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タイミングはくる。必ず。

最近、フォロワーさんからこんなメッセージをいただきました。


これを読んだときに、

「うわあああああ、3年前のわたしと一緒じゃーん!」

とすっごく共感しました。

わたしも来たばかりで知り合いも誰もいない人口2500人の小さな町に飛ばされて(自分で選んだんだろ)

もちろん、友だちが欲しくて他のオーペアの子と遊びに行ったりするものの、周りは18歳の若いギャルみたいな子たちばっかりでした。

「わたしが好きだった人と、リリーが寝たのよ!(一夜を共にしたということ)親友だと思ってたのに!!」

なんていう話ばっかり。

わたしはそんな女子のゴタゴタは高校で卒業したのだ。

そんなめんどくさい人間関係のいざこざに巻き込まれるために、オーストラリアに来たのではない。

と、彼らとは相性が合わず、というか自分自身も特に合わせる努力もせず。

結局2~3回遊んでそこからはわたしも誘わないし、もちろん向こうからも誘われることはなかった。


別のオーペアの子と遊びに行ったけど、その子はスコットランド出身で、まあ英語の訛りがひどかった。

すごくいい子だったのに、彼女の言ってることの半分しか理解できず、会話が噛み合わなくてしんどかった。

その子と遊ぶ時はいつも「字幕をつけてくれ」と思わずにはいられないくらいだった。


人口2500人の小さい町だったので、もちろんミートアップなんていうイベントもなく、お酒もあまり飲めないわたしはなんとなく孤立していった。


そんなわたしの一番の友だちは日記だった。


とにかく日々の辛かったことを、1冊のノートに書いて自分の気持ちを整理していった。


ルールはなし。毎日書いても書かなくても、1日に2ページ書いても、3行しか書かなくてもいい。

そんなズボラで自分に甘々ルールだったので、日記は続いた。


特に子どもが言うことを全く聞いてくれない時や、ホストマザーがサイコパスだな、と思った瞬間に「くっそ腹たつ!マジこの家おかしい!」なんて書いてた。


日記を書くと気持ちがすっきりした。

たまに1ヶ月前の日記を読み返して「この時よりかは自分は成長している」「この時よりかは状況がまし」っていう部分を見つけて自分を奮い立たせるのに使った。


海が家の近くなのもよかった。

歩いて2分でビーチに着けたし、よく1人で散歩に出かけた。

早朝は太陽が水平線から登っていくのをみながら、近くのコーヒー屋で買ったコーヒーとビスケットをかじってぼーっとしているのが好きだった。


夕方は海でビールを飲みながらビーチでチルしてる老夫婦を横目に、

「ああ、こういうのいいなあ」

なんて思いながらSPiCYSOLのCoralを聴くのが好きだった。


海を見ていると、自分の悩みがすごくすごくちっぽけなものに思えた。

海と自分の悩みなんて、比べる対象が「わたしとチョコレートのどっちが好きなの?」くらい馬鹿げたものかもしれない。

でも、それでも、わたしは勇気づけられた。

「また明日もがんばろう」って思えた。


日記と海を見てぼーっとしている時間のおかげで、わたしは「自分自身が一番の親友になった」

自分の弱み、強み、やりたいこと、夢を深く知れた。

時には自分を叱り、励まし、甘えさせて。

「もっと英語力伸ばすためにできることがあるよ!」
「いや、自分は十分がんばってるんだから、今月は新しいお洋服を買ってもいいよ」

なんて、親友のように自分と付き合った。


そしたらある日、ホストマザーが「あなたと仲良くなれそうな子がいる」と仕事場の後輩を紹介してくれた。

彼女と初めて会って公園で話した時、ピン!ときた。

フィーリングや価値観がものすごく合って、一緒にいると心地よかった。

その子とは、その子が町を引っ越すまでの4ヶ月間、たくさんの時間を過ごした。


あの時、焦って興味もないのに無理やり「えーリリー最低!ビッチじゃん!」なんて若いギャルの子の会話に入らなくてよかった。

ちゃんと自分の気持ちに正直でいてよかった。

だってもう、わたしは14歳の「クラスのみんなから好かれたかったわたし」じゃない。

みんなと、友だちにはなれないし、ならなくていい。



このメッセージを送ってくれた人にわたしから言えることはひとつ。

「焦らないで大丈夫」


わたしも焦った。どんどん孤立していくのが怖かったし、寂しかった。

「自分は価値のない人間なんじゃないか」って思ってしまうくらい、落ち込んだ日もあった。


でも、タイミングはくる。必ずくる。

今がそのタイミングじゃないだけで。


だからそのタイミングが来るまでの間に、今できることを一つ、一つしていくのがいいと思う。


わたしの場合は「自分ととことん向き合うこと」だった。

仕事や家を見つけて生活を整えるのも一つだし、友だちになりたい人にあった時に使えそうな英語フレーズを100個覚えるのもいい。


せっかく日本でのせかせかした日常を抜け出して、のんびりスタイルのオーストラリアにやってきたんだから。

オーストラリアでの生活を楽しまないと、もったいない。


外へ出かけて、おしゃれなカフェに入って、本を読んでもいい(もちろん読んだフリでも)

または少しバスで遠出して、オーストラリアの海を見にいくのもいい。


そうやって日々じぶんがオーストラリアでやってみたかったことをやっていくうちに、知り合いが増えて、友だちができて、親友ができる。


もちろん、英語力やコミュニケーション力は鍛えないといけないけど。


だから、いまできることを、毎日丁寧にこなしていってほしい。

そして、「みんなから好かれる必要なんてない」ってことを自分に言い聞かせてほしい。


それでも、もしも、どうしても辛くなったら、「日本に帰ればいいや」っていう選択肢も忘れないで。

心が病んでまで、オーストラリアにいる必要はない。(わたしは鬱手前だった)


このメッセージを送ってくれたフォロワーさんが1年後、

「わたしのワーホリ生活まじで最高だったー!!」

と言えますように。応援してます!


すっしー







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