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ありのままの自分を見つけるには

先日フォロワーさんからこんなメッセージをいただきました↓

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これを読んだ時に

「え?なんで??なんで恥ずかしいの?」

って純粋に思ってしまった。

(ホームシック対処法については、泣くだけ泣いてスッキリしたら美味しいものを食べるように、とアドバイスさせていただきました)


わたしがこのメッセージをもらって、違和感を感じたのはこの


男だから〜

女だから〜


っていう部分。


別にわたしはフェミニストでもなんでもないんだけど、こうゆう考え方がまだフツーなところが、「日本が生きづらい」と感じる原因のひとつなのかもしれない、と思った。


海外に出ると、日本との文化の違いや、日本では当たり前だと思っていたことが、そうではないんだ、ということに気づく。


わたし自身、初めて海外に長期で滞在したときの目標が「英語力を高めること」だったけど、今思い返してみると、「当たり前が、当たり前ではない」ということを知れたことが、海外に出たことの一番の財産だったと思う。


日本に住んでいたら気づきもしなかった、「日本の常識」を海外に出て、外から日本を眺めたときに、自分の固定観念がいい意味でぶっ壊れたことはよかった。


「絶対に就職しなきゃいけない」

「専攻したものに関連のある仕事に就かないといけない」

「25歳までに結婚しなきゃいけない」

「子どもを絶対に産まなきゃいけない」

「家事は女が率先してしないといけない」



こういう、「〜しなきゃいけない」は、果たしてどこからやってきたのか?


本当にそうなのか?

誰が決めたのか?


こうやって疑問に思って、考える


自分の固定観念を疑ってみる。


わたしは海外にでて、それができた。



アメリカの大学ではクラスメイト、と言っても下は17歳から上は65歳まで、年齢も性別も職業もバラバラの人たちが学んでいた。


これはわたしにとっては衝撃的だった。


あと、アメリカやオーストラリアに住んで多種多様な家族の形を見てきた。

わたしが仲良くしてもらってたアメリカ人の老夫婦は、実子が3人、養子で韓国から2人受け入れ、計5人の子どもがいた。


わたしが今働いているカフェの常連さんには、レズビアンのカップルで一緒に子どもを育てている人たちがいる。

さらにオーストラリアでは特に、籍を入れない事実婚という形で何十年も一緒にいるのに結婚していない男女の関係も非常によくみる。



こういう、日本では珍しいものやこと、関係性などを海外に出ることによってたくさん自分の目で見てきた。


それによってわたしは、ものすごく生きやすくなった。


自分がのびのびと、好きなように自分の人生を生きることが許されている、と感じることができたのは、海外に出てからだ。


今、日本で「なぜこうでなければならないんだろう」と少しでも疑問を持っている人は、海外に出て住んでみるといろんなことに気づくと思う。


「外から自分の生まれ育った国を客観的にみる」


ということは、海外に出て、実際に住んでみた人にしかできない。



少しトピックがずれたので、フォロワーさんからもらったメッセージの内容に戻す。


わたしのパートナーは本当によく泣く。

わたしよりもすぐ泣く。

わたしが2ヶ月記念の時にサプライズであげた手紙を読みながら、泣いていたのをみて


「この人はなんて繊細な心の持ち主なんだろう」


と感心した。


男性でそこまで繊細な人に、今まで出会ったことがなかった。

というか、わたしが出会った男の人はみんな我慢していたのかもしれない。

本当は泣きたいのに、弱音を吐きたいのに。


「男なんだから泣くな」


そういうふうに言われ、育った男の子は

泣くこと=恥ずかしいこと

だと思ってしまい、なかなか感情を表に出せなくなってしまう。


わたしも


「女は奥ゆかしいのがいい」


なんていう古い日本の常識のせいで、なかなか自分の意見を言えずにいたことがある。


「女なんだから、でしゃばるな」


中学の時に、本当は学級委員になりたかったのに、クラスメイトの男子にそう言われて、結局わたしは立候補しなかった。



そうやって、社会の「こうあるべき」に縛られたわたし達は、

本当の自分を出せずに、苦しんで、でもそれに慣れてしまい、時間が経つにつれて感覚が麻痺って「どれがありのままの自分なのか」がわからなくなってしまう。


そんな社会、いやだ。


もし今の日本で、「なんか合わない」「なんか生きづらい」と思っている人がいれば、今すぐにでもパスポートをとって日本を飛び出してみてほしい。


日本のパスポートは世界最強なのに、人口の4分の1しかそのパスポートを持っていないなんて、宝の持ち腐れだ。


せっかくある武器は使った方がいいに決まってる。


日本は私たちが思っている以上に狭い。


そんな日本を飛び出してみると、

「いかに自分が狭い場所で生きてきたのか」がわかるから面白い。


そうやって数々のカルチャーショックを経験するうちに、「忘れてしまっていた本当の自分」を徐々に取り戻していける。


そうやって海外に飛び出す日本人が増えてほしい。

「生きづらい」「しんどい」と死んだ魚の目をしながら、満員電車に乗るような大人が少しでも減ると、日本の未来に希望が持てる。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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すっしー













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