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サイレントマジョリティ

みなさん、お疲れさまです。すっしーです。

今日質問を募集したストーリーズでこんなのがありました。

これを見た時に、最初は

「わたしなんかがこのメッセージをくれた方の、お役に立てるような言葉を言えるのだろうか」

と思ってしまった。


というのも、わたしは4年制大学を出ていない。

アメリカに留学したけど、最終学歴は短大卒だし、職業に至っては、正社員経験0。

25年間フリーターとして、のほほんと全ての責任から逃れ、じぶんの気の向くままに生きてきた、根っからの自由人なのである。


就活も就職も経験していないような人が、

「わたしだったら迷わずワーホリに行きます!!就職は帰国してからできます!」

なーんて言っても、なんか薄っぺらい、ググればでできそうな、ありふれたアドバイスにしかならない。


この質問者さんが抱える不安や迷い、決断に渋ってしまう気持ちを、わたしは100%は理解することができない。


でもこの質問者さんの「背中を押す」という意味でひとつ言えることがあるとすれば、

「迷っている理由が、じぶん以外の誰かが原因、なのであれば勇気を出してワーホリに来るのがいいと思う」

ということ。


「せっかく4年制の大学まで出してもらったのに親に申し訳ない・・・」
周りがみんな就職していくのに、置いていかれる気がする」
先輩に新卒ブランドの重要性を説かれたから」

とか。



わたしは高校卒業してすぐにアメリカの短大に留学した。

進路を決めるとき、ぎりぎりまで悩んだ。

担任の先生には日本の公立の4年制大学を進められたし、周りも進学か就職かっていう子が多かった。


推薦入学の話も出ていた。

「日本の大学に推薦で入れば、先生は嬉しいし、公立だから授業料も安くて親も安心する。周りからすごいと言われて、わたしも気分がいい。」


なんて、「日本の大学に行くこと」も一時期選択肢にはあった。


でも、なんか引っかかった。

「それでいいの?」ってもう1人のじぶんがしつこく聞いてきて、


「誰かのための、人生を生きようとしてない?」

って。


日本という同調圧力の強い国で生まれ育ったわたしたちは、自分たちが思っている以上に「みんなと一緒」であることに安心感を得る。


「みんながそうしてるなら」
「みんなそうだから」


何かを決める時にいつも周りと比べてしまう。周りの反応を気にしてしまう。


そんなみんなの顔色を伺う自分が嫌だった。
少しでもその他大勢と違うことをしたり、言ったりすると叩かれる日本の風潮も、自我の強いわたしには生きづらかった。


わたしだって、内心怖かった。

みんなと全く違う道に行くことが。


でも、わたしは誰かが引いたレールの上を走る、おもちゃの機関車トーマスみたいな人生はいやだ。


自分の人生のレールは自分で引きたい。
自分の人生なのに、他人に決められたくない。

不安や恐怖よりも、そういう思いの方が強かった。


欅坂46の「サイレントマジョリティー」という歌にこういう歌詞がある。

人が溢れた交差点を
どこへ行く?(押し流され)
似たような服を着て
似たような表情で...

欅坂46 サイレントマジョリティ


この歌の歌詞を見ていると、日本の闇が見える。

「人と違うことを、生き方を、考えを、恐れてしまう」

というか、むしろ、それが「当たり前」だからそのことに疑いもしないのかもしれない。



「みんなと違う」は孤独だ。

めちゃくちゃ孤独で、出口のないトンネルを歩いているみたいだ。


だけど、その先に何があるかなんて、その「みんな」は知らない。



「自分を信じて、自分の道を突き進むしかない。」

大学も出ていなくて、就職もしたことないわたしには、これしか言えない。


だって、自分の人生の責任は自分以外にだれがとってくれるの?

いいことも、悪いことも、楽しいことも、辛いこともぜんぶ。
起こったことぜんぶが自分の責任。

楽ではないよ。

だけど、物語のストーリーが全部わかっちゃってる小説なんて、面白くないじゃない?


君は君らしくやりたいことをやるだけさ
One of themに成り下がるな
ここにいる人の数だけ道はある
自分の夢の方に歩けばいい
見栄やプライドの鎖に繋がれたような
つまらない大人は置いて行け
さあ未来は君たちのためにある
No!と言いなよ!
サイレントマジョリティー

サイレントマジョリティ (欅坂46)


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それでは、また。


すっしー




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