに直接質問してみたい方、ぜひ寿司MeetUpでお会いしましょう!
参考
株式会社ショーケース(証券コード:3909)
企業と顧客をつなぐDXクラウドサービスを提供し、「誠実・挑戦・成長」を掲げて数々の人材を輩出してきています。
より詳しい情報はショーケース公式サイトをご覧ください。