Our friendship never die by long distance
日本での学校生活、必要なことってたくさんありますよね。
授業の単位、テスト勉強、おいしい給食や食堂、席替え、、、
そして何よりも友人です。
留学前に 海外の友達ができるかな、、ちゃんと話せるかな、、そんな不安もあるかもしれません。今回の記事でその不安や心配が少しでも払拭できればと思います。
1 予想外だった留学前半戦
留学を始めるタイミングを考えたことがありますか?
ありがたいことに僕は正直友達作りというものにこれまで困ったことはありませんでした。この留学でもその部分においては全く心配していませんでしたが、生まれて初めてその分野で壁にぶつかったのがイギリスででした。
僕の留学は5月の中旬からスタートしました。他の長期滞在の友人は4月上旬スタートが多かったです。
4月の時期は留学をスタートさせる人が多い時期です。(他には7月~8月の夏休み期間もそうです)
そのため同じタイミングで学校に入るいわゆる同期が多くいるとそこで仲良くなって、、という流れができます。一人友達ができると心強いですよね。
中途半端な時期に入ってきた僕はその同期に当たる人が1人しかおらず、その人はあまりフレンドリー!という感じではなかったため、僕の友達作りのスタートは良い初動ではありませんでした。
クラスに振り分けられてからも、既にグループは出来上がっておりそこに介入するメンタルは持ち合わせていませんでした。
こういった意味で留学の時期を考えることも必要かもと個人的に感じました。
2 試行錯誤
課外活動に参加
自分の英語に自信があったわけでもなく、言語的にも苦労したため最初の1か月は本当に一人でした。
昼休憩の時間は教室で一人で食べることもいたたまれないと思ったので、街中のベンチに一人で座って、買ったものを食べていました。
しかしこのままでは良くないことは自覚していましたし、自分ももっといろんな人と仲良くなりたい気持ちがあったので放課後の課外授業に出ることを行っていました。今までやったことないサッカーもして、課外活動の常連に名前を覚えてもらうことから始めました。
夜のパブツアーにも一度参加しましたが、それこそ仲良いグループでの参加が多かったので何人かと軽く自己紹介しただけでした。
何人かに名前を覚えてもらいましたがせいぜい よっ友 になるのが関の山でした。
名前をメモして挨拶
これじゃまだまだ良くない!まずクラスのみんなと仲良くならないとと思い、普段の授業からクラスメイトの名前を聞き取りメモすることから始めました。そうして学校には一番に教室に到着し、他のクラスメイトが入ってくるのを待つ状態にしました。(正直留学最初の方はクラスメイトの名前を覚える当たり前のことまで頭が回っていませんでした。)
教室に入ってくるクラスメイトに「○○おはよう!」と名前を言って挨拶をするようにしました。もちろん挨拶をして文句を言う人なんていません。
名前を覚えたことで普段の授業のコミュニケーションも円滑になってきました。朝の挨拶も今日宿題した?など会話が少し増えてきました。
このころも昼ごはんは一人でしたが(グループに介入する勇気がやっぱりなかった)、授業は今までより格段に受けるのが楽しくなっていました。
3 親友との出会い
そんなある日新しいクラスメイトがやってきました。僕の留学生活を変えた大切な友達との出会いです。
授業間の休憩、留学初日で彼も緊張していたのでしょう一人でスマホをいじっていました。自分の初日がそうだったこと、どこかで一人という共通点を感じていたのかもしれません。
僕は彼に話しかけてみました。「どこの国出身なの?」
彼は快くその質問に応じてくれ、休憩の間会話をずっとしてくれました。そしてお昼時間かなり勇気を出して「よかったら一緒に食べない?」と誘うとその誘いに応じてくれました!
やっと夢にまで見た誰かとランチを共にするということがかなった瞬間でした!
この彼との出会いが多くの縁を連れてきてくれます。
ちなみにこの彼とは本当に仲良くなり、僕が帰国した次の週にすぐ日本まで会いに来てくれるほどの親友になりました。
4 色んなことが繋がっていく
この親友はとても英語能力が高かったため翌日にはクラスアップし、クラスメイトの期間は一日で終えてしまいました。笑
しかし、昼休憩にはランチに行こう!と声をかけてくれていました。加えて英語が堪能だった彼は友人作りも早かったです。彼はイスラエル出身だったのですが、ご近所の国であるトルコ人の人たちと親しくしており彼の紹介でそのトルコの人たちとも親しくなることができました。
すると徐々に友人の輪が広がっていき、何人かに誘われパブに行くとクラスメイトがいて学校外で始めて話す機会が持てたり、自分が通っていたジムに偶然通っていた友達がいたりとどんどん縁と縁が繋がっていきました。
そのころに以前書いたワールドカップ観戦の出来事(下のもの)もあり気づけば友人関係で困っていたことが嘘のようでした。
5 それから続けたこと
友人関係も豊かなものになっていき普段の自分が出せるようになっていたころ僕が個人的に行っていたのが、留学初日のクラスメイトに話しかけるということでした。
僕のように心細いであろう人たちに少しでも余裕を持った初日の手伝いができればと感じたためです。
クラスメイトの中に僕の行動について聞いてくる人もいて理由を話すと「それはすごくいいことだ!!僕も手伝いたい!!」と一緒に会話を盛り上げてくれました。
すると僕の意図を知らなくても会話に色んな人が入ってきて会話自体がどんどん活気づいていきました。
留学も中盤に入り、僕も学校内でベテラン枠になってくると少し調子にも乗ってきます(悪用はしていません笑)
留学初日の女の子と普段通り会話する中で、じゃ家は近所だねというような話をすると周りが「おいおい!何してんだよ~!」と言い、他の女の子たちが「あいつに近づいちゃだめよ!」と新入生の子の近くに席移動させ女の子同士で輪ができるというような流れもできていました。笑
もちろんその人のタイプなど見極めながら、不快な思いをさせないことは心がけました。そして何よりも周りの友達にとても助けられていました。
6 語学学校の良さ
人間関係での語学学校の良さはいろんな国の人と出会い関係を築けることです。
もちろん性格にも多少の国民性が出ます。でもそんな様々な考えを持つ人たちと過ごすことで、こんな考えをもつ人もいるんだ、ここは見習おう、ここは日本の考えがいいかもしれないなと感じ、学ぶことが多くありました。
それは考えが合う合わないで考えることではないと個人的には思います。
そんな素晴らしい友人たちとの多くの出会いがあったおかげで、留学前までは海外旅行はあまり興味がなかった僕ですが、もう一度会いたい人がいるからいろんな国に飛んでみたいそんな夢が新しくできました。
語学学校終了後のヨーロッパ旅行でも昔のクラスメイトに再会するために訪れた国もありました。
Our friendship never die by long distance
留学期間は長い人短い人がいます。数週間しか共にいることができなかったという友人もいます。
しかし今でもSNSや時には手紙を送って今でもその友人たちのほとんどとあの頃と変わらない絆を育んでいます。
今はこのような世界中が危機に瀕している状況ですが、お互いに気遣う機会も増え余計に強いつながりができています。
僕は留学当初、本当に一人でした。今考えるともっとうまくやれた方法だってあるはずです。でも結局僕は上手くやれたよ!僕が言いたいのはそんなことではありません。
しかし蓋を開けてみると僕の留学生活は本当に多くの友人が彩ってくれていました。もしも同じように最初に困ったことがあっても、仲良くなりたいなという気持ちがあればその気持ちに気づいてくれる人、その気持ちを繋いでくれる縁は必ずあります。
人との出会いは国内でも国外でも同じ少しずつ丁寧に結びついていくものだと信じています。