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副反応発熱時に『にじさんじ』を学び始めた件について

にじさんじを学び始めた。
正確に言うと、5月の中旬から今日に至るまで、にじさんじの動画(配信)を毎日見ることが新たな日課として加わった。
折角の機会なので、きっかけや経緯、現状(~5/31くらいまで)を備忘録として記したいと思う。

(人が何かに没頭していく様を見るのが好きな人は、ぜひ暇つぶしに読んでみてほしいです!)

ワクチン接種後の副反応

ワクチン接種による副反応は人それぞれ。
発熱する人もいれば、筋肉痛に似た感覚を味わう人もいるし、何も起こらない人もいる。
私は1回目、2回目ともに高熱+全身の痛みが出るタイプだったので、3回目もきっとそうだろうな~と覚悟していた。実際にそうだった。

3回目にもなると、副反応による症状はもうどうしようもないもので、何とかしなきゃ!という抵抗すらなくなってくる。むしろ、寝込んでいるときに寝れなくなったら何しようかな~と呑気に捉えていた。

副反応が出たのは約12時間後。突然寒くなり、何枚布団を着ても寒さがおさまらない。 
これは副反応の発熱の予兆だな~と思いながら眠りについて数時間後、突然目が覚めた。全身に走る激痛とともに。
枕元に置いておいた体温計で熱を確認すると、猛暑日の気温ほどの体温が表示された。半年振りに見た体温だった。

究極の暇つぶしアプリ「YouTube」

発熱時は寝るに限る!そう思った私は再び眠ろうと目蓋を閉じた――のだが、全身が痛くて寝れなかった。
寝れないのならゲームをするのがお決まりのマイルーチンなのだが、正直コントローラーを持つことやスマホを横持ちにすることすらままならない。
2回目とは比べ物にならない痛みに襲われたのは半月経過した今でも記憶に新しい。

ゲームもできない、スマホも長時間触っていられない。
さて、どうしたものか……と悩んだ末、私はYouTubeの動画をラジオ代わりに聴くことにした。映像つきの動画を音声だけ垂れ流しにするという、少し意味の分からない行動だ。
無論、動画を選り好みしている余裕もないので、もう流れるままに流し続けた。
広告なし、バックグラウンド再生なYouTubeプレミアム会員なら無限再生が出来てしまうのだ。広告の無い世界、最高!
そんな無法地帯で数多く流れてきたのがにじさんじ所属のライバーさんたちの動画だった。

Vtuberとにじさんじ

私はVtuberという存在をよく知らなかった。
知らなさ過ぎて「Vtuber=にじさんじ……?」と思っていたのだが、ではいつも見ている原神の配信者で2Dモデルがある方々はにじさんじなのか?と己に問い掛けて「なんか違う気がする……」と漠然としていた。じゃあホロライブは?考えれば考えるほど頭が痛くなったが、図解すると何となく分かるようになった。

にじさんじの位置づけ(私調べ)

にじさんじは事務所みたいなものだった。
正確に言うとANYCOLOR株式会社という開発している「にじさんじ」というアプリのことであり、そのアプリを使ってるバーチャルライバーたちの集団を指すらしい。
簡単に考えるなら、アイドル業界におけるジャニーズ事務所のように、Vtuber業界におけるにじさんじ、ホロライブってことでよろしいでしょうか!?というのが現状の結論だ。
※ニュアンスで掴んでるから不快な人がいたら申し訳ない。

私のなかでの定義付けはここまでにして、そんなにじさんじの方々の動画をいっぱい見た、意識朦朧としながら。

事前に知っていたこと

にじさんじが何かすら分からなかった私だが、それでも彼らの知名度は凄まじく、ぼんやりと知っていた方々はいる。
下記がにじさんじの動画を本格的に見る前に知っていた人/見たことある動画だ。

  • 叶さん、鷹宮リオンさん、郡道さん 
    原神やってる人(サムネで見たことある)

  • アンジュさん 初めて見たにじさんじの動画

  • 葛葉さん 一番笑ったにじさんじの切り抜き

  • 剣持さん FAメッチャ流れて来る

  • 月ノ美兎さん 学級委員長JKなイメージ

  • 長尾さん 顔がメチャクチャ好き

  • レオスさん 友人の推し

以上。
にじさんじ知らない!という割にはにじさんじが私の生活にかなり介入していた気がする。今思い返してみるとそう思う。

私のなかでの定義付けはここまでにして、いよいよ本題に入ろうと思う。

熱が出ているときに見る夢

ぼんやりとした認識と激ヤバな体調のまま、私は延々とにじさんじのライバーさんたちの動画を流し続けた。
最初は社築さん黛灰さんなどの配信が流れていた気がする。熱を出して寝込んでいて、何度も寝落ちしていて正直記憶は曖昧だ。それでもFire TVを通して動画は流れ続けた。なぜなら私が止める気力すらなかったからだ。

何度目の寝落ちだっただろうか。発熱と体の痛みはピークを迎え、それでも用を足したいがために動かなければならない。
そんな時だった。
ふと画面を見ると、石油王が温泉に入っていた――かと思えば劇場版まどかマギカ叛逆の物語のパチスロを打ち始めた。

「なんだこれ……」
それは心の中の声だったのか、それとも実際に出た声だったのか。勿論、その時の記憶はない。

正直に言ってしまうと、その配信に心惹かれたわけでも心を奪われたわけでもない。
イブラヒムさん自身や配信の内容がつまらなかったわけではなく、様々なインパクトをあの絶不調時に受けたことが記憶として体に刻まれてしまったのだ。
もう、知らなかった頃には戻れない―—引き返すならこの時だったのだと、書きながらそう思っている。
しかし、好奇心に適うものなし。これ!と決めたら一直線に走るのが大好きな私の『癖』が出てしまった。

目が覚めて体調が回復した私は、何かに憑りつかれたようににじさんじの動画を見始めた。
理由は分からない。
強いて言えば、少しずつ開かれていた扉がイブラヒムさんの件の動画により無理矢理こじ開けられたのかもしない。
理由は誰にも分からない。それでも私は今日もにじさんじの配信を見ている。

気になるにじさんじライバー

体調もすっかり回復した私は、手当たり次第に配信やアーカイブを漁ることを止めた。
気になるな~と思った色んなライバーさんのアーカイブを拝見して、特に気になる!という方を何名か見つけた。

2022年5月の私のにじさんじライバー視聴比率

不破さん、アクシアさん、葛葉さん。
私は現在、この御三方の動画や配信を主に見ている。

今回はその御三方が気になっている理由でも記そうと思う。いや、気になっているのではない。勉強させて頂いているのだ。

不破湊さん

バーチャルホストの方。

今日日、「適当」という言葉の多様性は肥大化している。不破さんは適当をマルチに使いこなすのが上手い方だな~という印象がある。
考えられているようないないような適当さが私は好きだな~と感じるし、そこから派生する人当たりの良さも魅力的だな~と思う。色んな方とお喋りしていて、「いつもの」良さを見せながら、他人との接触によって伺える「違った」良さを見せれる人はそう多くないのではないだろうか。
しっかりとした自分を持っているけど、他人に共感しすぎたり、感情移入しすぎたりしない。それが私の中の不破さんのイメージだ。
私自身が過度な丁寧さや誠実さといった対応に疲れてしまう質なので、そういう意味でも不破さんの適当さとゆる~っとした声のトーンや喋り方は聞いていて心地良い。
あとスプラトゥーンがメチャクチャ上手くてカッコイイ。(脚早い男子カッコイイの理論展開)

【求】香水再販

アクシア・クローネさん

機動戦士ガンダム00の刹那・F・セイエイに少年兵の性癖を植え付けられた皆さま~~!?
おれだーーーーっ!
そんなわけでウッカリ一目惚れしたのがアクシアさん。そう、彼を知ったきっかけはかなり邪なものだった。
どうやら調べたところ、彼は2021年デビューというにじさんじ内でも比較的新人の方なのだとか。

機動歩兵部隊「スローンズ」のパイロット。
稼いだ金は貧しい人のために使っていて、常に金欠。

にじさんじ 公式紹介文」より抜粋

アクシアさんは22歳だそうだが、年齢が変わらないらしい。
永遠の22歳のパイロット? それはもう少年兵永久機関(=美少年回転寿司)じゃん……………………………………………。

私の気持ち悪い性癖はここまでにして、アクシアさんに惹かれたきっかけはスプラトゥーンの切り抜き動画だ。

にじさんじ内でのスプラトゥーン大会に参加していた彼だが、彼のチームは惜しくも優勝チームに敗北してしまった。その時に彼はほんの一瞬悔しさを見せたのだが、一瞬で切り替えてチームメイトを励ます言葉を投げ続けた。彼がチーム内で一番後輩だったからかもしれないが、落ち込んでいる人に言葉を投げるのは中々難しいと思っている私は、まずその姿に凄いなあと漠然とした感想を抱いた。
チームメイトの通話がいったん終わって一人になった瞬間、彼は悔しさを露わにした。自分の未熟さを悔しがっていたのだ。この時、私は「ああ、いいなこの人……」と心から彼に興味を持った。
そして、彼のチャンネルにあるスプラトゥーン関連のアーカイブを見始めた。まだ他のアーカイブを見れていないのでたったそれだけで彼の人となりを決めつけてはいけないのだが、少なくとも私はゲームをするアクシアさんの姿勢が凄く好きになった。
自分で自分の機嫌を取るのが上手く、後ろ向きな言葉を吐かないのだ。
ミスしても上手い人たちに囲まれてもそれを学びと称し、自身のプレイングに一喜一憂し、どんな結果であれ次へとつなげる意識をしっかりと持つ。
目の肥えた視聴者にはまだまだ拙い部分もあるかもしれないが、見慣れていない私にとってはその姿がとても眩しくあり、尊敬できるものだった。

https://youtube.com/playlist?list=PLMCAZSAicIaUwJEZG6rSGKfJ4OV3lr7a7

余談だが、ちょうどスプラトゥーンを6月から再開しようと思っていたので、彼のように楽しめるといいなあと強く思っている。

葛葉さん

Fateにおけるセイバー並にグッズ出てない?そんなイメージ。

彼に関してはご本人の配信やアーカイブというよりも切り抜きでお見掛けすることが多い。
巧みな言葉回しとワードバイオレンスが小気味よくてついつい見てしまう。
エンタメ性が高いというか、切り抜きやすいんだろうな~と彼の言行を見ていると強く感じる。
どの切り抜き見ても面白いのって普通にかなり凄い。

公式女体化という武器も持っていることに驚いたが、その経緯を知った時、彼の俗っぽさが全面に出ていてとても笑った。メチャクチャ良いと思う。

日課。正直かなりたすかる。
出勤前、退勤後、寝る前と毎日三回聴いているヒーリングミュージック。

出来メチャメチャ良くない?
普通に欲しいんだが……。

「二次」なのか「三次」なのか

にじさんじを学ぼうと思ったきっかけは、三回目ワクチン接種の副反応のおかげ(?)だったのだが、実はワクチン接種したその日、友人ととある会話をした。

「Vtuberってどういう定義付けをすればいいか難しいよね」

その時の話を要約するとその一言に尽きると思う。
にじさんじのライバーにはそれぞれ「設定」が存在する。その設定に準じた彼らは「キャラクター」なのか「人間」なのか。
学んでいる今でも正直、よく分かっていないし、自分の中でも解決しようとも思わない。
私が惹かれるライバーの傾向はそのライバーの「考え方」や「立ち振る舞い」なのだが、それをキャラクターとして噛み砕いているのか、人間として噛み砕いているのか。

キャラクターとして定義するにも、人間として定義するにも、あまりにVtuberという存在は良くも悪くも世界に消費され続けるので、どちらにしたってグロテスクな要素は隠し切れない。
そんな世界を彼らは生きている。

にじさんじというプロジェクト名は言い得て妙だと思う。
彼らは二次元に生きているのか、三次元に生きているのか。
これはVtuber――少なくとも、にじさんじに関わる人にとって、永遠の課題なのではないだろうか。

そんな世迷言を抱きながら、今日も私は彼らを知っていく。
これもまた、消費の一つなのだろう。

アクスタなんてなんぼあってもええですからね
不破さん、在庫なしです!
ボイス初買い

ジュンブラ湊、良すぎるだろうがよ………………………ホストが幸せになれると思うなよ!という感情が芽生えるからやめてくれ。末永く幸せに……(?)

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